ヒサルキ・都市伝説とは?体験談は?正体を考察!創作なの? おもしろ

ヒサルキ・都市伝説とは?体験談は?正体を考察!創作なの?

ネット上に多数のエピソードが存在する都市伝説ヒサルキの意味や真相をまとめます。ヒサルキの正体や、保育園児の噂や小屋の二階などの多数のスレでの奇妙な類似性。ヒサルキと目に関する謎。創作で嘘との噂についてなどについて考察しまとめていきます。

ヒサルキとは何?都市伝説?ホラー?動物に憑依して動物を殺す?目を潰される?

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ヒサルキとは2000年代の前半頃、ネットの匿名掲示板2ch(現在の5ch)で語られた怖い話、都市伝説で、「ヒサルキ」というキーワードに関連性が感じられる一連の複数のエピソードを指しています。

他に例を見ない不気味な内容と、関連性が感じられるエピソードが全く別の時期、別の場所にいくつか書き込まれている事で、ネット上のオカルト好きの間では様々な考察を呼んでいる興味深い話となっています。

ヒサルキとは?あらすじは?どういう意味?都市伝説なの?

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ある保育園の先生から聞いた不気味な話として2003年にオカ板、洒落怖スレに書き込まれたエピソードでは、子供たちだけが知っている得体の知れない存在として「ヒサルキ」が初めて登場します。

その数日後に全く関係のない話として書き込まれた、ある人物が学生時代に仲間たち複数で旅行に行った際に体験した話では一緒に行った女性の一人が突然帰ってしまった後、不可解な失踪をします。

その女性は後に発見されていた事が明らかになりますが精神に異常をきたしており、失踪の事を聞いても「ひさゆき」という謎の言葉だけをつぶやいたというエピソードが語られます。

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そして上の二つの話の2年前2001年にオカルト板「明晰夢」スレに、失踪した女性本人が書き込んだと見られる失踪時に体験した不気味なエピソードが発見されており「ヒサユキ」と呼ばれていたという男が登場。

さらに、この女性の失踪中の不気味な行動を目撃した誰かが書き込んだと見られる内容が、オカルトとは全く関係のない露出系の目撃談などを書き込むサイトに存在している事も発覚します。

この例の他にも正体不明の「ヒサルキ」との関連を感じさせるいくつもの話が、全く別の日時に異なったスレやサイトに存在しています。得体の知れない何かの情報がネットのあちこちに散在しているのです。

ヒサルキは面白い?あらすじはない?

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上で説明した通り、ヒサルキには別の時期、別のスレに複数のエピソードがあり、その一つ一つにはあらすじは存在するものの、一本の話の筋として語られるものではありません。

一つの本筋の話から分派した複数の話というよりは、正体不明の何かが原因で引き起こされたいくつかの事象が、偶然に絡み合って一つの大きな謎の断片を浮かび上がらせているという構造になっています。

ヒサルキにはいろんな呼び名がある?「きんきらさん」「イサルキ」など?

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ヒサルキを指していると思われるいくつかの呼び名がネット上に複数存在しています。例えば前述の「ヒサユキ」の他にも「きんきらさん」「イサルキ」「忌避猿」「ヒサル」などが見られます。

ヒサルキは怪談?怪異?オカルト板の洒落怖で話題?体験談もたくさん?

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ヒサルキへの関連が感じられる怪談、怪異譚の類はオカルト板の洒落怖に多数存在します。その多くは猿の化け物が登場する、正体不明である、などある程度のの類似性が見られます。

しかし、完全に同じものだと言えるほどの共通性はなく、それぞれは完全に独立したエピソードとして語られています。

ヒサルキは動物に憑依する?憑依したヒサルキは動物を殺す?

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ネット上に散在するヒサルキへの関連が感じられる話を見ていくと、ヒサルキには「動物に憑依する得体の知れない何か」「憑依された動物は他の動物を殺すようになる」という特徴が浮かび上がってきます。

ヒサルキには目を潰される?子供が目を隠す?

さらに、いくつかの話の共通点として、ヒサルキを見てはいけない、ヒサルキに目を潰される、ヒサルキに関わった子供は目を隠すように塞がれていた。など「目」に関わる話が多く見られます。

ヒサルキは人間を含む動物に憑依する事とも関連しますが、動物の惨殺された死骸が多数発見された場所で、子供が何かに取り憑かれたように自分の目を潰そうとした話などもあります。

ヒサルキに関係するスレまとめ

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ここまで見てきたように、ヒサルキとの関係が感じられる話はネット上に膨大に存在しています。

それぞれの話は独立しており、単体では単なる不気味な話ですが、それぞれがリンクする事で得体の知れない「ヒサルキ」の存在が浮かび上がってきます。

ヒサルキという言葉の意味を理解するためには、実際にいくつかのヒサルキと関係していると言われる話を読んでいくのが最も手っ取り早い方法です。代表的なスレを紹介します。

寺がやってる保育園で起きた騒動?

