ゾディアック事件の真犯人は誰?暗号文から読み解く犯人像とは?

皆さんは「ゾディアック事件」はご存知でしょうか?この事件は殺人予告に暗号を使うなど劇場型犯罪ともいわれています。犯人は現在に至っても発見されてはいませんが、真犯人にジャックトーランスという男ともいわれています。今回は「ゾディアック事件」を紹介していきます。

サイコパス?世にも恐ろしいゾディアック事件とは

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「ゾディアック事件」とは、1968年から1974年にかけてサンフランシスコ州サンフランシスコ市内でカップルを中心に5人が一人の男によって殺害されたという事件です。

この事件はアメリカでも特に有名な事件の一つになります。この事件の犯人は捕まっておらず、現在に至るまで真犯人の証言や主張が多く寄せられています。

またこの事件は犯行後に警察やマスメディアに対して、犯行声明を送っていたこともこの事件の特徴です。このことから劇場型犯罪の一つとしても有名です。

サイコパスによる連続殺人事件

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「ゾディアック事件」の犯人でもあるゾディアックはサイコパスであるともいわれます。彼は警察やマスメディアに犯行予告を送り付けて、自己の殺人を知らしめようとしていました。

また、犯行予告に使われていた暗号は高度なものが多く。ゾディアック自身のIQが高いことが考えられます。さらに、彼の暗号文には「殺人が楽しい」という言葉も入っていたのです。

そのため、この事件の犯人であるゾディアックもまたサイコパスであるともいわれています。

奇妙な暗号の手紙

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ゾディアックは警察やマスコミに暗号の書いてある手紙を送りつけていました。犯人は「この手紙を解読すれば、ゾディアックの犯人もわかる」と言っていました。

この手紙にある暗号解読に警察やFBIが全力を注いで取り組みますが、解読できませんでした。しかい偶然この暗号を新聞で目にした高校教師の夫婦が暗号解読に成功します。

その暗号文には「人殺しが楽しくてたまらない。動物を森で狩るよりも人間を殺すのが好き。なぜなら人間は最も危険な動物だから」という内容の文章が記載されていました。しかし犯人には繋がらなかったのです。

事件①10代のカップルがハーマン湖で襲われる

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1969年7月5日カリフォルニア州、ソラノ郡の警察署に一本の電話が鳴りました。深夜0時を回ったころ低く、濁った声で警察に捲し上げるように喋り、一方的に電話を切りました。

通報された場所に行くとそこはハーマン湖という湖で、茶色のシボレーの中に若い男女の死体がありました。犯人は自らが9ミリ拳銃で撃ち殺したと電話で自白しました。

この事件で殺されたカップルは17歳と16歳の未成年カップルであり、ハーマン湖にドライブに来ているときにゾディアックによって殺害されたと警察も断定し捜査をし始めました。

事件②若いカップルがヴァレホの駐車場で襲われる

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1969年7月4日19歳の男性と22歳の女性がヴォレホ駐車場でゾディアックによって襲われました。この事件では拳銃により何発も被害者に対して発砲していました。

被害者女性は病院に運ばれましたが、搬送先の病院で死亡が確認され、男性の方も膝に銃弾を受けるなど重症を負いますが一命をとりとめます。

この事件もハーマン湖の事件同様、警察にゾディアック自らが通報し、事件の内容などを警察に自白していました。

③20代カップルがベリエッサ湖畔で襲われる

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1969年9月27日20歳男性と22歳女性のカップルが、ベリエッサ湖畔で覆面を被った男に襲われます。今回の事件では銃は使われず、ナイフで襲われます。ナパ警察はゾディアックから通報を受け駆けつけます。

現場では犠牲者カップルを発見し、病院へ搬送します。男性の方は一命をとりとめましたが、女性の方は搬送先の病院で同月の29日に死亡が確認されます。

事件④タクシー運転手が襲われる

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1969年10月11日29歳のタクシー運転手がサンフランシスコ郊外でゾディアックによって射殺されます。今までは殺人のみを行っていましたが、今回は強盗殺人を行いました。

10日後、ゾディアックは運転手の血の付いたシャツを新聞社に送り、警察署に自ら電話を行いました。そして「弁護士を就いてくれるなら自首する。」と名指しで伝え、「TV番組で電話出演する」と発言しました。

指名された弁護士出演のもと、TV番組でゾディアックからの連絡を待ち、実際に本人らしき人物が電話出演するものの結局ゾディアックは自首することはありませんでした。

ゾディアックが自ら犯人を名乗る

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ゾディアックは自分が行った犯行に対して警察やメディアに犯行声明を出していました。

