SOS遭難事件の真相は?事件場所は?怖すぎる音声テープの謎について社会

SOS遭難事件の真相は?事件場所は?怖すぎる音声テープの謎について

目次

[表示]

カセットテープ録音の理由

カセットテープに収録された音声では、「場所は初めにヘリに会ったところ」と、当時、ヘリコプターが上空を飛んでいたことを示しています。

遭難者は、周りに人がいないにも関わらず、叫び声を録音していました。2度の中断、息づかい、山にこだますような声が聞こえます。

このことから、北海道警察は、録音自体が目的ではなく、ヘリコピター等を見て助けを求めて叫んでいる時、偶然カセットテープのスイッチが入り、その声が録音されたと考えられるとしています。

自殺の噂もあった

鉄腕アトムが月に遭難し、月面に漂着した流木を使ってSOSを作ったエピソードがあります。

アニメオタクだと考えられている遭難者が、鉄腕アトムの真似をするために、敢えて山の中でSOSの文字を造って自殺したという説もあるようですが、真偽は不明です。

SOS遭難事件と類似した事件について

Hermann / Pixabay

ロシアでは、SOS遭難事件同様、シラカバでSOSの文字を作った遭難事件がありました。この事件では、遭難から5日後、無事救助されました。

また、日本では旭岳での遭難事件がありました。こちらは、110番通報という形でSOSが送られました。この事件でも遭難から7日後、無事救助されました。

ロシアでも同様の事件が発生していた

WikiImages / Pixabay

ロシア西シベリアのトムスク州で、森林火災の消火のため飛行中の航空機がシラカバの幹で造ったSOSの文字を樹林帯で偶然発見しました。付近にいた男女3人が無事救助されました。

3人は、コケモモを求めて針葉樹林帯の奥深くに入り、道に迷ってしまいました。空からの救助を待つしかないと判断した3人は、シラカバを伐採してロシア語のSOSを作りました。

道に迷って5日目、飛行機によって発見、救助されました。遭難時に無闇に動かないで助けを待つことは、登山者の常識となっています。

自衛隊レンジャー経験者遭難事件

2005年、旭岳で自衛官男性が遭難しました。ヘリコプターで捜索し、遭難男性からの携帯電話での110番通報があったものの、なかなか発見されず、遭難から7日後、遭難男性は発見されました。

2005年、旭岳で自衛官が遭難する

narya / Pixabay

2005年10月10日、北海道帯広市の自衛官の妻から「旭岳に行った夫が帰らない」と帯広署に届け出がありました。そこで捜索を開始したものの、届け出当日には遭難者は発見できませんでした。

翌日、北海道警察山岳遭難救助隊と陸上自衛隊第二師団は、男性が旭岳で遭難したとみて、捜索を再開し、自衛隊ヘリコプターも上空から捜しますが、発見されません。

遭難男性からとみられる110番通報

JESHOOTS-com / Pixabay

遭難から3日後の13日、遭難男性からとみられる110番通報が「旭岳の南側、2つ目の山を越えた岩の上にいる」「南西斜面の山を越えた沢」「雲はない。ヘリの音は聞こえない」の内容で、3回ありました。

しかし、その救助要請に基づいて捜索したものの男性は見つかりません。遭難者は体力に自信があり移動を繰り返している可能性があります。旭川東署は「動けば動くほど捜索範囲が広がる」と困惑しました。

7日後、無事救出される

Hans / Pixabay

捜索から7日後の17日、捜索中の自衛隊ヘリが、天人峡の忠別川上流の谷底で男性を発見し、旭川医大に搬送しました。男性は、右足に軽い凍傷、肋骨にヒビという怪我を負いましたが、命に別状はありませんでした。

男性は9日、紅葉を撮影するために入山しました。旭岳から下山中にアイスバーンで30m程滑落し、沢筋に迷い込んでしまったそうです。日帰り予定だったため食料も少なく、8日間をほとんど沢水だけで過ごしました。

男性は、以前自衛隊のレンジャーの資格を取る際に、少ない食料で数日間活き延びる訓練をしていたために、今回の遭難で生き残ることができた、と指摘されています。

オーストラリアでも巨大なSOSが発見される

2017年にはオーストラリアのスウィフト湾付近で、石を使ってつくられた巨大なSOSの文字が発見されました。

文字を発見したヘリコプターの操縦士は、遭難者がいるものと見て警察に通報。警察も調査をしたものの、付近に人間が活動していた形跡もなかったといいます。

最終的に警察は、SOSはつくられてからかなりの時間が経過している、過去にこの場所に助けが必要な人がいたのかもしれないが、現在は移動したのだろうとの見解を発表しました。

SOS遭難事件の遭難者の判断は正しかったのか

LUM3N / Pixabay

SOS遭難事件では、SOSの文字を造ってその場にとどまった挙句、遭難者は亡くなってしまいました。この判断は、登山する人達の間では適切な判断だったのでしょうか。

遭難した時に、下山しようと取り敢えず下に向かうのは間違いです。何故なら、山で下に向かえば沢や谷となることが多いためです。迷ったときは、尾根を目指して登ることが原則です。

遭難地点上部の斜面は横倒しに生育する笹原があり登る体力を考えると、尾根を目指して登ることはできなかったのかもしれません。上空が開けている遭難地点で待てば救助も容易であると考えられます。

実は単純な事件だった?SOS遭難事件

3dman_eu / Pixabay

SOS遭難事件は、倒木で造ったSOS、助けを求めるカセットテープの肉声、白骨死体の鑑定ミス等のために、謎が多い事件とされてきました。

しかし、実際は遭難地点が脱出不可能であったために、敢えて下山せずSOSの文字を造った可能性が高く、単純な遭難事件のようです。鑑定ミスもなければ混乱せずに捜査できたでしょう。

その結果、報道で事件性が取り沙汰されてしまい、御遺族の方も心を痛めることが多かったと想像されます。遭難者のご冥福をお祈りします。

2/2