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2003年に洒落怖スレに投稿された実話に、お寺が経営するある保育園で墓の周辺を囲んでいた柵の先端に虫やモグラ、猫などの動物の死骸が突き刺される事件が発生したとの内容で始まる話があります。

大人たちの間で事件は騒動になりますが、事件の真相は明らかになりません。そんなある日の朝、保育園で飼っていたウサギの死骸が柵に突き刺さっているのが発見されます。

それを発見した保育園の先生が、たまたま早い時間に来ていた園児に何か見なかったかを尋ねると、その子は「ヒサルキだよ」と謎の言葉を答えます。

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他の子供たちも「ヒサルキ」という存在を知っている様子でしたが、不可解なのはこれまで園児たちがそんな言葉を使っているのを見た事が一切無かった事や保護者の誰一人それを知らなかった事でした。

その事がちょっとした騒動となる中、一人の保母さんが「昔ある園児が書いたそんな名前の絵を見た」と言い出します。しかし、その絵を描いた園児は突然引っ越しをしてしまったのだそうです。

そして、その引っ越しの様子を目撃したその保母さんがいうにはその園児は車の中で両目に眼帯をして座っていたのだそうです。ここでこの話は終わり、結局それが何だったのかは不明なままです。

娘が連れて行かれそうになった話もヒサルキ?

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2012年に投稿された「娘が連れて行かれそうになった話」はある男性が山奥の田舎にある実家に小学生の娘を連れて帰省した際に体験した話です。娘はそこで実家の犬の散歩中に行方不明になります。

その後、山の入り口にある小屋で発見されますが、連れていた犬は行方不明。娘に何があったのかと聞くと「お猿さんに犬が連れて行かれた」と答えます。それを聞いた男性の両親が顔色を変えます。

その地域には土地神がおり、その土地神は動物に憑依し、他の動物を食い散らかす。男性の娘はその土地神に目をつけられたので非常に危険といった内容で、ヒサルキの特徴に酷似しています。

ヒサルキで思い出した体験談

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ある男性がヒサルキで思い出したとして小学4年生の頃の不可解な体験を洒落怖スレに投稿。その日ウサギの飼育当番だったその男性は、ウサギ小屋からウサギが全ていなくなっている事に気がつきます。

慌てて近くで遊んでいた女子3名とともにウサギを捜索すると、校庭の真ん中あたりで、背を伸ばして立った状態で腹を切り裂かれ内臓を無くした状態で死んでいるウサギの死骸を発見します。

他のウサギも同じような状態で惨殺されて発見されます。切断面がまるでレーザーカッターで切られた様であり、ウサギ小屋の鍵はしっかり施錠されていたなどの不可解な点が挙げられています。

小屋の二階の不思議な男?「ひさゆき」?

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あるグループが旅行で宿泊した民宿の隣に古くてやたらでかい小屋の様な建物が建っていたそうです。霊感が強いという女子の一人が、その建物を異様に怖がりこんな場所には泊まれないと行って帰ってしまいます。

その後、彼らは小屋に探検に行きその上階にいた30歳くらいの男に誘われるままにその小屋で飲食しますが、真っ暗な部屋でこの男は大量の料理を用意して何をしていたのか?

グループの一人が階段の踊り場に部屋に通じると見られる扉を目撃しており、実は彼らが飲み食いしていた部屋は建物の3階で、下に部屋があった可能性が高いなど不可解な点が多く浮かび上がります。

旅行から帰ってみると先に帰った女子が失踪しており、再び発見された時に失踪の詳細を聞かれても「ひさゆき」という謎の言葉を囁くのみという、よくわからない展開のまま終わります。

失踪したSと思われる書き込みがあった?

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意味不明なまま終わった「小屋の二階」の話ですが、実はこの話が書き込まれる2年前の2001年に全く別のスレでこの時に失踪していた女子本人が書き込んだと見られる内容が見つかり俄かに注目を集めます。

この書き込みによれば、この女性は一度帰宅した後、何かに取り憑かれ操られる様にして小屋に連れ戻され、上のグループが小屋の中で飲食している間に、その女子は下にあった部屋にいたという事実が明らかになります。

そして、そこにいた男が「ひさゆき」という名前で呼ばれていた事が明らかになるのです。こうして、2年を隔てて書き込まれた二つの話が不気味にリンクします。長い話なので詳しくは実際に二つのスレをご覧ください。

S氏を見たと思われる人の書き込みもあった?

