「黒棺」の元ネタや完全詠唱は?BLECHのお洒落呪文まとめ おもしろ

「黒棺」の元ネタや完全詠唱は?BLECHのお洒落呪文まとめ

黒棺という詠唱をご存知でしょうか。漫画『BLEACH』に登場するキャラ・藍染が使う詠唱ですが、この詠唱がかっこいいと話題になっていました。この記事では、黒棺をはじめ、BLEACHに登場するかっこよくておしゃれな詠唱を紹介していきたいと思います。

目次

[表示]

中二病的な詠唱呪文「黒棺」とは?

「黒棺」は漫画作品『BLEACH』に登場するキャラクター・藍染惣右介が唱える詠唱呪文のひとつです。

滲み出す混濁の紋章
不遜なる狂気の器
湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き 眠りを妨げる
爬行する鉄の王女
絶えず自壊する泥の人形
結合せよ 反発せよ
地に満ち 己の無力を知れ
破道の九十 「黒棺」

(引用:『BLEACH』破道の九十 「黒棺」)

混濁・紋章・狂気・鉄の王女などといった、中学生あたりが好むような言葉が多く含まれていることから「中二病的な詠唱呪文」というように言われています。

最後に出てくる「破道(はどう)」とは、詠唱の後に術名を叫ぶことで発動することができる「鬼道(きどう)」と呼ばれている死神が使う霊術のひとつです。

また破道のうしろにある「九十」という数字は黒棺に割り振られている技の番号になります。

元ネタは大人気漫画BLEACH

「黒棺」が登場する『BLEACH』は久保帯人さんが週刊少年ジャンプで2001年から2016年にかけて連載していた人気作品でアニメ化・ミュージカル化・人気俳優による実写映画化などもされています。

高校生の主人公・黒崎一護と家族は「虚(ホロウ)」と呼ばれる悪霊に襲われます。一護は家族を守るために死神の朽木ルキアから死神の力を譲り受け、これをきっかけに死神代行として活躍することになります。

最初は架空の町・空座町(からくらちょう)が舞台でしたが、物語が進むにつれて死神達が暮らす「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」や虚達が住む砂漠だらけの「虚圏(ウェコムンド)」などに舞台が移っていきます。

黒棺という技の効果は?

「黒棺」は対象となるものを黒い箱(直方体)のようなもので囲い込み、重力を何倍にもなる場に閉じ込めることで重力によって対象にダメージを与える技です。

隊長格の相手を一撃で倒すことができてしまうほどの高い攻撃力を持っています。

黒い箱が棺のように見えることから「黒棺」と名付けられたのではないかと考えられます。

重力系の鬼道?破道の九十「黒棺」の完全詠唱は?

“滲み出す混濁の紋章”
“不遜なる狂気の器”
“湧き上がり・否定し・痺れ・瞬き・眠りを妨げる”
“爬行する鉄の王女”
“絶えず自壊する泥の人形”
“結合せよ”
“反発せよ”
“地に満ち己の無力を知れ”

破道の九十 『黒棺』

(引用:『BLEACH』破道の九十 「黒棺」)

破道の九十「黒棺」の完全詠唱の4行目から8行目を見てみると、重力を連想させる言葉がいくつも出てきます。

「爬行」は這って行くことを意味しており「自壊する泥」から泥が自壊するというこの現象は泥が自分の重さに耐えきれなくなった時に起こることです。

また「結合」「反発」はそれぞれ「引力」「斥力」を意味し「地に満ち」は重力につかまっていると考えることができます。詠唱の内容からもこの鬼道が重力系の技であると考えることができます。

動画で見る黒棺の詠唱破棄と完全詠唱

この動画の6分13秒で黒棺の完全詠唱が出てきます。

また詠唱破棄とは詠唱を短縮して技を発動させることです。これによって技を早く発動させることができるという反面、本来の技が持っている能力を維持することが難しくなります。

しかしアニメ『BLEACH』の62話の中で、藍染惣右介は詠唱破棄をしたにも関わらず、完全詠唱時とほぼ同じ能力を持った黒棺を発動させ、護廷十三隊の七番隊隊長である狛村左陣を倒しています。

黒棺が人気の理由は人気キャラの藍染惣右介の影響も有り

「黒棺」の人気の理由には黒棺を使う死神・藍染惣右介の影響もあります。藍染惣右介は護廷十三隊五番隊隊長をつとめ、やわらかな風貌と笑顔を絶やさない穏やかな性格から皆に慕われる人物でした。

しかしそれは仮の姿であり、本性は己の野望のため部下を駒にするような残虐性を秘めた野心家ですが、それでも利用されているだけだと言う者もいるなどカリスマ性を持っています。

