ルンペンとはどういう意味?語源や由来はドイツ語だった?差別用語?

ルンペンというのはホームレスや乞食とどう違うのでしょうか?元々、ドイツ語からきているルンペンの意味はどういった意味をもっているのでしょうか?現代ではあまり使われなくなっているルンペンですが、このルンペンという言葉について調べてみました。

ルンペンとはどういう意味?ホームレスや乞食との違いは?

quinntheislander / Pixabay

ルンペンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?現在ではあまり使われなくなったかもしれませんが、昔の人はよくルンペンという意味の言葉を使用していました。

ルンペンとはホームレスや乞食とは違っているのでしょうか?ルンペンは差別用語となっているそうなのです。意味など詳しく調べてみました。

ルンペンは方言ではない?何語?語源や由来はドイツ語だった?

Ben_Kerckx / Pixabay

ルンペンとは方言のようなものだと思っている人も多くいるようです。元々、ルンペンとはドイツ語からきており、ドイツ語で布きれやボロい服という意味をさすようなのです。

ドイツ語では「Lumpen」と書くようです。

ルンペンとはどういう意味?

iamharsha_ / Pixabay

このルンペンというドイツ語は。日本では浮浪者などの意味で扱う言葉として定着するようになりました。ルンペンのドイツ語ではボロい服ということから、貧しい人で職も持っていない人のことをいいます。

カール・マルクスが使用した用語、ルンペンプロレタリアートとは?

Leroy_Skalstad / Pixabay

ドイツ語では浮浪者のことを指す時に、「Penner」や「Pennbruder」というそうです。そして、ごろつきという言葉はドイツ語で「Lumepemhund」と言うこともあります。

そのため、カール・マルクスがそれらを組み合わせて「Lumpenproletariat」(ルンペンプロレタリアート)と使うようになったそうです。

この言葉から日本では浮浪者のことをルンペンと呼ぶようになったと言われています。

ホームレスや乞食との違いは何?ヒッピーとの違いは?

Comfreak / Pixabay

よく日本でも使われるホームレスというのは、文字通り家がない人です。そのため、路上で暮らしたりしています。そして、乞食というのは物乞いをしながら生活している人をさします。

さらにヒッピーは政治的理由にて家を失ってしまった人のことです。ルンペンはドイツ語の語源から来ているように、ボロい服を着ていたり貧しい家庭をさすこともあります。

ルンペンは差別用語で放送禁止用語なの?

13smok / Pixabay

このルンペンと言う言葉はテレビの業界内では差別用語とされており、テレビ内では放送禁止用語とされているのです。基本的に人を差別する差別用語はほとんどが禁止とされています。

このため、ホームレスや乞食といった言葉も差別用語となり、禁止用語とされているのです。

ルンペンは死語?

harshahars / Pixabay

ルンペンは現在ではあまり聞きなれない言葉になっています。ルンペンは1930年代から1980年代によく使われていた言葉のため、高齢者の方はよく使用される言葉となっています。

そのため、現代では死語とされており、あまり使用されることはなくなっています。ルンペンも差別用語となっているように、子供には使わせたくない言葉となっています。

ルンペンがつく他の用語やルンペンの持っている物とは?

pixel2013 / Pixabay

ルンペンという言葉はホームレスや乞食といった浮浪者をあらわす言葉だけではなく、様々な言葉の意味をも持つ言葉として使われています。

ルンペンという言葉が入った言葉や、ルンペンが使っている物についてみていきましょう。

ルンペンストーブとは?どんなもの?呼称の由来は?

Free-Photos / Pixabay

ルンペンストーブというのは、石炭のストーブや薪ストーブの俗語としても使われています。このストーブは二筒式となっており、どちらかの筒に燃料を入れて使用するストーブとなっています。

そのため、どちらかが動いている時に、片方は動いていないことから、働き口がないホームレスや乞食をさしているルンペンという言葉が使用されたと言われています。

ルンペン釣りとはどういう意味?

langll / Pixabay

ルンペン釣りという言葉の意味は、ルンペンがホームレスや乞食という意味があるように、釣れている人の横にいっておこぼれを狙う釣り方と言われています。

また、ホームレスの人が橋の下に住んでいることからも、橋の下で釣ることもルンペン釣りと言われています。

ルンペンが持っているバッグとは?

