
小林敬の現在はセミナーやアドバイザー?自己破産のその後
小林敬はかつてマネーの虎に出演した経験のある実業家です。しかし会社が経営破綻し自己破産。現在はセミナー講師やアドバイザーとして活躍しています。この記事では小林敬の現在や年収・資産、堀之内九一郎、南原竜樹といったマネーの虎出演者のその後についてまとめていきます。
目次
[表示]マネーの虎・小林敬のその後、現在は?
小林敬はかつて創作料理界を牽引し、マネーの虎にも出演している人物です。小林敬は現在何をしているのでしょうか?小林敬の現在についてまとめました。
2005年、「キャスビレッジ」をプロデュースするも半年で経営破綻
小林敬は2005年に長崎オランダ村の跡地を利用し、「食」のテーマパーク「キャスビレッジ」をプロデュースします。
さらにその親会社「CASジャパン」の代表取締役に就任します。
しかし、半年で経営破綻。キャスビレッジは閉鎖されました。
小林敬は約20億円の負債を背負い自己破産へ
キャスビレッジが経営破綻したことで小林敬は約20億円の借金を背負い自己破産しました。
小林敬は2006年に調理師学校の設立を予定していましたが自己破産により、1年延期されます。
小林敬の小林事務所も飲食フランチャイズ企業「ヴァスフードサービス」に移管されることとなりました。
その後様々な会社の役員に就任するも退任
2005年にCASジャパンの代表取締役に就任した小林敬。
その後2008年にシダックスの執行役員に就任しますが2009年に退任。さらにジャパンフードシステムズの社長に就任しますがすぐに退任。
2013年にはテンポスバスターズ取締役商品部統括本部長に就任しますが翌年には退任しています。
現在ではセミナーの講師やBPSという会社のアドバイザーに就任
一度は多額の負債を背負い、自己破産まで経験した小林敬ですが、現在はセミナーの講師として活躍しているそうです。
主に「人材に悩まない店舗運営」をテーマにセミナーを開催しているそうです。
また外食産業のコンサルティングを請け負う会社「BPS」のアドバイザーにも就任しています。
2017年10月にはバイキングレストランを開業するも閉店
2017年10月、小林敬はバイキングレストラン「樂’s KITCHEN」をオープンさせます。
京風の創作料理を中心にディナータイムには50種類以上の料理が楽しめるレストランです。
しかしこの「樂’s KITCHEN」ですが、オープンして数か月で閉店してしまいました。
ブログの更新は止まっている
小林敬は自身のブログを運営していました。
ブログの内容は自らの経営理念や家族・子供などのプライベートなことまで書かれていました。
しかしそんな小林敬のブログは2011年9月29日にセミナーの告知をして以来更新されていません。
小林敬の年収や資産は?
多額の借金により自己破産した小林敬ですがセミナー講師、アドバイザーとして復活しました。そんな小林敬の現在の年収や資産はどれほどのものなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
一時は年商56億円を叩き出した小林敬
かつて小林敬は創作料理フランチャイズを数多く経営していた人物でした。
その年商は56億円に上ることもあったそうです。
現在はセミナーやプロデュース業で生活?その資産は?
小林敬は現在セミナーを開催したり、BPSのアドバイザー、プロデュース業で生計を立てているようです。
56億円の売り上げを出している頃に比べたら年収は減っていますが、生活できるだけの年収・資産はあるようです。
ちなみにセミナーは3000円で参加できます。営業利益を格段にアップさせる方法やマネーの虎の裏話などその内容は盛りだくさんです。
小林敬の家族の現在は?
小林敬には妻と子供がいます。その日常の様子をブログに書き綴っています小林敬の家族は現在どうしているのでしょうか?詳しくまとめていきます。
ブログから妻や子供との様子がわかる?
小林敬が運営しているブログには家族の仲睦まじい様子が書かれていました。
また自己改革しない社員に対しては降格・減給処分とするなど厳しい判断を下す一方、処分を受けた社員の家族に向けて手紙を書くなど配慮をしていたことも書かれています。
小林敬以外のマネーの虎の現在は?
マネーの虎に出演したのは小林敬だけではなく堀之内九一郎、南原竜樹などの敏腕起業家が出演していました。彼らは現在どうしているのでしょうか?出演者の現在についてまとめました。
堀之内九一郎は2013年に生活創庫が倒産
堀之内九一郎とは当時日本では珍しいリサイクルショップを展開し、一躍莫大な富を築いた人物です。
堀之内九一郎は1988年リサイクルショップ「生活創庫」を開業。これが見事ヒットし1992年に法人化し株式会社「生活創庫」の代表取締役に就任します。その後マネーの虎にも出演。
経営は順調に見えましたが、近年のメルカリやヤフオクなどの台頭によって売り上げは激減。ついに2013年、生活創庫は倒産し、約15億円の負債を抱えました。
南原竜樹はMGローバーが経営破たんでホームレス状態になるも復活
南原竜樹は「エーティーワンダイレクト株式会社」をはじめとした数々の会社や事業を立ち上げた人物で、その年商はピーク時で55億円にも上ります。この功績が認められマネーの虎にも出演します。
しかし南原竜樹が経営する「MGローバー」が経営破綻で100億円もの負債を背負ってしまいます。当時はほぼホームレス状態で、100円のおにぎりを買うにも困ったそうです。
そんな南原竜樹ですが現在は復活し、また事業を立ち上げているようです。さらに経営も順風満帆らしくゴルフに行ったり、世界中を旅したりという様子が自身のTwitterでアップされています。
マネーの虎ってどんな番組?
