
ファンメ(ファンメール)って何?意味は?面白いファンメもまとめ
ファンメール、略してファンメと呼ばれることもありますが、面白いと話題になっています。賞賛されるようなものもあれば、罵倒するようなものもありますが、それらの例を紹介しつつ、ファンメの意味を解説します。オンラインゲームでのファンメは意味が違うようです。
目次
[表示]ファンメとはなに?
オンラインゲームの対戦動画やSNSでも見かける「ファンメ」という単語。ファンという好印象なワードを含みますが、実際には相手を煽る場合に使われることが多いとされます。
まずはファンメの意味や、どのような場面で使用されるのかについて紹介していきます。
ファンメの意味は?ファンメールの略?
ファンメとは、「オンラインゲームで負けた相手がその悔しさから、相手に送る妬みメール」のことを基本的には意味します。
本来の使い方としては、パートナーを組んでくれた相手に対しての感謝等を述べるものとして装備されているこの機能ですが、使われ方が歪んでいってしまったようです。
しかし、この苦情のメッセージたちは、自分が強くて相手をイラつかせていることを示す一種のステータスにもなりうるので、ファンメールという呼び名がつけられています。
ファンメは全てのオンライン対戦ゲームで送られている?
ファンメが目立つゲームとして有名なのが、「ガンダム」「ダークソウル」「スプラトゥーン」「デッドバイデイライト」などのプレイヤーの多い対戦型オンラインゲームです。
ファンメは、PS4(PS3)のテキストチャットの機能を使用して送られます。
そのため対戦や協力プレイの要素がある他のハードのゲーム、例えばswitchは暴言を含むメッセージが送れない仕様のため「ポケットモンスター」などでファンメをもらうことはありません。
罵倒だけでなく賞賛のファンメもある
現在はファンメといえば負け惜しみの末に罵倒や煽りを投げつけてくるものという意味合いが強くなってしまいましたが、対戦相手のプレイに賞賛や感謝のファンメを送る方ももちろんいます。
見知らぬ人とオンラインで繋がるため運の要素も強いのでしょうが、ファンメが多く飛び交うというゲームを1年ほどプレイしても、罵倒のファンメをもらうことがないと言う人もいます。
オンラインゲームのプレイヤーは結構な頻度でもらうことも
罵倒のファンメをもらう頻度が少ない人がいるということは、その逆でたくさんの罵倒系ファンメを受け取ってします方もいらっしゃいます。
オンラインゲームであれば、相手の顔は見えませんから、かなりの頻度で罵倒や暴言的なファンメを受ける人もいます。
賞賛ファンメが多い人もいれば、罵倒ファンメの方が圧倒的に多いという方もいて、そのプレイの仕方次第で受け取るファンメの内容に大きく差が出ているのが現状です。
ファンメで垢ban食らう人も
あまりにも悪質なファンメを送ってしまうと、アカウントを一時的に停止されてしまうこともあります。
ファンメを受け取った相手が、送り主をソニーに通報するケースが考えられます。その場合は、程度によって1週間のプレイ禁止等の措置が行われます。
罰則結構厳しいから雑魚とかそれくらいの暴言でも通報したらメッセージ削除されて1週間だかBANになるから
(引用:がめ速)
悪質なファンメを送ってきた人にムカついてやり返したら、アカウントを一時停止されたと述べている人もいます。正当防衛でもやりすぎはよくないようです。
ファンメが最も横行していたのはPS3の時代で、4になってからはソニーの対応が厳しくなったため落ち着いてきていると指摘する声もあります。
ファンメが怖い人はメッセージ受信拒否の設定で対策できる
「ファンメを受け取りたくない!」、「ファンメが怖い!」と思う方も多いと思います。その場合には受け取ることを拒否することもできます。
いわゆる受信拒否です。メッセージの受け取り拒否を設定しておけば、罵倒のファンメを受け取ることはありません。もちろんフレンド以外からの賞賛のファンメも受け取ることはできません。
受信拒否設定をしておくと、ファンメを送信しようとした本人には受信拒否設定が施されている旨を伝えるメッセージが届くので安心です。
罵倒するファンメはマナー違反
罵倒するものを多く含む、オンラインゲームのファンメですが、罵倒するファンメは本来禁止であり、マナー違反ですし、場合によっては規約違反にもなります。
