ファラリスの雄牛が登場する漫画や映画は?実物も紹介! おもしろ

ファラリスの雄牛が登場する漫画や映画は?実物も紹介!

様々な処刑方が存在した中、ファラリスの雄牛は特に残酷と呼ばれ、知名度の高さ故度々漫画や映画にも登場します。ファラリスの雄牛は一体いかなる原理で対象を死に至らしめるのでしょうか。今回は登場した漫画やファラリスの雄牛の使用法などについて紹介します。

目次

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ファラリスの雄午とは?漫画に登場し残酷すぎると話題

Pixaline / Pixabay

漫画にも登場している処刑器具ファラリスの雄牛ですが、一体どのようなもので、どのような漫画にどのような刑で登場したのでしょうか。本項で解説して参ります。

ファラリスの雄牛とは?

ファラリスの雄牛の歴史は古く、開発は古代ギリシア時代まで遡ります。当時のシチリア島アグリジェントを支配していたファラリスの命によって作成され献上されました。

その為、作成を命じたファラリスの名を冠しており、真鍮製で名が現す通り雄々しい雄牛の姿をしています。この処刑器具は長期に渡り使用され、多くの犠牲者を出しました。

構造などについての詳細は後述致しますが、ファラリスの雄牛は対象を無残に焼き殺す処刑器具です。

漫画「たとえ灰になっても」にファラリスの雄牛登場

Gellinger / Pixabay

ヤンギガンガン誌上にて連載された「たとえ灰になっても」、2019年2月2日に作者の鬼八頭かかし先生が死去された為、残念ながら未完のまま連載終了となりました。

同作はいわゆるギャンブル漫画であり、何らかの事情で大金が必要な者たちが天使クロエルによって選ばれ、彼女の仕組んだ事件や事故によって死亡。仮初の姿を得て、素性を隠してリンボでゲームを行います。

このゲームで勝ち残れば大金を手にした状態で生き返る事が出来ますが、逆に敗北するとクロエルから罰が与えられ蘇る事は出来ません。またこの他にも、本名を知られてはいけないなどのルールが幾つか存在します。

「たとえ灰になっても」のファラリスの雄牛登場回

あらすじで紹介したルールの性質上、ゲーム(作品中ではゲェム表記)に勝ち上がろうと必死であり、ありがちな裏切り行為を行うキャラもいます。

劇中でファラリスの雄牛と犠牲になった山田もまた裏切り行為の末に敗北。ファラリスの牡牛で焼き殺されました。

またこの後にゲーム参加者は、同市内に暮らす何かしら接点のある人物が集まられた事がクロエルの口から明かされます。

漫画「嘘喰い」にもファラシスの雄牛が登場

jarmoluk / Pixabay

ヤングジャンプで連載されたギャンブル漫画「嘘喰い」、バトル漫画の一面も兼ね揃えており2006年から長期に渡って連載されました。単行本は全49巻です。

警察さえも介入できない「賭郎」は賭け事を公正に取り仕切る秘密組織です。賭郎のトップには御屋形様の呼ばれる人物が君臨しています。

伝説のギャンブラーである主人公が、トップの御屋形様を打倒し賭郎の全てを掌握する。おおまかではありますが、これが嘘食いのあらすじです。

「嘘喰い」のファラリスの雄牛登場回

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単行本では15~16巻の間に行われたストップウォッチを使用してのギャンブル。そのギャンブルの敗者に与えられるペナルティとして、ファラリスの雄牛は登場しました。

ストップウォッチを止める者、そして止めた時間を体内時計で計る者に分かれてギャンブルは行われ、回答と正解の誤差が大きいものが敗北。誤差の時間、ファラリスの雄牛で焼かれます。

主人公サイドの登場人物は見事勝利し、敗者はファラリスの雄牛で焼かれました。

漫画「テニスの王子様」の処刑リストにも?!