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さらに、全くオカルトと関係のない露出狂の目撃談などを投稿するサイトに、上の女性とみられる女がこの小屋の近くと思しき場所で全裸で犬の死骸を食っていたのを目撃したとの書き込みが発見されています。

この三つのエピソードの符号はあまりにも不気味であり、「ヒサルキ」との関係が感じられる数ある話の中でも異彩を放つ内容です。

ヒサルキの真相を考察?正体は?嘘なの?

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ヒサルキの真相とは一体なんなのでしょうか、ネットでは様々な考察がなされています。

ヒサルキ(ヒサユキ)の原点?真相は?ヒサユキの正体とは?

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ヒサルキの話がネットに溢れた頃、その真相を知るとする何者かが、戦時中「ヒサユキ」と呼称された家畜や人を食う女の話を投稿しますが、これはおそらくヒサルキの話に合わせて創作された話でしょう。

忌避猿(キヒサル)?山に出る?犬に憑くことも?「ヒサルキ」に関係している?

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こちらは2003年頃、ヒサルキの話を読んで関係があるかも知れないとして投稿された話です。村の年寄りから「忌避猿」という話を聞いた事があるという内容でした。

「キヒサル」は群れから離れた猿に取り憑きます。取り憑かれた猿は他の猿や獣を殺す様になるのだそうです。

アマチュア民俗学者が発見?「猿忌」(さるき)という妖怪がいる?

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また、アマチュアの民俗学者を自称する人が四国・中国地方に伝わる「猿忌」という妖怪を紹介してくれています。これは山に住みネズミやウサギを食べ、子供を襲うのだそうです。

ヒサルキは創作なの?嘘?旧日本軍が作り上げた霊的な兵器?

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ヒサルキの真相として検索すると出てくる話には旧日本軍が研究していた霊的な兵器であるとの説が書かれています。しかし、これは明らかにヒサルキの話に合わせて後から作られた創作だと思われます。

ではヒサルキの話は全て嘘なのか?というとそうとは言えません。民俗学などを紐解いていくとヒサルキを思わせる様なエピソードが数多く発見できます。

ヒサルキの話はこうした民俗学的な伝承が元になって創作された可能性もありますが、狐憑きを始め得体の知れない何かが取り憑き、狂った様に凶暴になるという伝承は実際に数多く存在します。

ヒサルキは狂犬病と関係がある?

こうしたヒサルキを思わせる伝承の元となったのは「狂犬病」などの何らかの伝染病が元になって生まれた伝承なのではないかとの考察も有力です。

DVD「検証!2ちゃんねるの呪い 其ノ弐」にもヒサルキが収録されている?

2013年にリリースされたDVD「検証!2ちゃんねるの呪い其ノ弐」は2ちゃんねるで生まれた様々な都市伝説の取材と考察が収録されています。その中に「ヒサルキ」の検証取材も収録されています。

ヒサルキの正体は幻の妖怪「ヒーヒザル」?

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昭和10年に博物学者の佐藤清明氏が出版した妖怪辞典「現行全国妖怪辞典」の中で「病人に憑き無神経にさせる憑き物妖怪」として岡山県に伝わる「ヒーヒーザル」という妖怪が紹介されています。

ヒサルキに取り憑かれた動物は銃で撃たれても中々死なないとされています。それどころか痛がっている様子も全く見せないそうなので、痛覚などはないと推測できます。

ヒーヒーザルの無神経にさせる憑き物という特徴、また岡山県発祥という点と中国・四国が発祥との説など「ヒサルキ」と重なる部分が多数あります。このヒーヒーザルこそがヒサルキの原型なのかも知れません。

ヒサルキはネットに膨大な噂が散在する不気味な都市伝説

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今回は2000年代の初めからネットで急速に広がった都市伝説「ヒサルキ」についてまとめました。ヒサルキと関係すると思われるエピソードはネット上に数え切れないほど存在します。

それらの話の数々は、それぞれが独立していながら、奇妙なほどに多数の類似点が存在しヒサルキの不気味さを掻き立てます。また、古くからの民俗伝承にも類似した話が存在するという事実もあります。

ヒサルキはネットと共に拡大した都市伝説にすぎないかも知れませんが、その元となった怪異はどこかに確かに存在している。そう感じさせる不気味なリアリティが一連のヒサルキの話にはあるのではないでしょうか?

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