オンラインゲーム上であれば、アカウント名等が晒されることもあるので、注意すべきアカウントはネットで公開されていたりもします。
面白いものもファンメの中にはありますが、面白ければなんでも良いというわけではもちろんありません。あくまでも感謝や賞賛を送ることが元々の使い方であることを抑えた上で楽しみましょう。
ファンメが面白い?実際のファンメまとめ
ファンメは、ファンから寄せられるメールのことを基本的には指す言葉ですが、それらが文才に富んでいて面白いとネットで話題になっています。
まずは、百聞は一見にしかずということで、ファンメの例を紹介してどのようなものが寄せられるのかを実際にみていきたいと思います。
ファンメ①:てめぇの頭はハッピーセットかよ
「てめぇの頭はハッピーセットかよ」は、機動戦士ガンダムのオンライン対戦にて、チャット機能を使った際に相手から送られていたメッセージです。
ファンからのメッセージに限らず、フレンドや一緒に対戦した人等からくるメッセージもファンメに含みます。このメッセージは、特に語感の良いファンメの一例としてよく挙がります。
ファンメ②:前世で何したんだよ
続いての例は、「前世で何したんだよ」です。これも上説した、機動戦士ガンダムの対戦ゲームにて送られてきたメッセージです。
あまりにも下手なプレイをしてしまったから、このように罵倒されてしまったのでしょうか?非常に辛辣なメッセージも多く見受けられます。
ファンメ③:お前は一般チンパンフライパン
「お前は一般チンパンフライパン」も同ゲームのファンメにて送りつけられたメッセージです。
語呂が他のものと比べても特に良いので話題になったファンメです。ガチでこのゲームをやっている人たちの所に入り込んでしまうと、楽しみたい人は苦労をするかもしれません。
「一般」という単語は、プレイがプロではない、あまりうまくない人を罵倒する単語としてよく使われるようです。プロに対しての一般ということでしょう。
ファンメ④:お前の戦い方つまらんカス死ね
「お前の戦い方つまらんカス死ね」も同ゲームのファンメです。ストレートな物言いで端的に受け取った相手を罵倒しています。
戦い方がつまらない人に負けたことに関して腹を立てたために、このような負け惜しみファンメを送りつけたのでしょう。ファンメの多くは妬み等から来るものが多いです。
ファンメ⑤:おとといきたまえ
「おとといきたまえ」も同ゲームのファンメ機能によるものですが、これはどちらかと言うと笑わせにきているタイプのファンメと言えるでしょう。
単純に罵倒するだけではなく、笑わせようと考え抜いてメッセージを送るような方も中にはいるようです。
ファンメ⑥:ゴキブリの癖にすぐ死ぬなよ
「ゴキブリの癖にすぐ死ぬなよ」。半分に切断されても、その死因は餓死になると言われるほど生命力の強いゴキブリを使った面白いファンメです。
こちらもガンダムのゲーム内で実際にやりとりされたファンメのタイトルに使われていた文面ですが、対戦ゲームなので、すぐに負けてしまったことを罵倒したいのでしょう。
パートナーが簡単に負けてしまって腹を立てて、怒りのファンメを送るケースは多く見受けられます。「ゲームやめろ」などのコメントが多いです。
ファンメ⑦:ホモがついてるぜ
「ホモがついてるぜ」も同ゲームで使われたものです。おそらく負けてしまった相手に対しての慰めで送っているのでしょうが、ホモという単語を使っているので罵倒の意味も含んでいる可能性があります。
なにも悪いことではないのに、そのような意味として使う人がいるのは非常に悲しいことですし、幼稚さがわかります。
ファンメ⑧:しまった!ここはガンダム動物園だ!
「しまった!ここはガンダム動物園だ!」も同ゲームのファンメの1つですが、ここまでくると意味がよくわかりません。
受け取った相手を罵倒しようとしているのか、それとも、感謝の気持ちを述べようとしているのかすら、わかりません。
ファンメ⑨:ラーメンでも食ってろブタメン野郎
「ラーメンでも食ってろブタメン野郎」はファンメのタイトルに使われた文面でした。本文はラーメンとは全く関係なく、あまりうまい立ち回りができなかった受取人を罵倒しています。
このゲームをガチでやっている人たちは、ゲームを単純に楽しみたい人を罵倒する傾向にあります。注意しましょう。
ファンメ⑩:コ↑コ↓じゃね~よ、何がココだよ!
