手首ラーメン事件の概要とその後の影響!味は美味しい?人肉ラーメンも? 社会

手首ラーメン事件の概要とその後の影響!味は美味しい?人肉ラーメンも?

1978年、暴力団の内部抗争で殺害された男性の手首が、ラーメンの出汁に使われていたという衝撃的な事件が起こりました。今回は事件の概要と、類似する「幸楽苑指混入事件」や「猫肉バーガー」、「人肉カプセル事件」についてご紹介します。

目次

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手首ラーメン事件の概要

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今から30年以上も前に、ある屋台ラーメンにて人間の肉でスープの出汁をとったラーメンが売られていた、という衝撃的な噂が都市伝説のように囁かれていました。

単なる噂だと考えていた人も多かったといいます。ですが1978年にバラバラに切断された1人の男性の遺体が発見されたことで、それが実際に起こった事件だということが判明します。

「手首ラーメン事件」という不吉な名前で呼ばれているこの事件ですが、どんな事件だったのでしょうか。その概要や社会に与えた影響、さらに類似した事件についてご紹介していきます。

1978年暴力団員が組員を殺害しバラバラに

1978年、住吉連合金子会という暴力団の内部抗争において、幹部の男Bが兄貴分であった男性Aを殺害してバラバラに切断するという猟奇的な殺人事件が起こりました。

切断したあとの遺体は2か所に分けて山林に遺棄されていましたが、発見されたバラバラの遺体からは何故か両手の手首だけが見つかりませんでした。

暴力団が関係する殺人事件では、被害者を殺害したのちにバラバラに切断するというケースは今までもありましたが、体の一部だけが見つからないのは珍しいことだったといいます。

手首を屋台のラーメンのダシに使ったとしてパニックになった事件

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警察の捜査によって逮捕された暴力団の幹部Bは、遺体の手首について聞かれ「屋台ラーメンのスープに入れて、出汁に使った」と供述したため、日本中は大パニックに陥りました。

最初は単なる都市伝説だと思っていた人も多く、実際に起こった事件だと知った人々は大きなショックを受けたといいます。そして今現在でも都市伝説のように語られることも多いです。

これから、その手首ラーメン事件や類似する事件についてご紹介していきますが、人によっては不快だと感じる表現もありますので閲覧には十分ご注意ください。

手首ラーメン事件の時系列

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この事件は「手首ラーメン事件」や「人骨ラーメン事件」と呼ばれ、ラーメン業界に大きな傷跡を残した事件となりました。それは、事件を知った人がラーメンから遠のいてしまったからでした。

ではそんな事件の概要を、遺体が発見されてからや犯人が衝撃の告白をするまで、さらに裁判での判決についてなど、手首ラーメン事件を時系列に沿って詳しくみていきましょう。

1978年7月5日暴力団幹部のバラバラ死体を発見

1978年7月5日、兵庫県と岡山県の山林から29歳の男性の遺体が発見されました。遺体には時間の経過が見られ、頭部や胴体、手足などがバラバラに切断されていました。

何故か両手の手首だけが発見出来なかったのですが、背中に「天女」の刺青が彫られていたため、広域暴力団である住吉連合金子会の幹部Aだと確認されました。

殺人容疑で逮捕された幹部との日ごろの抗争について

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逮捕されたのは同じ暴力団組員である幹部の男Bと、その子分ら4人でした。AとBとの間では、金子会組長代行の地位や屋台ラーメンの縄張り争いが日頃からあったとみられています。

子分と共謀し殺害し遺体をバラバラにして遺棄したと判明

抗争が絶えないなか、幹部Bは子分4人と共に兄貴分であったAの殺害を決心します。そして子分らとAを殺害したあと、遺体をバラバラにして兵庫県と岡山県の山林に遺棄しました。

見つからない両手首について言及すると衝撃告白

バラバラの遺体から手首だけが見つからなかったことについて幹部Bを言及すると、指紋から身元が調べられることを恐れて両手首を切断して持ち帰った、と供述しました。

この時代はまだDNA鑑定という方法が無かったので、指紋からの身元発覚を恐れたということも頷けます。

さらに手首の処理に困った幹部Bと子分らは、子分らが管理していた屋台ラーメンの出汁として使い、煮えきらずに残ってしまった骨はハンマーで粉々にして捨てた、と衝撃告白をしました。

1979年9月26日に判決

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裁判では幹部Bに対して無期懲役が求刑されていましたが、1979年9月26日に東京地裁で行われた裁判にて、幹部Bに懲役17年の実刑判決が下されました。

逮捕されてから「幹部Bの言うことを聞いただけ」と主張していた共犯者の子分ら4人には、懲役8年から12年の実刑判決が下されました。

何故手首入りラーメンが発覚したのか?