アニメでは人気声優のひとりである速水奨さんが声を担当されています。

黒棺が鹿児島中央駅と言われている理由とは

そんな黒棺が、なぜか鹿児島中央駅と言われています。

まったく関係がないように見えますが、なぜそんなことを言われているのでしょうか。

それには鹿児島中央駅の見た目に理由があります。

実際の鹿児島中央駅

写真の左側にある四角い建物が鹿児島中央駅です。真っ黒い外観に四角い形と、駅としては少し珍しいデザインになっています。

鹿児島中央駅の真っ黒で四角いフォルムが黒棺を放った時に出現する、相手を閉じ込める黒い箱のようなものにそっくりなことから「黒棺」と呼ばれて、一時期ネットなどで話題になっていました。

黒棺と比較すると似ていることからニコニコ動画などでタグ付けされるように

「鹿児島中央駅が思ってたより黒棺で草生えた」

「BLEACHに出てくる藍染の技で「黒棺」というのがあるのですが鹿児島中央駅って言われてます。マジでこんな感じですよw」

(引用:Twitterより)

黒棺と鹿児島中央駅があまりにもそっくりなため、ニコニコ動画などではタグ付けがされるようになりました。

最初は単なるネタだと思っていたものの、想像以上に似ていたため驚いた人も少なくないようです。

黒棺のコピペ・コラ・AA

その人気から黒棺のコピペ・コラ・AAが職人達の手によってつくられました。

伝説の「もうマヂ無理…」の黒棺コピペ

伝説の「もうマヂ無理…」の黒棺コピペのきっかけとなったのは、2012年にとある掲示板に立った「もぅマヂ無理。 彼氏とゎかれた。 ちょぉ大好きだったのに」 という題名のスレでした。

彼女と思える女子が彼氏と別れたことへの悲しみなどをギャル文字をまじえて語る内容でしたが、ここから何故かさまざまなコピペがうまれることになりました。

もぅマヂ無理。
彼氏とゎかれた。
ちょぉ大好きだったのに、ぁたしのことゎ
もぅどぉでもぃぃんだって。
どぉせぁたしゎ湧きあがり、否定し、痺れ、瞬き、眠りを妨げる、爬行する鉄の王女。
絶えず自壊する泥の人形 。
結合せよ 反発せよ 地に満ち己の無力を知れ ――――破道の九十 黒棺

(引用:エンタメウス)

「どぉせ」までが掲示板に投稿された内容で、それ以降は黒棺の完全詠唱となっています。前半と後半部分で全く違うものですが「ぁたしゎ」が「鉄の王女」にうまくつながっています。

黒棺のコラ画像も作られた

コピペの他に黒棺のコラ画像がつくられています。コラ画像はべつの画像などを組み合わせて新しくつくられた画像のことです。

アイドルマスターミリオンライブに登場するアイドル白石紬が歌う『瑠璃色金魚と花菖蒲』コラ、本格カードバトルゲーム『シャドウバース』コラなど、さまざまなコラ画像があります。

画像は、けやき坂46の「おいで夏の境界線」のコラ画像です。

黒棺のAA

コピペ・コラの他にAAもつくられています。

「AA」とは「アスキーアート」の略で一般的なテキストを使ってそのシーンなどを表現したものです。

                       ヘ(^o^)ヘ  滲み出す混濁の紋章
|∧     不遜なる狂気の器
/  /
(^o^)/
/(  )   湧き上がり・否定し 痺れ・瞬き 眠りを妨げる
(^o^) 三  / / >
\     (\\ 三
(/o^)  < \ 三      爬行する鉄の王女 絶えず自壊する泥の人形
( /
/ く    結合せよ 反発せよ  地に満ち 己の無力を知れ!!
破道の九十!!

\                    /
\  丶       i.   |      /     ./       /
\  ヽ     i.   .|     /    /      /
\  ヽ    i  |     /   /     /

-‐

__          黒       棺            –
二          / ̄\           = 二
 ̄            | ^o^ |                 ̄
-‐           \_/                ‐-


/               ヽ      \
/                    丶     \
/   /    /      |   i,      丶     \
/    /    /       |    i,      丶     \

(引用:コピペの湯)

黒棺の詠唱の隣にある、動きのある顔文字がなんとも言えませんね。

黒棺以外にもBLEACHにはオサレな詠唱呪文が多い

BLEACHには「黒棺」以外にも、オサレな詠唱呪文が数多く登場しています。

ここではそんなオサレな詠唱呪文のいくつかを詠唱呪文の効果や詠唱呪文を使用したキャラクターと一緒に紹介していきたいと思います。

破道の三十三

破道の三十三「蒼火墜(そうかつい)」は朽木ルキアが初期の頃から使っていた中級鬼道で、青い炎を対象に向かってあびせます。弱い虚であれば、この一撃で倒すこともできます。

詠唱は「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 真理と節制 罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ」になります。

朽木ルキア・朽木白哉・雛森桃・藍染惣右介が作中で使用していました。

破道の六十三

破道の六十三「雷吼炮(らいこうほう)」は雷をおびたの巨大なエネルギーをまとった衝撃波を放つ鬼道です。

詠唱は「散在する獣の骨 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる」になります。

志波空鶴・浮竹十四郎・藍染惣右介・霊骸の大前田希千代が作中で使用していました。

破道の七十三

破道の七十三「双蓮蒼火墜(そうれんそうかつい)」は破道の三十三「蒼火墜」の上位にあたる鬼道で、巨大な火柱を出現させます。

詠唱は「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 蒼火の壁に双蓮を刻む 大火の淵を遠天にて待つ」になります。