「コ↑コ↓じゃね~よ、何がココだよ!」は、チキンプレイをしていたパートナーを罵倒する内容と推察できます。
本文は、思いっきり罵倒するというよりは、ウィットに富んでいて、面白い言い方をしているように見えます。
ファンメ⑪こんご一切ひとから優しくしてもらおうなんて期待するなよ
「こんご一切ひとから優しくしてもらおうなんて期待するなよ」は、「デッドバイデイライト」でキラー・ジェイソンをプレイしていた人に対して送られたファンメです。
このファンメを送ってきた人は、キラー役にあっという間に全滅させられたことが悔しかったのか「お前のような奴は本当の殺人鬼と大差ない」として人殺しは社会的制裁を受けるべきと捲し立てていました。
受信した人は「ゲームで殺人鬼役をやっただけなんだけど…」と困惑気味でした。
ファンメ⑫っていうのは冗談で
「ストリートファイターⅤ」で対戦中、「ヘタレ」「ゴミカス」等のスタンダードな罵詈雑言を送られたというゲーマーの方。
初めてファンメをもらったこともあり、「(ファンメをもらったこと)みんなに自慢しますね」と返すと相手の態度が一変したのです。
「っていうのは冗談で、また対戦してください」と急に下手に出たのですが、メッセージの締めが「乱文失礼致しました」であったことから、送信者はそれなりの年齢であることが窺えます。
たくさんのファンメが晒されている
ここまで紹介してきたファンメ以外にもたくさんのファンメがネット上で公開されています。
その多くは「機動戦士ガンダム エクストリーム フルバースト」というゲームから抜粋されています。このゲームは家庭用ゲーム機とゲームセンター等に置いてあるゲーム機と2つのパターンがあります。
ファンメにはアカウント名も記載されているので、ネットで晒されているものを確認すれば、嫌がらせなファンメを送って来るアカウントを事前に確認することも可能です。
面白いファンメをまとめた動画もある
YouTubeやニコニコ動画には面白いファンメを紹介する動画も数多くアップされています。
上の動画はPS4のゲーム「Apex Legends」のプレイヤーから募った「お前のPSのIDで住所特定したからな!」等のトンデモメッセージを紹介しています。
中には「クリスマスにApexなんてどうしてやってるの?」という、お前もな!なメッセージもあり、動画投稿者のTIE Ruさんの軽快なツッコミも相まって笑える内容です。
スプラトゥーンがガンダム化!?
ガンダム化とは一体どう言う意味なのでしょうか?この2つのゲームはオンラインゲームではありますが、全く異なるゲームソフトです。
ガンダム化とは?
「スプラトゥーン」はいわゆる陣取りゲームであり、複数人でのオンライン対戦ができることから、さらに人気が出たゲームソフトです。このスプラトゥーンでもファンメは話題になりました。
ガンダム化というのは、ファンメが罵倒で溢れたり、面白く罵倒するファンメを送りつける大喜利のようになってしまうことを指します。
スプラトゥーンもファンメ機能を使用できますので、ガンダムで起きてしまったのと同じことがスプラトゥーンでも起きているということを指します。
逆にガンダムは紳士化!?
ファンメが罵倒で溢れる状況になってしまっていた、「機動戦士ガンダム エクストリーム フルバースト」ですが、近年は紳士化してきているようです。
紳士化とは、「パートナーや対戦相手を罵倒するファンメが減少し、賞賛や感謝のファンメが増えること」を指します。
プレイしている人は、「ガンダムからスプラトゥーンに流れた人が多いんだな」とコメントし、現在でもガンダムをプレイしているひち達に賞賛のコメントもしています。
スプラトゥーンで人格が変わる!?
ゲームが脳に与える影響についてはファミコンが流行した時代から散々議論されてきましたが、スプラトゥーンはCERO Aと年齢制限は無いものの激しく競争的な面を持つゲームです。
自分が期待した動きを取ってくれない仲間のプレイヤーに対して画面の前で暴言をあげてしまう人も少なくないとされ、家族がスプラトゥーンにハマって暴力的になったとの相談もネットでは多く見られます。
普段はまじめでおとなしいミサさんだったが、2016年夏のある晩、ネット対戦で味方に激高し、ゲーム機Wii Uを「わー!!」と叫びながらテーブルにたたきつけた。
両親が強く注意すると、逆ギレして最後は自室にこもってしまった。父親は人格を変えるこのゲームに恐怖を感じ、スプラトゥーン禁止令を出した。
(引用:東洋経済オンライン)
毎日ログインしないと強くならない、ランクが上がらないといった特徴もあるため、特にこれまでゲームに興味のなかった大人や、小中学生がスプラトゥーンにハマると依存度が酷くなるとも指摘されています。
現行のスプラトゥーンはswitchから出ており、暴力的なファンメを送ることはできませんが、現実の生活とのバランスが取れなくなるというのはファンメ以上に大きな問題と言えます。
ファンメとはオンライン上の罵倒メッセージのこと!
ファンメ(ファンメール)とはオンラインゲーム上での、罵倒や賞賛のメッセージのことを指します。賞賛するものもありますが、罵倒するものに注目が集まることが多いです。
罵倒といっても、単なる悪口や意味がわからないもの、機知に富み面白いようなものまで様々なファンメが存在します。
受け取るのが嫌な方は、受信拒否設定もできますので、安心してゲームを楽しむことができます。ゲームの流行と共に嫌がらせファンメは減少する傾向があることもわかりました。