旭川女子中学生集団暴行事件の概要!加害者と被害者の現在は? 社会

旭川女子中学生集団暴行事件の概要!加害者と被害者の現在は?

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後輩にも権威を示すため加担させる

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最上級生になった加害者の男子生徒たちは、後輩の不良たちに対し、自分たちの権威と力を鼓舞することを意識するようになります。権威を示すため手下の少年宅に後輩の不良たちを集めました。

少年宅には総勢20人ほどが集まり、そこで被害者の女子生徒に裸になることを強要しました。そして後輩たちに「好きなだけ弄って構造を勉強して良いぞ」と偉そうに言い放ちニヤニヤと笑っていたそうです。

先輩としての威厳を保つために、女子生徒を利用した卑劣な行為であり、後輩たちもその猥褻行為に加担させたのです。後輩たちを加担させたのには、「口止め」の意味もあったのでしょう。

後輩たちに肛門の皺を数えさせる

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被害者女子生徒の身体を散々弄らせた後は、女子生徒に四つん這いになってお尻を突き出す姿勢をとらせ、後輩たち一人一人に肛門の皺の数を数えさせました。

こうすることで「自分たちが如何に凄いか」、「自分たちは可愛い子にこんなこともさせることが出来るんだ」と権威を示していたと言います。

女子生徒の臀部にたれぱんだを描き踊らせる

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被害者の女子生徒が、当時流行っていたたれぱんだのシールを自分の持ち物に貼っていたのを見たリーダー格の男子生徒は、たれぱんだの絵を女子生徒のお尻にマジックで描き、お尻を振って踊らせていました。

この際、火のついたタバコを女子生徒の肛門に挿し、「落としたらヤキを入れる」と言って女子生徒を脅して踊らせ遊んでいたのです。

男子生徒が肛門に力を入れてタバコを動かうように命令し、女子生徒が言われたとおりに動かすとたれぱんだがタバコを咥えているように見え、男子生徒たちは大爆笑しました。

1996年6月に性被害を告げられた教師が注意

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1996年6月、精神的にも身体的にもボロボロになっていた被害者の女子生徒は、意を決して担任教師に性被害を告げました。現状から逃れるためには大人の助けが、教師の助けが必要だったからです。

女子生徒がどの程度詳細に性被害の内容を告げたのか、本当のところは女子生徒と担任教師しか知り得ないことですが、少なくとも羞恥心をぬぐい捨て報告したはずです。

この時の担当教師の間違った注意によって、女子生徒への性的暴力は今まで以上にエスカレートしてしまったのです。

担任教師の対応の誤り

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被害者の担任教師は、加害者の男子生徒が別クラスだったにもかかわらず、加害者の男子生徒がいるクラスの担任教師に被害を報告したり、情報を共有することをしませんでした。

養護教論にだけは、女子生徒たちから身体を触られたなど性的被害の訴えがなかったか確認しますが、教師としての対応は全くと言って不充分なものでした。

クラスの帰りの会で注意

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性的被害を告げられた後は、クラスの男子生徒たちの様子を2、3日見ていただけで、別クラスだった加害者の男子生徒たちの様子を観察することはありませんでした。

そして最終的にクラスの帰りの会で「女子生徒の身体を触るとセクハラになるからしないように」と、学級全体に注意を促し、これで終わらせてしまったのです。

リーダーの性行為を筆頭に群がる加害者たち

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その後、加害者であるリーダー格の男子生徒だけが実はこっそりと被害者の女子生徒と性交渉をしていたことが仲間たちにバレてしまいます。

不良グループの仲間たちはそれまで口淫してもらうだけだったので、この事実を知り我慢していた性欲が爆発します。女子生徒に群がり「自分もやらせろ」と性交渉を迫りました。

この一件を機に女子生徒は複数の男子生徒たちかに代わる代わる強姦されるようになり、遂に1996年12月の事件へと発展していくのです。

1996年12月に廊下で泣いているところを親友が発見し教師に報告

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1996年12月の事件発生直後、たまたま被害者の女子生徒の後輩でもある親友が通りがかり、廊下で泣き崩れている女子生徒を発見します、この2人はその場で抱き合って涙し、教師に事件を報告しました。