これは、自分が犯行を行ったというのを知らしめるだけでなく、彼自身が捕まることがないという自身のもと犯行声明を出すという行動に出ていたと考えられます。

ヴァレホの事件後に警察に電話がある

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ゾディアックはヴァレホの駐車場の殺人を犯した後、自らヴァレホ警察に自ら通報し、「ハーマン湖の殺人とヴァレホで行われた殺人、そのいずれも自分が実行した。」と伝えました。

この電話の内容の中に犯人しか知りえない情報も含まれていたため警察はゾディアック本人からの犯行声明であると断定し、指定された場所に駆けつけました。

現場に駆けつけて、捜査をすると被害者である2人が発見されます。このことからゾディアックは連続殺人犯として捜査が始まりました。

サンフランシスコ警察や新聞社に暗号化された手紙

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ゾディアックは殺人を犯した後に、サンフランシスコ警察や新聞社に大量の手紙を犯行声明として送り付けていました。手紙の内筒は暗号文として送られていました。

ゾディアックはこの暗号文を解き明かすことによって自らの正体がわかると言っていました。

タクシー運転手のシャツの断片を送りつける

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10月11日に殺害したタクシー運転手の事件ではゾディアックが自ら犯行を起こしたことを証明するため、被害者のシャツの断片を同封して送り付けました。

このシャツの断片には被害者の運転手の血痕が付いていたため、警察が犯人はゾディアックであるという方向で捜査を始めるようになりました。

テレビ出演を条件に自首する宣言

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ゾディアックはたタクシー運転手殺害後、警察やマスメディアに対して「弁護士を就いてくれるなら自首する」といい、弁護士を名指しで指名しました。また、「TV番組で電話出演する。」という内容の発言をしました。

その後TV番組で指名された弁護士出演し、ゾディアックからの連絡を待ちました。ゾディアックと名乗る男からの電話があるものの、電話からする声が弱弱しく、声質も犯人とは異なっていました。

そのため警察は電話出演したゾディアックは偽物であると判断し、深追いしませんでした。しかしTV出演した弁護士へゾディアックから助けを求める内容の手紙も届いていました。

37人の殺害をほのめかす

テレビ出演後、ゾディアックから警察と弁護士に何通のかの手紙が送られます。しかしゾディアック逮捕どころか犯人すら分かりませんでした。そして大きな動きもないまま7年が経ちました。

7年後の1974年再びゾディアックから再び手紙が送られてきました。今まで送られてきた手紙の多くは支離滅裂な内容や助けを求めるものが多くなっていたが、今回送られてきた内容は違いました。

手紙には「37人を殺害し、事件を新聞で一層大きく取り扱わないと何か凄まじいことをやる。」という新たな犯行予告のような内容でした。しかし新たな殺人事件は発生しませんでした。

新聞社宛てに復活宣言

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4年後の1978年4月24日に新聞社などへゾディアックを称する人物から「自分は復活した」という内容の手紙が送られてきます。しかしここでも事件は発生せず警察は模倣者による悪戯であると判断しました。

この手紙が送られてき以降ゾディアックからの手紙は途絶えてしまいました。そして犯人にたどり着くための手がかかりが無くなってしまい、この事件は迷宮入りしてしまいます。

ゾディアック事件の犯人像

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ゾディアック事件では犯人は捕まっていないが、犯人像は警察の捜査で大まかな検討はついています。今回はゾディアック事件の犯人像を紹介していきます。

高度な暗号テクニックを駆使

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ゾディアックは犯行声明に高度な暗号を駆使して犯行声明を出しています。この暗号は警察やFBIなどの警察機関が解読を行うも、解読できませんでした。解読できたのは偶然新聞で見た、地元の高校教師夫妻でした。

この暗号を駆使して犯行声明を出しているところからもIQが高い人物であると考えられました。そのため捜査線上に上がった被疑者の中にはアーサー・リー・アレンのようなIQの高い人物が上がってきました。

彼はIQ136を誇る天才であり事件の最有力被疑者でした。

殺害した相手を奴隷にできるという思想

ゾディアックは殺害した相手を来世で自らの奴隷にできるという思想を持っていました。彼はそのため、殺人に対して躊躇なく行うことができたと考えられます。

ゾディアックはカップルを殺害する場合、女性だけは確実に殺害するなど自らの奴隷に女性がより多くほしかった、もしくはゾディアックの過去に女性関係でなんだかのトラウマがあったことが考えられます。

そのため殺害し、世で奴隷にすることで裏切られることのない女性をそばに置いておきたかったとも考えられます。

イギリス訛りの英語

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ゾディアックのもう一つの特徴として、彼はイギリス訛りの英語を使っていたという特徴があります。彼は警察への通報を行うときなど電話でのやり取りを行うとき、英語がイギリス訛りがありした。