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大人気漫画「テニスの王子様」にもファラリスの雄牛は登場しました。とは言っても、直接その姿が登場した訳ではなく、処刑技と称される技の使い手の技一覧に名前が登場した形です。

この他にも技リストには実在の処刑方法が並べられており、それらも話題になりました。

ファラリスの雄牛漫画登場への世間の反応は?

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ファラリスの雄牛が登場した際には、様々な反応が見られます。嘘喰いに登場した際には、同じギャンブル漫画のカイジにおける「焼き土下座」を思い出した方も居ます。

テニスの王子様に関しては、ブログなどで「今更突っ込むのは野暮だがテニスと全然関係ないな」のようにツッコミを入れている方も居ました。

この他、ファラリスの雄牛に対し「エグい」「グロい」「怖い」など、残酷な内容に恐怖を抱いている感想が聞かれました。

併せて読みたい拷問や処刑についてはこちら

最も残酷な処刑方法のひとつ「ファラリスの雄牛」

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ファラリスの雄牛は対象に絶大な苦痛をもたらす事から、残酷であり絶対に味わいたくないと言われます。本項では何故そこまで言われるのはご理解いただく為に、ファラリスの雄牛についてより詳しく解説します。

ファラリスの雄牛の歴史

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紀元前6世紀頃、古代ギリシアのシチリア島アクラガスの僭主だったファラリス。彼は新たな死刑方法を模索していました。そこで、アテネの真鍮鋳物師だったパラメイに制作を命じます。

僭主(せんしゅ、古代ギリシア語: τυραννος (tyrannos); 英語: tyrant)とは、本来の皇統、王統の血筋によらず、実力により君主の座を簒奪し、身分を超えて君主となる者。

(引用 Wikipedia)

こうしてパラメイが作り上げたのが、真鍮製の雄々しい雄牛の像でした。この為、一般的にはファラリスの雄牛ですがパラメイの雄牛と呼ばれる事も稀にあります。

ファラリスの雄牛の構造は?

ファラリスの雄牛は立派な見た目とは反し、中身は空洞であり、背中または脇に扉がついていました。これは処刑対象者を入れる為の空間であり、扉もその為に設けられたものです。

また内部には、雄牛の口と繋がった管が存在しています。詳細は後述しますが処刑対象者を苦しめ、作成を命じたファラリスを喜ばせるのに一役買っています。

ファラリスの雄牛の処刑方法

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ファラリスの雄牛は対象を狭く暗い空間に閉じ込め、恐怖とストレスと与えます。加えて、人を閉じ込めた後は腹の下で火が焚かれました。その際、内部の温度は450℃にも達します。

真鍮製の雄牛は熱で黄金色に輝いたといいます。生きたまま、高熱で炙られる被害者は悶え苦しみますが、通常の火事とは違い煙で意識を失う事は出来ません。

また口と内部を繋ぐ管は独自の構造を持っており、内部であげた被害者の叫び声はこの管を伝い外に漏れ出しますが、それはあたかも雄牛の雄叫びのように聞こえました。

ファラリスの雄牛の残酷な伝説とは?

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ファラリスの雄牛にて焼き殺された被害者の骨は宝石のようになったと言われてい、その為、その骨はブレスレットなどに仕立て上げられたとも言われています。

ファラリスの雄牛の最初の犠牲者は作成したパラメイでした。そのまま焼き殺されたとも、死ぬ寸前に雄牛の中から出され、崖から堕とされて死んだという説もあります。

ファラリスの雄牛が開発されてから16年後、ファラリスは僭主の座を追われ、最後は自らが雄牛の中に納められ処刑されたという伝説が残っています。

ファラリスの雄牛の犠牲者

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ファラリスの雄牛はその後も使用され続けました。被害者の中には聖人であるエウスダキウスも含まれており、彼の妻子も彼と同じく、ファラリスの雄牛で焼き殺されました。

284年から305年にかけてのローマ帝国帝王だったディオクレティアヌス帝もファラリスの雄牛を使用したとされ、犠牲者の中には聖女ペラギアも含まれています。

また処刑器具の他宴会での催し物としても使用されました。その際は罪人の他人肉を焼く匂いを誤魔化す為にハーブも同時に焼かれていたようです。

ファラリスの雄牛の実物はある?