報告を受けた教師は被害者の女子生徒の訴えを無視することなく、まずは女子生徒を家まで送り届け、女子生徒の両親に事件の経緯を説明しました。両親がようやく真実を知ったのです。

そして教師は警察へ通報します。それは2年を優に超える、言葉では表現しきれないほどの長くて辛い性的いじめ、性的暴行から女子生徒が解放された瞬間でした。

旭川女子中学生集団暴行事件のその後について

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集団暴行事件が表沙汰となった後、当然、この事件にかかわった加害者の男子生徒10人は旭川市家庭裁判所で処分を下されました。

そして事件から少し時間が経過した1998年に、被害者家族は旭川市と北海道を相手取り、民事訴訟を起こしました。

裁判が行われた

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この事件にかかわったとされる加害者の男子生徒たち10人の処分が、旭川家庭裁判所で決定しました。

加害者の生徒3人が少年院へ送致となり、6人は試験観察処分、残り1人は保護観察処分を言い渡されています。

今回の事件が発覚したことで、実は被害を受けていたのは今回の被害者の女子生徒だけではなく、他の女子生徒にまで被害が及んでいたことが判明したのです。

1998年4月に女子生徒と両親が慰謝料を求める

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1998年4月、被害者の女子生徒とその両親は旭川地方裁判所に、当時、学校側の対応が不適切だったとし、北海道と旭川市を相手に慰謝料を含めた総額4430万円の損害賠償を求める訴訟を起こします。

何故、旭川市だけでなく、北海道に対しても訴訟を起こしたのかというと、教師の給料の負担をしているのが「北海道」だからなのです。

2001年1月に判決

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この民事訴訟は、2001年1月30日に結審します。旭川地方裁判所は女子生徒の事件全体での慰謝料を1千万円程度が相当だと認定したのです。

この時すでに加害者生徒たちのグループと示談金860万円で示談が成立していたので、その示談金860万円を差し引いた金額を旭川市と北海道に対して支払うよう命じました。

結果、被害者の女子生徒には170万円、被害者の両親に対しては1人15万円ずつ、計30万円を支払うように命じたのです。

被害者の女子生徒について

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被害者の女子生徒は、普通の「女の子」でした。ただ、その可愛すぎる顔と、他の子たちよりも大きくて目立ってしまっていた胸が、思春期の男子の恋心だけでなく性的興味の対象となってしまったのです。

また、目立つ容姿ではありましたが、比較的大人しめなグループに属しており、クラスの中心でワイワイと騒ぐようなタイプの生徒ではなかったようです。

顔が可愛く人気者だった

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被害者となった女子生徒は小柄で肌は色白、目鼻立ちがくっきりと整った可愛らしい顔つきで、芸能人の遠藤久美子に顔が似ていたという話もあります。

黒髪をツインテールに結び、清潔感が漂うこの女子生徒は性格も明るく活発で友達も多く人気者だったそうです。群を抜いた可愛らしさが人の目を惹きつけていたのでしょう。

成績もよく加害者リーダーとも最初は普通に話していた

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明朗快活な女子生徒でしたが、不良とは全く無縁で真面目な生徒だったそうです。服装などもいたって真面目で、違反行為などするタイプではありませんでした。

勉強もできる方だったようで、成績は学年で約100人中20位以内には入っているという、まさに才色兼備な生徒だったのです。

加害者のリーダー格の男子生徒は別クラスでしたが、廊下などで度々話しかけられることがあり、最初は「ちょっと悪っぽくてかっこいい」と思い、普通に接し話していたのです。

他の被害者女子生徒について

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この事件は、被害者となってしまった女子生徒の他にも同様の被害を受けた女子生徒がいるようです。。同様の被害とは果たしてどこまでなのか。実はその詳細は明らかになっていません。

他に被害を受けたという女子生徒は、その卑劣極まりない行為の数々が表沙汰になる事を拒んだのではないでしょうか。

被害者は中学生です。屈辱感よりも羞恥心が勝ってしまい、泣き寝入りしてしまった女子生徒がいるのでしょう。周囲の大人に言えず、陰で泣いていた女子生徒がいると思うと悔やまれる事件です。

加害者の男子生徒たちについて

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捕まった総勢10人の加害者の男子生徒たちは、ひとつの不良グループに属するメンバーです。ただしグループ内には上下関係があり、全員が並列な関係性ではありませんでした。