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遺体は長い間発見されなかったため腐乱するほどでしたが、何故1978年7月5日になってから発見されたのでしょうか。

あとになってから事件が発覚するに至ったのは、遺体の手首を切断して屋台ラーメンのスープに入れて煮込むという、犯人たちの証拠隠滅のための行動が原因でした。

では事件発覚までの経緯と、手首ラーメンが「美味しい」と話題になったという噂についてご説明していきます。

証拠隠滅のためにスープの中に入れて煮込む

男性を殺害した暴力団幹部Bとその子分らが、指紋から身元が調べられてしまうことを恐れて屋台ラーメンのスープの中に入れたことが、事件発覚のきっかけとなりました。

人肉でダシを取ったラーメンの味は美味しい

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手首を入れて煮込んだとされるその屋台ラーメンは、「良い出汁が出てて美味しい!」と利用客の中でも好評だったといいます。

ですがこれに関しては、のちの警察の発表により「手首ラーメンは提供していないため、食べた者はいない」ということが判明しています。

この警察の発表はパニックとなった人々を落ち着かせるための嘘だったと主張する人も多く、手首ラーメンを食べてしまった人が存在するのかしないのかは、真偽不明となっています。

爪が残っていたことにより客が発狂し事件発覚へ

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スープの中で煮られていた手首は原型を留めなくなるほどに溶けましたが、指の爪だけは溶けきらずに残ってしまったといいます。

そしてその爪に気付いた屋台ラーメンの利用客が「ラーメンに爪が入っている!」と大騒ぎして、そこから暴力団の殺人事件に結びついたとされています。

ですがこれも上記の「美味しいと話題になった」という話と同様に、あくまでも一説に過ぎません。

事件の影響は?

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この事件のことが新聞などで報道されると、日本中は大きなパニックとなりました。特にこの時代は「ラーメン発展期」と呼ばれ、多くの屋台ラーメンが出店していたからです。

人肉ラーメンの報道に都民はパニック

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暴力団の内部抗争で殺害された男性の手首が、屋台ラーメンの出汁に使われていた、という報道が新聞に掲載されると、都民はたちまちパニックに陥りました。

該当する期間に屋台ラーメンを食べた覚えのある人々は大きなショックを受け、屋台ラーメンの利用客などから警察への問い合わせの電話が殺到する事態となりました。

赤坂署の自供に対し警視庁捜査4課が反論し業界激怒

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この騒動に対して、所轄の赤坂署は「調査の結果、手首を出汁に使ったラーメンはチャルメラを吹いていなかったし、客が来てもネタが無いと言って提供していない」という自供を主張しました。

赤坂署の主張に対して、暴力団捜査を中心にしている警視庁捜査4課は「9時間も屋台ラーメンの販売を続けて、1杯も提供していないというのは信じられないのでは」と反論しました。

捜査4課の反論にラーメン業界から「営業妨害だ!」と激怒され、大きなバッシングを受けたといいます。結果、捜査4課は「手首ラーメンは1杯も提供されなかった」と言い換えています。

捜査4課は弁明するも屋台ラーメンの売上は急降下

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捜査4課の必死の弁明にも関わらず、屋台ラーメンの売上は大幅に減少したとされています。屋台ラーメンだけでなく、全国のラーメン業界でも売上は3割減少しました。

しまいには屋台ラーメンのチャルメラが吹かれるだけで住民は窓を閉め、「今日のラーメンは手首入ってる?」とからかわれるようになったといいます。

1978年当時の暴力団は盛んな時期だった

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手首ラーメン事件は、同じ暴力団組員同士の内部抗争が原因の殺人事件でしたが、事件が起きた1978年というのは暴力団同士の抗争などが頻発に起こっていた時代でした。