LubosHouska / Pixabay

ルンペンの方やホームレスの方で特に関西のほうでよく持っているバッグというのが、長方形の形をして、ビニールで編んだように頑丈なつくりをしたチェックのバッグを同じように持っているそうです。

このバッグはホームセンターや100均などでも手に入るバッグだそうで、特に持っている意味はないそうです。

ルンペン帽ってどんな帽子?

Pexels / Pixabay

ルンペン帽と呼ばれている帽子は、高齢者の方がよくかぶっているよれよれの帽子です。このよれよれの帽子というのは、よくルンペンの人や乞食の人がかぶっている帽子なのです。

そのため、このよれよれの帽子のことをルンペン帽と呼んでいるそうなのです。

ルンペンのDIYハウスがすごい?

Myriams-Fotos / Pixabay

ルンペンや路上でホームレスをしている人たちは、住む家を自分で作っています。この家がDIYハウスと呼ばれています。自分で作った家にはそれぞれ違った形をしているのです。

ルンペンの人たちは工夫を凝らしてそれぞれの用途にあった家を作り上げているのです。

ルンペンの生活ってどんな感じなの?

ales_kartal / Pixabay

ルンペンの人の生活は人それぞれの生活をしています。働いている人もいるのです。ゴミ捨て場をあさり、捨てられている物で、リサイクルショップに持っていくと換金してもらえるものもあるそうです。

中には、引越し業者の手伝いをしている人もいるそうなのです。しかし、全く働く気がない人も中にはいます。ボランティアの方が炊き出しをしてくれたり、通りがかった人が服やお金をくれる人もいるそうです。

ルンペンが題材になった作品は?

ルンペンが題材になった映画や作品があるのです。数々ありますが、代表的な作品を見ていきましょう。

キンキンのルンペン大将と挿入歌のルンペン・ブルース

aamiraimer / Pixabay

愛川欽也さんが主演した映画「キンキンのルンペン大将」は1976年に公開されました。主演の愛川欽也さんが乞食のルンペン役として出演しており、ルンペンとして繰り広げられる日常を描きました。

コメディタッチで描かれており、笑いに溢れる内容となっています。この映画は愛川欽也さんが考えて監督に持ち込んだとされており、当初は差別用語ということもあり、映画にするのは困難かと思われました。

しかし、石井輝男さんが監督となり脇やくには和田アキ子さんやせんだみつおさんら豪華な顔ぶれの演出となりました。

ルンペン節

Leroy_Skalstad / Pixabay

1931年に「ルンペン節」という曲が発売されました。この曲は明るい口調で歌われており、曲だけ聞くととても明るい気分になれます。しかし、歌詞はルンペンを馬鹿にしているかのような内容です。

このため、現在では差別用語となるため放送はできないでしょう。この当時は戦争でどんよりした日本を元気づけるためにこの曲がうまれたといわれています。

ルンペンとラプンツェル

ArmyAmber / Pixabay

クララサーカスさんが歌う「ルンペンとラプンツェル」という曲があります。あのディズニー映画のラプンツェルとは全く関係ありません。ルンペンの男の子と髪の毛を着られた女の子がでてくる曲となっています。

裸の大将放浪記(山下清がルンペンである設定)

composita / Pixabay

山下清さんをモデルに描いた「裸の大将放浪記」では、山下清さんはルンペンという設定となっていました。ランニングシャツに半ズボンという恰好で、旅先で人々からおむすびを恵んでもらっていました。

ルンペンの仕事、空き缶拾いはいくらになるのか?

MabelAmber / Pixabay

ルンペンはよく空き缶を拾ったりして、自転車にたくさん積んで走っている姿をよく見かける人も多いかと思います。その空き缶を拾ったらいくらになるのでしょうか?

空き缶は時期によっても多少変動すると言われています。大体、1缶で1円~3円程度だと言われています。そのため、1キロで100円くらいなのです。一日中集めても3000円くらいだそうです。

中には、月に7万円も稼いでいる強者もいるそうなのです。こうしてルンペンの人たちも生活していく工夫をして頑張っているのです。ルンペンでも楽しんで暮らしているのなら、いいことなのかもしれません。

ルンペンは現代では使われていないが未だ残っている

hunny0001 / Pixabay

ルンペンについて様々なことを調べてきました。このルンペンという言葉は現代ではあまり使われなくなってしまいましたが、未だにルンペンという差別用語は残っています。

ホームレスや乞食という同等の言葉も浸透しています。世の中からルンペンがいなくなることはないでしょう。彼らもまた人生を謳歌しているのです。人に害がないように楽しく暮らして欲しいです。

差別に関する記事はこちら