ファラリス処刑後、ファラリスの雄牛は民衆によって海に投げ入れられたとされます。この事から、後年使われたファラリスの雄牛は初代のものではなく、新たに作ったものだと推測しています。

そもそも、ファラリスの雄牛自体が存在や使用された事について疑問視されている面もあります。

それを踏まえて、結論を述べるとファラリスの雄牛の実物は現在存在してません。

ファラリスの雄牛は映画やゲームにも登場していた!

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ファラリスの雄牛は漫画だけでなく、映画やゲームにも何らかの形で登場しており、国内外問わない事から知名度の高さが窺えます。それでは、一体どのような形で登場しているのか、紹介させて頂きます。

映画「インモータルズ 神々の戦い」

2011年に公開されたアメリカ映画であり、ミノタウロスなどのギリシア神話が題材になっています。人間誕生以前に起きた戦いで勝利した者は神と名乗り、敗者タイタンは山の下に封印されました。

時は過ぎ、紀元前1228年、イラクリオンの王ハイペリオンはタイタンの復活を目論見ます。それを阻止すべく、ゼウスによって鍛えられたテセウスが野望を阻止すべく立ち向かうというストーリーです。

ファラリスの雄牛はテセウスの協力者巫女パイドラを守る為に犠牲となった女性を拷問にかけるシーンで登場し、言い伝えと同じ方法で使用されています。

映画「Saw7 CHAPITER FINAL」

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大ヒットしたソウシリーズ。2017年には続編である「ソウ レガシー」が公開されましたが、一先ず一旦シリーズ完結となった本作においてもファラリスの雄牛に似た装置が登場します。

ジグソウのゲームに参加し生き残ったと嘘の著書で大儲けした男がゲームの参加者。数々のゲームを繰り返しながら辿り着いた男でしたがゲームに失敗します。

このゲームにおいて、彼の妻がシェルターに捉えられており失敗した瞬間蓋が閉じられ、シェルターが火に包まれました。この装置がファラリスの雄牛に似ていると言われます。

ゲーム「Amnesia: The Dark Descent」

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1人称視点の探索アドベンチャーゲーム「Amnesia: The Dark Descent」、MODを導入する事で日本語でもプレイする事が可能です。本作は化け物の徘徊する古城を探索し謎を解き明かします。

バイオハザートなどのように主人公は武器を持たず、化け物に遭遇しても身を隠すなどしてやり過ごすしかありません。

そんな本作においてファラリスの雄牛はある一室に置かれており、火をつける事も可能となっています。

ゲーム「Devil May Cry2」

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カプコンより発売された「Devil May Cry」はスタイリッシュなアクションや難易度の高さから好評を受けシリーズ化。その2作目に当たる2においてファラリスの雄牛は登場しました。

本作においては、ファラリスの雄牛が悪魔化し「フュリアタウルス」というボスとなって主人公ダンテとプレイヤーの前へと立ち塞がります。

他にもあった!史上最も残酷な処刑方法

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処刑器具であると同時に拷問器具としての機能も持つファラリスの雄牛。何とも残酷な器具ですが、これ以外にも目を覆いたくなる様な処刑方や拷問が存在します。

そこで本項では、数ある残酷な処刑や拷問の中から選りすぐりのものを紹介いたします。

ネズミ拷問

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ネズミ拷問のやり方は先ず被害者を裸にします。続いて、仰向けで寝転がせて四肢を拘束、その上やカゴや壺の中にネズミを入れて、逆さにして被害者の腹部の上に置きます。