新聞やニュースでは毎日のように「拳銃乱射」や「覚醒剤密売」の文字が並び、一般人も巻き込まれて負傷するといった事件まで起きていたといいます。

こういった時代背景には、暴対法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)が施行される前であったことが大きく関係しています。法律に関しては以下で軽くご説明しています。

暴対法で禁止された行為

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「暴力団の抗争による一般人への被害を防止するため」などの理由で1992年に施行された暴対法ですが、この法律により禁止となった行為をいくつかご紹介します。

  • 口止め料、みかじめ料、用心棒代などを要求する行為
  • 利息制限法に違反する金利を設定すること
  • 不当な方法で債権の取り立てを行うこと
  • 交通事故などの示談に介入すること

手首ラーメン事件を起こした住吉会について

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内部抗争をきっかけに手首ラーメン事件を起こした住吉会というのは、東京都港区の赤坂に本部を置く指定暴力団のことです。

武器や薬物の密輸などの他に人身売買などにも関与しているとして、国際犯罪組織として認められています。暴力団員は構成員・準構成員を含めて約5,800人にも上ります。

人肉ラーメンという映画がある

2009年、タイで「人肉ラーメン」というホラー映画が公開されました。この映画は、人間の肉でラーメンを作るという伝統があるラーメン屋の物語です。

映画を視聴した人の感想によると、かなりグロテスクな描写が多いようですので閲覧にはご注意ください。ちなみにタイトルは手首ラーメン事件と似通っていますが、事件とは何の関係もありません。

手首ラーメン事件と類似した衝撃事件

手首で出汁をとるという衝撃的なこの事件でしたが、そのように人肉が食べ物に混入したり、遺体を鍋で煮て処理したりした事件は他にも複数発生しています。

直近では2016年に「幸楽苑指混入事件」が起こり話題になりました。こちらでは、そのように手首ラーメン事件と類似した衝撃事件を5つご紹介していきます。

指混入ラーメン騒動で有名になった幸楽苑

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2016年9月10日のお昼頃、ラーメンチェーン店「幸楽苑」の静岡清水インター店で、ある女性客が自分の子供が注文したラーメンに人の指のような物が混入していることに気付きました。

その異物は人間の左親指の先端であり、爪がついたままの状態で幅は1センチ程、長さは7ミリから8ミリ程だったといいます。

店舗の話によると2日前に女性店員がチャーシューを電動のスライサーで切っていた際、誤って自分の指を切断してしまいそれがチャーシューに混入してしまったということです。

怪我をしたあとの対応に疑問の声

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この恐ろしい事件にネット上では「怖すぎて震えた」という声の他に、「すぐ病院に行くべき」「営業を続ける店の対応がおかしい」「ブラック企業だ!」と、店員や店舗への批判の声が相次ぎました。

幸楽苑ホールディングスは10月27日に、安全対策として全店舗を一斉休業するという措置をとり、さらに問題のチャーシュースライサーは全店から撤去されました。

仰天食材は猫肉?猫肉の噂について

1973年頃、日本に進出したばかりのファストフード店「マクドナルド」にて、ハンバーガーのひき肉に猫の肉を使っているという噂が広まりました。

「店舗の裏に置いてあるバケツを覗いたら猫の頭が入っていた」という話や、「冷蔵庫に猫の首が入っていた」という話が関係者の間で囁かれていたといいます。

ですがこの猫肉の噂に関しては確かな情報や証拠もないので、あくまでも都市伝説のような怖い噂として言い広められていただけだとされています。

浅草遺体カレー事件

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2012年9月、東京都台東区で行方不明になっていた27歳の男性を殺害したとして、警察は3人の男性を逮捕しました。その中には元甲子園球児として栄光を飾った人物もいたため、大きな話題となりました。

加害者と被害者の4人の間では金銭面でのトラブルがあったといいます。3人は彼を殺害したあと、バーベキュー用コンロで遺体を焼いてカレーと一緒に煮たという衝撃の供述をして話題になりました。

カレーで煮たのは匂いを消そうとしたからであり、誰かがこれを食したという話はありませんでした。殺人への関与を否定し続けていたという主犯格の男に、懲役30年が下されました。

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