主犯格だったリーダー格の男子生徒、他に、リーダー格と同格の生徒が数人。それ以外の生徒は同格以下でありましたが、

この不良グループはその素行の悪さと暴力で、旭川市内の中学校ではとても有名な非行グループだったようで、教師をはじめ周囲の大人たちも手が付けられなかったと言います。

10人の不良少年たち

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10人の不良少年たちは全員同学年で、中学生時代はひとつの非行グループとしてつるんで色々な悪事を働いて遊んでいたようです。

市立中学校なので学区も決まっているはずですから、この少年たちは同じ小学校の出身だったり、顔見知りだったり、中には幼馴染みがいたのかもしれません。

そして「不良」というステータスは少年たちにとって「格好良い」ものであり、大人たちが誰も制止しなかった事で、少年たちの悪事もどんどんエスカレートしていったのでしょう。

教師も生徒も逆らえない存在

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この不良少年たちは特に学校内ではやりたい放題だったようです。特に中学3年生になり、自分たちが最上級生になると誰も手がつけられないほどの傍若無人ぶりを発揮します。

平気で暴力を振るう少年たちに同級生や下級生はおろか、教師さえも平気で殴るような少年たちに誰も逆らえない状況がいつの間にかつくられていってしまったのです。

リーダー格の生徒の親が地元の名士だった事や、不良少年の親が暴力団関係者だったことなども、教師たちが不良少年たちに逆らえない理由のひとつとなっていたのかもしれません。

非行グループとして目立っていた

この不良少年たちは、旭川市内の中学校ではかなり有名な非行グループでした。他校生との暴力事件を起こしたり、喫煙はもちろんのこと窃盗やカツアゲなども日常的に行っていました。

校内では廊下でバイクを乗り回したり、内気な生徒を「パシリ」にしてカツアゲをさせたり、被害者の女子生徒に猥褻行為をする時の見張り役をさせたりしていました。

教師でさえも自分たちを恐れ逆らわないことで、学校を牛耳りやりたい放題だったのです。

旭川女子中学生集団暴行事件の問題点

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旭川女子中学生集団暴行事件は、事件が発覚するまでに2年以上もの時間を要しました。被害者の女子生徒は事件が発覚するまで、加害者生徒の言いなりになってからも何度も周囲に助けを求めていました。

両親は一緒に生活している我が子の変化に本当に気づけなかったのでしょうか。学校の教師の対応は、果たして何度も助けを求める女子生徒を本気で救おうとしての行動だったのでしょうか。

加害者の男子生徒たちの暴力や脅迫に屈していた以外に、周囲の大人たちの対応に問題はなかったのでしょうか。

教師は何故ちゃんと対応しなかったのか

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世間を広く驚かせたのは、旭川女子中学生集団暴行事件が発覚しマスコミ取材の矢面にたった同中学校の教頭が、この事件について公表せず事件を伏せていたということです。

また、被害者女子生徒の両親に対してもいじめや性的暴行の事実をひた隠しにし「男子生徒たちに胸などを触られただけ」と、事実とは全く異なる説明をしていました。

他の教師たちに関しては、2年もの間被害者の女子生徒が性的暴行を受けているのを目撃したり相談を受けていたにもかかわらず、男子生徒たちに適切な指導を怠り黙視し続けたのです。

担任教師たちの対応に問題があった

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事件が発覚するまでの2年の間に、女子生徒は担任教師に何度かその被害を報告しています。他にも男子生徒たちに連れられて行く女子生徒を目撃した教師、恫喝され立ち去った女性教師もいました。

担任教師に至っては、養護教論に女子生徒からの訴えがなかったか確認もしているにもかかわらず、別クラスだった男子生徒たちの担任教師に報告することもなければ、生徒たちに適切な指導もしていません。

学校がとった対応は、不良グループの生徒たちと女子生徒を同じクラスさせなかったこと以外、何もしていないのと変わらなかったのです。

学校側の主張に問題あり

学校及び教師の対応はあまりにも被害者の女子生徒の性的いじめ・暴行を軽視、黙認した重大な過失であり、この事件において最も重篤な問題点であることは明白です。

校内外で日常的に性的暴行が行われ、学校内では他学年にも知れ渡り、他校にもその噂は流れ、学校の近隣でも知られる程の猥褻行為を学校の教師たちだけが知らないはずはないのです。