朽木ルキア・朽木白哉・痣城剣八が作中で使用していました。

破道の九十一

破道の九十一「千手皎天汰炮(せんじゅこうてんたいほう)」は対象に向かって無数の光の矢が降り注ぐ鬼道です。詠唱は以下になります。

「千手の涯 届かざる闇の御手映らざる天の射手 光を落とす道 火種を煽る風 集いて惑うな我が指を見よ 光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔 弓引く彼方 皎皎として消ゆ」

浦原喜助・痣城剣八が作中で使用していました。

縛道の五十八

縛道の五十八「掴趾追雀(かくしついじゃく)」は対象者の霊圧を感知し、陣で居場所を捕捉するための鬼道です。

詠唱は「南の心臓 北の瞳 西の指先 東の踵(きびす) 風持ちて集い 雨払いて散れ」になります。虎徹勇音・松本乱菊・握菱鉄裁が作中で使用していました。

縛道は破道とはちがい、攻撃系よりも対象者の居場所を探ったりするなどの索敵や対象者の確保に長けたものが多くなっています。

縛道の六十一

縛道の六十一「六杖光牢(りくじょうこうろう)」は6つの杖のような光が対象者の胴を囲うようにして突き刺さることで動きを封じる鬼道です。

詠唱は「雷鳴の馬車 糸車の間隙 光もて此(これ)を六(むつ)に別つ」になります。

卯ノ花烈・朽木白哉・朽木ルキア・浦原喜助・雛森桃・藍染惣右介が作中で使用していました。

縛道の七十五

縛道の七十五「五柱鉄貫(ごちゅうてっかん)」はあらわれた5本の五角柱で対象者を封じる鬼道です。

詠唱は「鉄砂の壁 僧形の塔 灼鉄熒熒 湛然として終に音無し」になります。

有昭田鉢玄・握菱鉄裁・卯ノ花烈・浦原喜助が作中で使用していました。

縛道の七十七

縛道の七十七「天挺空羅(てんていくうら)」は両腕と空中に描かいた紋を媒介にし、霊圧を網状に張り巡らせて複数人に対象者の位置などを伝える鬼道です。

詠唱は「黒白の羅 二十二の橋梁 六十六の冠帯 足跡・遠雷・尖峰・回地・夜伏・雲海・蒼い隊列 太円に満ちて天を挺れ」になります。

虎徹勇音・東仙要・松本乱菊が作中で使用していました。

縛道の九十九第二弾 卍禁

縛道の九十九第二弾卍禁には初曲「止繃(しりゅう)」弐曲「百連閂(ひゃくれんさん)」終曲「卍禁太封(ばんきんたいほう)」があります。

初曲は巨大な布を巻きつけて動きを止め、弐曲は数十本の鉄串を対象者に突き刺して完全に固定し、終曲は卍が刻まれた巨大碑石で対象者を圧し潰します。

縛道には珍しい攻撃系の縛道で、握菱鉄裁・浦原喜助が作中で使用していました。

四獣塞門

四獣塞門は対象者の前後左右に壁を発生させ、その壁で作られた強力な結界で対象者を閉じ込める鬼道です。

詠唱は「軍相八寸 退くに能わず・青き閂 白き閂 黒き閂 赤き閂・相贖いて大海に沈む 竜尾の城門 虎咬の城門 亀鎧の城門 鳳翼の城門」になります。

これは有昭田鉢玄が対象者との間に壁を張る「竜尾の城門(りゅうびのじょうもん) 」と共に作中で使用していました。

詠唱呪文の他にオサレポエム・各巻のタイトルにも注目

詠唱呪文の他に『BLEACH』で注目を集めていたのがポエムです。そのポエムが収録された表紙をかざっているキャラクターのキャラの心中や独白、ストーリー展開を表現したものとなっています。

ポエムに使われている言葉の言い回しや言葉の選び方には、詠唱呪文と同じように作者である久保帯人さんの独自のセンスが光っており、またタイトルにもこだわりが見られます。

そんなオサレポエムや各巻のタイトルのいくつかを、ここでは紹介していきたいと思います。

黒崎一護

我等は 姿無きが故に
それを畏れ

(引用:『BLEACH』第1巻)

黒崎一護が表紙の第1巻『THE DEATH AND THE STRAWBERRY』に収録されているポエムです。第1巻のタイトルを訳すと「死と苺」という意味になります。

すべてのはじまりとなる巻ですが、この短くもどこか力強さを感じさせる言葉がとても一護らしく、またこれからはじまっていく物語を予感させてくれます。

第1巻のタイトルに入っている「STRAWBERRY」は、主人公である「一護」の名前をもじったものと考えられます。

NEXT:藍染惣右介
1/2