日本で起きたネグレクト事件!海外の人が驚く日本の子育てとは?

アメリカよりも子供への虐待に対して甘い日本では、ネグレクト事件が多数発生しています。たとえば、大阪2児餓死事件や山崎愛美による苫小牧幼児死体遺棄事件、厚木5歳児白骨遺体事件などです。ネグレクトの意味や、ネグレクトになる親の特徴なども調べてみました。

日本で起きたネグレクト事件

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日本ではネグレクト事件が多く発生しています。その根底には、親の精神状態や経済状態、親の過去に受けたDVなどが深く関係しているようです。

現在も多いネグレクト事件

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これまでにも、大阪2児餓死事件・苫小牧幼児死体遺棄事件・厚木5歳児白骨遺体事件京都3歳時餓死事件・西淀川区女児虐待死事件・江東区5歳長男暴行死事件・葛飾区女児虐待事件などネグレクト事件が起きています。

ネグレクトの意味

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英語で「ネグレクト」とは、怠慢・無視といった意味ですが、児童虐待・障害者虐待・高齢者虐待もネグレクトになります。また、ペットに対しては飼育放棄もネグレクトと呼ばれるようになりました。

具体的には、家に閉じ込める・食事を与えない・ひどく不潔にする・自動車の中に放置する・重い病気になっても病院へ連れて行かないといった行為です。

ネグレクトになる親の原因や特徴

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子供に虐待する親の特徴にいくつかあるようですが、まずDVをしてしまう親の特徴がいくつか挙げられます。

過去に親から暴力を受けてきた・感情を抑えられない・共感性がない・暴力で相手を支配する・アルコールや薬物に依存している・精神病を患っている人はネグレクトになる可能性があります。

それらのネグレクトの特徴について以下に詳しくみていきます。

ネグレクトの親の心理状態について

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子供への虐待は、身体的な虐待が最も多く、次に心理的虐待が多いのですが、この心理的虐待は今後も増えて行く可能性があるそうです。

ネグレクトの親は、うつ病などの精神的疾患があったり、周囲と孤立している人も多いようですから、閉鎖的な精神状態になっている可能性が高いでしょう。

親からDVを受けてきた

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子供にDVをする親は、自分の親からDVを受けていたとか、父親が母親(または母親が父親)に暴力をふるっていたのを目撃し続けた過去がある人が多いそうです。

親に暴力を受けて育った人は、高い確率で自分の子供に暴力をふるうといいます。

感情のコントロールができない

過去にDVを受けた経験がない親でも、感情が抑えられない親はDVをしてしまうことがあるようです。子供が言うことを聞かないことでイライラしてしまい、ついDVをしてしまうこともあります。

感情を抑えられない親や、感情のコントロールがうまくいかない親は、つい暴力をふるってしまい、そのことがネグレクトにつながる可能性があります。

子育てへの認識が出来ていない

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子育てに関する知識が誤っていたり偏っていても、それに執着してしまって、改めない親もDVをする可能性があります。

子供を叩くことで理解させる方法が、自分の中で正当化されてしまって、これが躾だと思い込んでいると、なかなか正すことができません。

暴力で支配をする考え

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身体的な暴力や、心理的な暴力で相手を支配することでしか、人間関係を作れない人は、子供にDVをする可能性が高いといえます。

子供であっても、ある程度の年齢になれば、言葉によってしっかりと言い聞かせることで分かってくれるものです。暴力や恐怖感を与えて、しつけをしようとする人は危険だといえます。

依存症

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アルコールや薬物・ゲームなど、何かに依存してしまっている人は、DVをする可能性があるといわれています。特に薬物依存者は、怒りの感情が爆発することがありますから大変危険です。

身近な依存としては、「スマホ依存」がありますが、スマホは親として当然果たすべき注意を払わずに、子供を無視した状態が続き、そのことでネグレクトなる可能性があります。

子供に対して注意を向けないのは、子供の心の発達に大きな問題をかかえてしまいかねません。

精神病を患っている

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親がうつ病などの、何らかの精神疾患症状が出ている人は、自分のことでいっぱい、いっぱいの状態ですから、子供に適切な愛情を向けることができなくなってしまいます。

うつによる苛立ちや不安、焦りなどが強くなると身体的DVをしてしまったり、ネグレクトにつながる可能性があります。とくに産後の女性はうつになりやすいので注意が必要です。

周囲から孤立

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産後の親には「可愛いけど、ずっと2人っきりだったら息がつまりそうになる」という人もいます。

こんなふうに、子供と母親だけという孤立した子育てをしていると、苛立ちが大きくなり、気持ちの逃げ場がなくなってしまいますから、DVに発展するかもしれません。

経済状況や夫婦仲が悪い

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たとえば、若くして結婚してしまって、お金がないというような経済的に厳しい状況に陥っている人は、家族間の心がすさんでいて、DVにつながりやすい事もあるようです。

 また、どちらかの親がDVをする場合、夫婦の関係が悪いという人が多いようです。母親がDVをする場合、旦那さんへの苛立ちから、子供への暴力につながってしまうこともあります。

ネグレクトを防ぐには?