犯人からの電話では、イギリス訛りの英語を使っていることもあり、犯人はいくつかの言葉や英語の訛りを使い分けることが可能であったと考えられます。このようなことからも犯人の教養が高かったことが考えられます。

話題となった暗号文について

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ゾディアックは警察や新聞社などのメディアに手紙を送り、自らの正体がわかるといった内容の暗号文を送りつけました。そのためゾディアックの暗号は新聞にも載り、より多くの人に知れ渡るようになりました。

この新聞に暗号文が載ったこともゾディアック事件が有名になり、劇場型犯罪と言われるようになった理由の一つです。

読み解かれた暗号文詳細

暗号文は警察やFBIが解読を試みるも解読ができず、解読したのは偶然新聞で見た、地元の高校教師でした。

暗号の内容は「人殺しが楽しくてたまらない。森で動物を狩るよりも人間を殺すのが好き。なぜなら、人間が最も危険な動物だから。」という内容でした。

これは、「猟奇島」という映画にでてくるセリフです。この文章から犯人の正体につながるような情報は得ることができませんでした。犯人はこのようにマスコミや警察を困惑させ、楽しんでいたと考えられます。

ゾディアック事件の犯人候補①アーサー・リー・アレン

ゾディアック事件で最も最有力被疑者と言われていたのがアーサー・リー・アレンといわれる人物です。彼は2番目に起きた事件の被害者女性をストーカしていた男です。

彼は被害者女性で行われたパーティーにも参加するなど、普段から彼女に付きまとっていました。また彼が現れると被害者女性はとても怯えていました。

IQ136の最重要容疑者

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ゾディアックは暗号を駆使した犯行声明を出したり、英語もイギリス訛りのある英語を使いこなすなど語学も長けていたと言われています。そのため非常にIQが高かったと考えられます。

アーサー・リー・アレンはIQ136と基礎学力が高く、被害者との接点もあるため、最有力容疑者として挙げられました。

2番目の事件の被害者ダーリーンのストーカー

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アーサー・リー・アレンは2番目の被害者であるダーリーンのストーカーでした。ダーリーンの雇っていたベビーシッターが不審な車を発見して彼女に報告しました。

彼女は「やつは私を見張っているの。だって私はやつが人を殺すところを見てしまったから。」と答えました。また、ダーリーンの新居で開かれたパーティーにも出現しています。

彼はカジュアルなパーティーであったにもかかわらず、正装で洗われていたため、非常に場違いな格好で現れました。ダーリーンは彼を見ると非常に怯えていたとも言われています。

DNAが一致せず「シロ」と断定

彼はIQも高く、被害者女性とも接点があり、容疑者としての証拠はほとんど揃っていました。しかし彼は犯人として逮捕されることがなかったのです。

彼のDNAと手紙に着いていた唾液のDNAを照合したところ一致しなかったため、彼はゾディアックではないという結論に至りました。また彼は59歳ですでにこの世を去っています。

ゾディアック事件の犯人候補②カルフォルニア州女性

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2009年カリフォルニア州南部在住の女性がゾディアック事件の新事実についての情報を開示しました。事件発生から実に40年後の出来事でした。

父親が真犯人だと激白

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彼女は「私の父親がゾディアック事件の真犯人で1983年、がんで死亡した。」という内容でした。これでゾディアック事件解決かのように思われました。

しかし、彼女は以前にも「私はジョン・F・ケネディの非嫡出子」などと根拠のない主張をしていたため、今回の件も根拠がないということで信憑性は欠けていました。

ゾディアック事件の犯人候補③ジャック・トーランス

カリフォルニア州サクラメント近郊でデニス・カウフマンという男性が2006年に亡くなった義理の父親がゾディアックであったかもしれないとFBIに物的証拠を持参した名乗りでました。

その義理の父親がジャック・トーランスです。

息子がFBIに名乗り出る

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義理の息子であるデニス・カウフマンは自分の義父がゾディアックキラーであるかもしれないという疑惑がありました。

そして生前の義父に確認したところ義父が「自分がゾディアックであった」という間接的な表現で認めた内容の会話があり、自宅にあった証拠品をFBIに提出しました。

養父の顔が似顔絵にそっくり

デニス・カウフマンは5歳の時に養子としてトーランス家に来ました。そのため家族との血縁関係はありませんでした。

デニス・トーランスをゾディアックとして結論付けた一つ目の理由が、顔がゾディアックと似ていたからです。

公開されているゾディアックの似顔絵は彼の義父の過去が酷似していたため、彼は義父をゾディアックではないかと考え始めました。

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