これで準備は完了です。この状態であれば、精々皮膚の上を這い回るネズミが擽ったい程度ですが、拷問官はこのカゴの焼けた石などを乗せて熱します。

すると、熱さからネズミは暴れまわり逃げ場を求めて被害者の体を食い破り体内に侵入。そのまま内臓を食い破りつつ、体内を進行します。また腹部では無く、頭部に対して同様の拷問が行われ事もありました。

ユダのゆりかご

ユダのゆりかごは三角錐の木の先端に、裸にし足を開かせて吊るした被害者の体を乗せる拷問です。この時、三角錐の先端が女性なら膣や肛門、男性なら肛門や陰嚢に来るように調整がされていました。

被害者を苦しめる為の工夫もなされており、器具を揺らしたり、被害者の両足に重しを付ける事でより先端を肉体に食い込ませるなどされていたようです。

被害者が出血する事により器具に血が付着したとしても現れる事はなく、血で汚れたままの状態で次の犠牲者に使用される為感染症にかかり死亡する危険性もありました。

異端者のフォーク

これはみだりに神の名を口にした人等に対し使用された器具で両端がフォークのようになっていました。被害者は片側が顎の下、もう片側が胸骨に位置する様に取り付けられベルトで首と器具を繋ぎ固定されます。

当然先端は鋭く尖っているので、唾も飲み込めず、喋る事もままならない程上を向かなければならず、フォークの存在により眠る事さえままなりません。外す方法は1つ、アビウロと唱える事です。

アビウロは撤回するという意味であり、これと唱えるのは罪を認めた事となりますので、拷問こそ終わるも今度は処罰される事となります。中には死刑にされた例もあるそうです。

凌遅

清時代までの中国で行われてきた処刑方の1つであり、反乱の首謀者など重罪人に対して科せられてきた最も重い処罰法です。中国だけでなく、朝鮮半島でも行われていました。

1905年まで存在したこの刑罰は被害者は生きたまま少しずつ、絶命するまでひたすら肉を切り落とし長い時間苦痛を与えて死に至らしめるというものです。見せしめの意味もかねています。

前述の通り、1905年まで行われており処刑の光景を納めた写真が存在します。また切り落とした被害者の肉体は漢方薬にして売られていたと言われています。

キールハウリング

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18世紀頃、海軍や海賊が好んで行ったとされるキールハウリング。被害者はロープに結ばれた状態で、船から海へと突き落とされます。そして、船に引っ張られます。

船体にはゴツゴツとしたフジツボなどが付着しており、被害者はこれらで皮膚を引っ掻き流血。その血の臭いに誘き寄せられたサメが寄って来る、という拷問です。

ブレスト・リッパー

ブレストは胸、リッパーは切断機を意味します。ブレスト・リッパーはその名の通り、乳房を対象にして使用された拷問器具です。使い方は簡単で、この器具で乳房を挟み込みます。

すると鋭く尖った器具の爪が皮膚を破り、肉に食い込みます。更にそこから引っ張ったり、捩じったりして更なる苦痛を被害者に与えました。鉄製の為、熱して使用される事もあったようです。

尚ブレスト・リッパーの改良型として、スペインの蜘蛛という拷問器具が存在し、こちらは爪が4本に増量。更に犠牲者を吊るせるように改良が加えられています。

鉄の処女

世界で最も知名度を誇る拷問器具とも言われるアイアン・メイデンこと鉄の処女。聖女マリアを模した顔を持ちますが、器具の内部と扉にはびっしりと棘が備えられています。

棘は急所を外す形で設けられ、突き刺さっても絶命に至らないとされますが、鉄の処女は実際は使用されず、鋭く尖る棘等を見せ付け恐怖を煽り自白を促す目的で使用されたのではないかと言われます。

また聖母マリアを模している事などから、そもそも鉄の処女は存在していなかったのでは、とも言われており様々な議論を呼ぶ拷問器具でもあります。

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