小林敬、南原竜樹、堀之内九一郎などの大物起業家が出演していたテレビ番組「マネーの虎」。15年以上前にやっていた番組なので知らない人もいることでしょう。マネーの虎について詳しく説明します。
マネーの虎の概要
「マネーの虎」は2001年10月から2004年3月まで日本テレビで放送されていた番組です。
起業家である一般人が小林敬などの大物起業家審査員相手に自分の事業をプレゼンし、支持されれば審査員たちから出資してもらえるという番組でした。
番組が終了すると「Dragon’s Den」など同じような内容の番組が世界各国で放送されました。
マネーの虎の基本ルールは?
マネーの虎の基本ルールは起業家のプレゼンをみて「マネーの虎」である大物起業家審査員が出資するかしないかを決めるといったものです。
審査員たちの出資額が起業家の希望額に達すると「マネー成立」となり出資が受けられます。逆に希望額に一円でも届かなければ「マネー不成立」となり一切の出資を受けることができません。
またマネー成立となってもプレゼンの中に嘘が発覚したり、売り上げのノルマに届くことができなければ「ノーマネー」という成立無効状態になります。
番組史上最高希望額は?最小希望額は?
基本的に審査員の出資額、起業家の希望額に上限は定められてはいません。
番組史上最高希望額を提示したのは中華料理のフランチャイズ展開を希望する起業家で1億円。最小希望金額は新スタイルのおにぎりやの開店を希望する起業家で180万円でした。
ちなみに実際にマネー成立となった案件での最高金額は井出らっきょの2270万円でした。さらに投資額が一番多かった審査員は高橋がなりでその額は7724万円にも上りました。
プレゼンが甘いと暴言や罵声など批判されることも
起業家はプレゼンが甘かったり、嘘が一つでも発覚すると審査員たちから激しい批判を受けました。時には審査員が帰ってしまうこと。
暴言を吐いていたのは主に小林敬でしたが、準レギュラーの南原竜樹も時々暴言を吐くこともありました。その後、暴言は激化し人格否定や屈辱的な言葉を浴びせるなどより過激なものになっていきます。
またあまりにも出資を希望する起業家のレベルが低く、堀之内九一郎は「希望者もある程度絞ったほうがいい。ルールをしっかりしなければ降りる」とスタッフに告げたというエピソードもあります。
マネーの虎にはどんな起業家がいた?
マネーの虎には審査員として凄腕起業家や社長が多数出演していました。小林敬もその一人です。ではそのほかにはどのような人物がいたのでしょうか?何人かご紹介します。
加藤和也
マネーの虎放送開始から番組終了までレギュラーとして出演し続けた人物です。
株式会社ひばりプロダクション、藤和エンタープライズ代表取締役社長を務めています。大物歌手美空ひばりの養子であり、美空ひばりから溺愛されました。
マネーの虎では幾度か出資するシーンが見られ、そのうち出資したイタリア料理店は成功を収めています。しかし2019年現在ではすべての店舗が閉店しています。
高橋がなり
大手アダルトコンテンツ配信企業「ソフト・オン・デマンド」の創業者であり、国立ファーム有限会社の代表取締役を務める人物です。加藤和也と同様番組に最後までレギュラー審査員として出演しています。
元々はテレビ制作会社でディレクター業務などをしていました。ディレクター時代の師匠・テリー伊藤の出資を受け1995年にSODを創業。その後は順調に売り上げを伸ばし、大企業へと成長しました。
マネーの虎で出資した人数は最多で12人もの起業家に投資をしてきました。2003年に番組内で「もっと小さなことをやりたい」と語り、2005年にはSODの役職を辞任。メディアにも顔を出さなくなりました。
愛田武
愛田観光株式会社元代表取締役社長、歌舞伎町ホストクラブ協力会初代会長などの経歴を持つ人物です。マネーの虎には準レギュラーとして番組初期に出演していました。
元々はホストとして名をはせ、歌舞伎町ホストクラブ協力会初代会長にまで上り詰めました。
数々の店をプロデュースしましたが2011年に脳梗塞で倒れ、認知症を患いました。2014年には愛田観光株式会社の役職を降り、2018年10月に亡くなりました。
文野直樹
飲食プロデュース業を請け負う株式会社イートアンドの代表取締役を務める人物です。父親がラーメンチェーン店「大阪王将」を経営しており、引き継ぎます。
その後、中華料理チェーン「大阪王将」、ラーメンチェーン「よってこや」、カフェ「コートロザリアン」などを展開しその実力を発揮します。
マネーの虎には深夜時代から準レギュラーとして出演していましたが一度も出資することはなく、2003年のリニューアル前に番組を降板しました。
人生の酸いも甘いも知っている
ここまで小林敬の現在や年収・資産、家族、小林敬以外のマネーの虎出演者の現在などについてまとめてきました。
一時期は年収56億円まで上り詰めましたが、会社が経営破綻しそこから一転20億円の負債を背負うことになります。さらにその後事業を展開しますがことごとく失敗。
現在小林敬はそんな自身の経験を生かしてセミナー講師やアドバイザーとして活躍しています。人生の絶頂とどん底を味わった小林敬だからこそ伝えられることがあるのでしょう。