事件後、学校側で行った聞き取り調査で、「女子生徒は男子生徒たちと仲が良く、被害を受けていた時も女子生徒は笑っていた」として女子生徒にも非はあると訴える始末でした。

女子生徒が笑みを浮かべながら相談した

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被害者の女子生徒に何度か被害の報告や相談をされていた担任教師は、相談は1度だけで「女子生徒は笑みを浮かべながら相談してきた」と主張しています。その為、深刻な事態だとは思わなかったというのです。

ですが、女子生徒は授業中でも男子生徒たちによって教室から連れ出されたり、校内の至るところで口淫などを強要されていることは、周囲の生徒はもちろん教師たちも目撃している事実です。

羞恥心もあり、仮に女子生徒が少しの笑みを浮かべてしまったとしても、「笑みを浮かべていたから、男子生徒たちからのからかい程度」だと判断するのは見当違いすぎます。

加害者の母親が「被害者にも落ち度がある」

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この事件が発覚した後、被害者家族が学校の対応に抗議に出向いた際、加害者の男子生徒の母親が「女子生徒にも落ち度があったのではないか」と自分の息子の卑劣な行為を棚に上げ反論しました。

被害者の女子生徒のどこに「落ち度」があったと言うのでしょうか。自分の子供が償いきれないような罪を犯してしまったという事実を、親自体が深く重く受け止めていないような発言です。

仮に自分の息子が自分の犯した卑劣な行為について、自分に有利に親に話したとしても、これほどの事件を起こした事実を考えれば、我が子を庇うのは筋違いというものではないでしょうか。

両親は相談されるも「無視しなさい」

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被害者の女子生徒は、中学1年生という早い段階で両親に学校での性的なからかいについて相談しています。この時両親は「そんな人たち無視しなさい」と軽くアドバイスする程度しかしませんでした。

実はその後、からかいが性的いじめへとエスカレートしていくなかで、女子生徒は再度両親に相談していたのです。この女子生徒の訴えを聞き、さすがに両親は学校に対し相談をしました。

しかし学校側は「事実が確認できない」として訴えを否定したのです。両親は学校に再三訴え続けましたが、学校側の対応は変わりませんでした。両親も学校に訴える以外に取るべき手段を考えるべきでした。

一生の心の傷に対する判決にも問題か?

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一連の学校側の対応に対しての憤りや不信感から、被害者側は旭川地方裁判所に訴訟を起こしましたが、その判決は女子生徒の受けた心身に残る傷を考えると余りにも無情なものでした。

地方裁判所の出した判決は、事件全体の慰謝料は1000万円相当が妥当であり、加害者グループとの示談により支払われている和解金を差し引いた200万円を旭川市と北海道に支払うよう命じたものでした。

事件発覚当時15歳だった女子生徒は長い間心身ともに凌辱され苦痛にひとり耐え忍び、そして癒えることのない深い傷を一生背負っていくことを考えると、この判決結果は非常に残酷なのではないでしょうか。

学校側の聞き取り調査結果

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学校側の聞き取り調査によって、女子生徒が加害者の少年たちと仲良くしているように見えたこと、被害を受けている時にも笑っていたなどという証言があり、女子生徒の対応にも落ち度があると指摘されました。

被害者の女子生徒は、男子生徒たちからの暴力から逃れるために、少年たちの機嫌を損ねないよう言いなりとなってしまっていた結果、周囲の目には女子生徒も楽しんでいたように見えたのでしょう。

女子生徒が自己防衛のためにとった苦肉の策は、裁判では自分に不利な証言となってしまったのです。

女子生徒に不利な証言が多数あった

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旭川市教育委員会は、裁判が進む中加害者の男子生徒たちを含めた同級生の生徒たちに対して聞き取り調査を実施し、その調査結果を法廷で明らかにしています。

加害者の生徒たちに対し同情するような証言が聞かれたこと、逆に被害者の女子生徒の心情を知り得る同級生は見つからず、女子生徒側の証言を得ることは不可能だったとしたのです。

ここでも女子生徒が同級生に対して本心を打ち明けるなどせずにいたことが裏目となって出てしまい、それが被害者側にとっては到底納得し難い、厳しい判決結果に結びついてしまったのでしょう。

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