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子供へのネグレクトを防ぐためには、子供とより良い関係を積極的に築いていくことが大切になってきます。

子供にとって一番大切なことは、親から愛されているという実感ですから、子供の全人格をありのままに受け入れる姿勢がとても大事です。

そのためには、子供同士を比較しないことや、子供の話をよく聞いてあげることが大事です。説教する時間が多いと、子供の話に耳を傾ける事ができませんから、1対1の関係を多く持つことが大切です。

アメリカのネグレクトについて

アメリカでは、13歳までの子供に対する保護を徹底しています。しかしそれは日本では一般的でないことかもしれません。

ですから日本人が普段通りに子供に接していると、アメリカでは逮捕される可能性があるということです。

アメリカはネグレクトにかなり敏感

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日本と違ってアメリカでは、13歳までは親による保護が義務付けられていますから、親が子供に対してDVやネグレクトをした場合の処罰は重いのです。

日本では以前、渋谷駅で母親が子供を蹴る行為が動画で撮られ、ニュースになりました。

これがもしアメリカだったら、周りの人が真っ先に警察に通報して母親は逮捕され、以後子供に接近する事もできないかもしれません。

日本と同じ感覚でいると逮捕されてしまう可能性もある

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日本人がアメリカでネグレクトと判断され、逮捕されたケースがあります。ラスベガスに夫婦と乳児で旅行に行った時、赤ちゃんが寝たので、落ちないようにベッドで寝かしつけ、夜中にカジノに行ったそうです。

夜中に赤ちゃんが泣きだしたため、隣室のホテル客が報告し、帰ってきたら警察官がいて夫婦とも手錠をかけられ、逮捕されました。日本だと、忠告程度で収まるケースでもアメリカでは逮捕されるということです。

アメリカでは13歳になるまでは親が保護する義務

アメリカでは一般的に、13歳になって初めてティーンエイジャーとして認められ、行動の責任が自分に問われるようになります。それまでは、常に親が保護する義務があるのだそうです。

このため、13歳未満の子供だけで街を歩いていれば、子供たちは保護され、その親たちにはペナルティーが課せられます。ショッピングモールの子供の遊び場ですら、親がついていないと子供は警察に保護されます。

アメリカであった事件例

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生後4カ月の娘を置き去りにし、洋服の買い物をしていた母親が逮捕されました。彼女が車を離れたのは10分ほどでしたが、パトロールしていた人が通報し、救出されたときは、子供に意識がなかったそうです。

アメリカでは子供が6~7歳になると、入浴は同性の親が手伝うことになっていて、男手一つでひとり娘を育てた父親が、10歳の娘の体を洗うのを手伝ったとして、警察は娘を養父母に引き渡すように命じたそうです。

また、幼児2人の子供を残して、夜に近くのコンビニに買い物に行き、運悪く近くでボヤがあり、消防士に発見され児童虐待とみなされ、2年以上施設に入れられたという話もあります。

アメリカでは子育ては高校まで

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アメリカでは、子供の時には徹底的に親が子供を守るという姿勢なのですが、子供が高校を卒業すると家を出て行かせ、自立させるというのが一般的な考え方です。

したがって、子供が大学生になると家から追い出すことを始めるそうです。そのやり方は、子供から家賃をとることであり、アパートへ入るにしてもアパート代も親が出しませんから、アルバイトしなければなりません。

海外の人が驚く日本の育児

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海外の人が見て驚く日本の育児方法に、公園での母親の不在があります。ちっちゃい子供なのに公園に来て親がいないのに驚くそうです。

また、小さい子供が一人で電車や地下鉄に乗っていたり、通りを歩いていることに驚くそうです。制服を着ていたから通学途中だと思うが、車で送迎するのが一般的なアメリカでは考えられない光景だといいます。

3歳児段ボール箱内餓死事件(2000年)

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2000年に起きたこの事件は、両親が21歳という若さで3歳になる娘を餓死させました。警察の調べでは、両親は1ヶ月ほど前から充分に食事を与えず、体が衰弱していても病院に連れて行かなかったそうです。

発見時の長女の様子について

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通報によって駆けつけた救急隊員は、亡くなった谷川衣織ちゃん(3歳)を見て言葉を失ったそうです。亡くなる4ヶ月前には11キロあった体重は、死亡時にわずか5キロしかなかったといいます。

衣織ちゃんは2年前に外傷性脳内出血で病院へ搬送されていますが、母親からは旅行中にベッドから落ちたと説明しています。これについても虐待が疑われています。

衣織ちゃんは、自宅の3畳間に閉じ込められ、両親と一緒には食事をせず、パン以外に何も与えられていなかったそうです。

19歳男性餓死事件(2004年)

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大阪府阪南市で起きたこの事件は、北村昇平さん(当時19歳)が、2004年8月に自宅で餓死し、殺人や保護責任者遺棄致死などの罪で無職中村智被告に対し懲役、20年(求刑・無期懲役)を言い渡しました。

中村被告は、北村さんや北村さんの母と同居していましたが、北村さんには、食事を数日に1回しか与えていないなど虐待を続け、適切な治療を受けさせないと死亡すると認識しながら放置して殺害しました。

発覚時の長男昇平さんの様子について

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この事件では母親の北村由美子被告は、同居していた中村智被告がしつけと称して昇平さんの手足にたばこの火を押し付けたり、数日に1回しか食事を与えなかったのを知りながら放置していました。

両親による15歳長男殺人未遂事件(2004年)

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この事件は大阪府岸和田市で起きた、当時15歳だった中学3年生の長男を餓死寸前まで虐待した事件です。保護された時、長男は身長155センチに対して体重が24キロしかなく意識不明の状態でした。

一命をとりとめたものの後遺症が残る

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事件直後、長男は意識不明の状態が続いていましたが、治療の結果辛うじて意識を回復し、簡単な会話ができるまでになりましたが、知能は著しく低下し身体にも障害が残っています。

裁判

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この事件で、父親と継母の両被告に対し、懲役14年の実刑判決が言い渡されました。

3歳児餓死事件(2006年)

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2006年10月25日、京都府長岡京市の3歳の男児の保護者が、しつけだとして食事を与えず男児を餓死させた事件がありました。

向日町署は、男児の父親と同居していた内縁の女を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕しました。

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