ゴーストタウンは日本でも存在する?要因は?ランキングで紹介!

日本には『ゴーストタウン』がどのくらい存在するのかご存知でしょうか?軍艦島はとても有名ですよね。今回は日本に存在するゴーストタウンをランキング形式でまとめてみました。ゴーストタウンを題材にした映画もあるようです。それでは早速見ていきましょう。

ゴーストタウンとは?

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そもそもゴーストタウンとは何でしょうか?

ゴーストタウン(英語: Ghost town)とは、何らかの理由により住人が退去して無人となり、住居していたことを示す建物や痕跡のみが残されている場所のこと。英語で亡霊の町(ぼうれいのまち)、幽霊の町(ゆうれいのまち)とも呼ばれる。

(引用:Wikipedia|ゴーストタウン)

ゴーストタウンの多くは金や銀などの鉱山跡地などの近隣にあり、鉱物が掘り尽くされたのちに採掘者たちが生活するキャンプ地が不要になりゴーストタウン化してしまうことが多いようです。

ゴーストタウンが映画の舞台になる?

近年、ゴーストタウンを補正して映画のセットに利用したり、観光地にしたりなど再活用する動きが多いようです。

世界の有名なゴーストタウン

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では、世界のゴーストタウンを見ていきましょう。

ダロル(エチオピア)

かつて、岩塩とカリ岩塩に採鉱で賑わった町でした。しかし辺ぴな場所にあったため移動コストなど採算が合わずに徐々に人口が減少し1960年には無人となりました。

移動手段にはラクダが使われていたそうです。

キランバ新都市(アンゴラ)

アンゴラの首都ルアンダより約30キロ程の場所にあるのが、中国の投資会社が建設した大型衛星都市のキランバ新都市です。

延床面積54㎢の広大な土地に、35億ドルの資金を投じて750棟のカラフルなアパートやショッピングモール、映画館などが僅か3年で建設されました。

しかしアンゴラは物価が高く、年収数十万以下で生活している人が多いアフリカでは1部屋2000万のマンションは到底購入することはできず現在は空き家率99.6%となっています。

コールマンスコップ(ナミビア)

1908年に建設された炭坑町です。ダイヤモンドを採掘していましたが第二次世界大戦後にダイヤモンドの価格急落により鉱山会社が撤退し1956年にゴーストタウンとなりました。

全盛期には病院や学校、カジノなんかもあったそうです。

タワルガ(リビア)

2011年、リビア内線が激化してきたため政府から住民に強制移住が言い渡されました。そのため約25000人の住民は他の町へと移住しゴーストタウンとなりました。

セントラリア(アメリカ・ペンシルべニア州)

19世紀後半から石炭鉱業によって栄えた町です。しかし、1962年に起こった坑内火災の影響で地下水が沸騰し煙や有毒ガスと共に地表に噴出するようになります。

住民の健康への悪影響が懸念され、連邦政府から住民へ立ち退き料が支払われ住民はセントラリアを去りました。消火するには莫大な費用が掛かる上に技術面でも課題が多いため消火活動は断念しました。

現在は多くの家屋など建物は取り壊され新地になっていますが、坑内は未だに燃えていて自然消火されるには数百年以上かかると言われています。

ピラミデン(ノルウェー)

ピラミデンはノルウェー領スバルバル諸島スピッツベルゲン島にあり、1927年にソビエト連邦がこの島の炭鉱を買収しました。本格的に採掘作業が行われるようになったのは第二次世界大戦後の1956年頃からです。

当時はロシア人1200人ほどが生活しており、ビルや学校、病院、サッカー場なども建設されていました。市民センターの前にはロシア革命の指導者ラウジーミル・レーニンの胸像が今でも残っています。

しかし炭鉱業は徐々に衰退し1998年に完全に放棄されました。現在はロシアの企業が所有し、建物の状態も良いためタイムスリップした感覚が味わえると話題になり訪れる観光客が増えているそうです。

プリピャチ(ロシア)

1986年4月26日、チェルノブイリ原発の4号炉の爆発事故が発生し、町には放射能が降り注ぎました。住人約35万人が立ち退きを余儀なくされ一夜にしてゴーストタウンになりました。

今でも立ち入りは禁止され、世界でも有名なゴーストタウンとなっています。

ボディ(アメリカ・カリフォルニア州)

1876年、金の鉱脈が発見され、鉱山町として栄えました。

ゴールドラッシュ全盛期には人口1万人を超え、水力発電により電気も通っていたそうです。

しかし、20世紀に入り金が掘り尽くされると急激に衰退していき、やがてゴーストタウンとなりました。

日本のゴーストタウンのランキング60選!【1位~20位】

それでは日本のゴーストタウンをランキング式で見ていきましょう。

1位:長崎県の端島炭鉱「軍艦島」

国内のゴーストタウンと言えばこちらを思い浮かべる方が多いでしょうか。知る人ぞ知る「軍艦島」です。日本を代表するゴーストタウンではないでしょうか?

歴史は古く江戸時代後期に石炭が発見され、明治23年に本格的に海底炭坑から採掘が開始されました。良質な石炭が取れたそうです。最盛期には5200人もの人が住み、世界一の人口密度とも言われました。

当時の最先端の技術と都市機能を持った炭鉱都市の軍艦島ですが、エネルギー政策によって石炭に変わって石油が使われるようになり徐々に衰退し、昭和49年1月15日に閉山しました。

軍艦島はゴーストタウンだったが世界遺産にもなった!

正式には端島(はしま)と言いますが、島のシルエットが軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。

2015年7月に「明治日本の産業革命遺産である製鉄・製銅、造船、石炭産業」という遺産の構成資産の1つとして世界遺産に登録されました。

世界遺産とは?

世界遺産に選ばれるには、「人類共通の遺産」であることが認められなければなりません。

世界遺産には大きく分けて3つあります。「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」です。

人類共通の遺産として認められた軍艦島は普遍的な価値を持った建物として「文化遺産」になります。他にも原爆ドームや富岡製糸所などが文化遺産となっています。

2位:栃木県の足尾銅山

400年の歴史を持つ足尾銅山(あしおどうざん)です。江戸時代の通貨「寛永通宝」の鋳造されたこともあります。

20世紀初頭には日本の銅産出量の40%を占めていたそうですが、鉱山開発と製錬事業の発展の裏で製錬工場から出る煙の大気汚染など鉱毒被害により1973年に2月28日をもって閉山しました。

現在は銅山の一部が一般公開され、当時の辛く厳しい鉱石採掘の様子が年代ごとにリアルな人形で再現されている様子をトロッコに乗り見学できます。

3位:長崎県の旧長崎刑務所

長崎県諫早(いさはや)市にありました。明治の五大監獄の一つとして有名です。1992年まで使われていましたが、老朽化により移転することになり閉鎖されました。

2007年に一部を(正門など)を残し解体され、現在は大型商業施設になっています。

4位:岩手県の釜石鉱山

日本の近代製鉄の発祥の地とされています。1867年に開山され1993年に閉山されるまで100年以上に渡り日本の製鉄の歴史を支えてきました。

全盛期には多くの労働者で賑わい、学校、病院、映画館、住宅などが建設されました。採掘終了後は工場や住宅などの建物は殆ど取り壊され山の斜面に工場跡が僅かに残るのみとなっています。

現在は坑道から湧き出る天然弱アルカリ性鉱泉水「仙人秘水」の製造、販売を行っています。

5位:兵庫県の摩耶観光ホテル

かつて神戸市灘区の摩耶山中腹にありました。1929年(昭和4年)5月に建設が始まり、11月に営業が開始されました。

第二次世界大戦中は営業を停止していましたが、空爆被害もありましたが全改装をして営業を再開します。しかし台風の被害や経営難も重なり1967年に営業停止します。

1995年に起こった阪神淡路大震災の影響で大きな破損が多数見つかり立ち入りを禁止していました。現在は外観のみですが見学することができるようです。

6位:岩手県の田老鉱山

江戸時代末期、鉄鉱床が発見されたのが田老鉱山の始まりです。1936年に本格的な採掘作業が開始され、最盛期には4000人もの人が鉱山町で生活していました。

1971年、資源の枯渇により閉山しました。選鉱所や従業員社宅の遺構は現在でも残されています。

7位:滋賀県の甲賀ファミリーランド

1970年頃に開園された滋賀県唯一の遊園地でした。開園初期は人気の遊園地でしたが、交通の不便さが災いして徐々に客足が遠のき1985年に閉園しました。

閉園当初は遊具など撤去されずに残っていましたが、廃墟ブームにより無許可で立ち入る人が後を絶たず安全面を考慮して2008年に遊具などをすべて撤去されました。

8位:秋田県の尾去沢鉱山

尾去沢鉱山(おさりざわこうざん)は秋田県鹿角市にあった鉱山です。江戸時代から続いた鉱山で金、銀、銅、鉛、亜鉛などが取れました。

1978年に不採算と資源の枯渇により閉山されました。現在は800km続く坑道の一部や鉱山施設の見学ができ、砂金取り体験などもできるテーマパークになっています。

9位:三重県の白石鉱山

正式には「白石工業桑名工場」と言います。三重県いなべ市にありました。石灰石の採掘、炭酸カルシウムの製造を行っていました。1969年、施設の老朽化や作業の機械化に伴い操業停止になり閉山しました。

閉山後は長らく放置されていましたが、石灰粉の保管施設が「白い部屋」と言われコスプレイヤーや廃墟マニアなどの間で有名になり多くの人が訪れました。

しかし2009年に事務所跡で不審火による火災が発生、安全面を考慮した結果2012年に解体されました。

10位:神奈川県の根岸競馬場

1866年幕末の時代に横浜の外国人居留地の娯楽施設として建設されました。現在の天皇賞や皐月賞が始まった競馬場でもあります。

第二次世界大戦の激化に伴い1942年に競馬は休止、翌年の6月10日に馬場は閉鎖され、戦後はアメリカ軍に接収されましたが、1964年に馬場の一部が返還され1981年に全て変換されました。

現在は一等馬見所のみ残され、あとは老朽化のため解体されています。一等馬見所は近代化産業遺産に認定されています。

11位:福岡県の日本セメント門司事業所

浅野セメントの門司事業所として1893年に操業しました。5万4000平方メートルもの広大な敷地でした。「とっくり窯」が特徴の工場だったそうです。

しかし、燃料費の高騰などにより採算が悪化、1980年に操業を停止しました。それから28年間廃墟でしたが、老朽化が悪化してきたため2008年5月から解体作業が始まり2009年3月に全て解体されました。

廃墟マニアの間では「九州の廃墟の横綱」と呼ばれていたそうです。

12位:北海道の夕張

353億円もの赤字が発覚して2007年に財政破綻した日本で唯一の町として有名です。

元々炭鉱の町として栄えた夕張は1960年代で約11万人の住人が暮らしていましたが現在は約8000人まで激減しています。町全体が廃墟と化しているようです。

13位:東京都の渋谷・桜丘

東京都渋谷区にある桜丘町は2019年1月7日に駅周辺の再開発によって現在は封鎖されています。

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