マークチャップマンはサイコパス?ジョン・レノンの殺害犯

サイコパスといわれるマークチャップマンによって、ジョンレノンは殺害されてしまいました。事件直後でもマークチャップマンは平然と「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいたそうです。彼の異常な行動に動機はあったのか、仮釈放はあったのかなどを調べました。

なぜマークチャップマンはジョンレノンを殺害した?真相は?

マークチャップマンは、1980年12月8日の夜、ニューヨークのセントラル・パークのジョン・レノンの自宅であるダコタ・ハウスの前でレノンさんを射殺し、その場で逮捕されました。

レノンさんを殺害した理由は、チャップマンがレノンを憎んでいたからではなく、世間を騒がせて自分に注意を向けるためだったということです。

チャップマンのような人格者は、自分の目的を果たすためには、そこに人の苦しみが発生しても関係ないといいます。自分が世間から注目を浴び、英雄になるためには他人を殺すことなど大したことはないという考えです。

事件の2か月前にも殺害を試みていた

マークチャップマンの妻、グロリア・ヒロコ・チャップマンは、夫のマークがジョンレノンを射殺した事件の2ヶ月前にも、ジョンレノンの殺害を試みていたと明かしている。

事件の2ヶ月前に、チャップマンのそうした行動を知っていて、どうして止められなかったのかが疑問ですが、チャップマンは銃を海に捨てたなどと嘘をついたため、夫を信用していたそうです。

マークチャップマンは精神病を患っていた

チャップマンが事件当時、ジョンレノンを自ら射殺していながら、その後平然と「ライ麦畑でつかまえて」を静かに読んでいた行為や、事件後の彼の殺害動機などの供述から、精神病を患っているとみなされています。

犯行現場で冷静に待つ姿はサイコパス

反社会的人格を持った人をサイコパスと呼び、精神障害者と定義されていますが、犯行現場でも冷静な態度であったチャップマンはサイコパスだといえます。

サイコパスの性格的特徴として、冷酷・無慈非・尊大・良心の欠如・罪悪感の薄さなどがありますが、チャップマンはその条件にあてはまるようです。

小人に相談しホールデンとジョンレンの人格も持っていた

チャップマンは妄想癖があって、何か気に入らないことがあると、自分で作り出した「小人」に愚痴を言っていました。ジョンレノンを殺害しようと決めたときにも、小人が目の前に現れたから相談したと供述しています。

さらにチャップマンは、ジョンレノンの負けず嫌いでプライドの高い性格も、自分の人格の中にあると認識していたそうです。チャップマンには少なくとも3人の人格が入り混じっている状態だったようです。

殺害の動機もサイコパスだった

チャップマンがテレビのドキュメンタリー番組で語った言葉に「レノン殺害は自分の中の人格を見出す上で、止めることができないミッションだった」というものがあります。

これが殺害の動機だとしたらサイコパスだとしか思えないような言葉です。「わたしはまるで列車のようだった。停車することのない暴走列車のようだった。何があってもわたしを止めることはできなかった」と語ります。

洗脳されていたという説もある

チャップマンのジョンレノン殺害の理由に、一部ではジョンレノンが平和運動などのカリスマ的存在だったことと関係していると言われていました。

アメリカ政府のCIAがチャップマンを洗脳した上で殺害させたという噂もありますが、現在ではチャップマンの単独犯行だと結論付けられています。

マークチャップマンの現在が?10度目の仮釈放申請?

チャップマンはこれまで、2000年から2年毎に9回の仮釈放の申請をしていますが、全て不許可されています。そして彼は2018年にも10回目の仮釈放を申請しています。

2018年8月に10度目の仮釈放申請が不許可になった

チャップマンが2018年8月に10回目の仮釈放の申請をしましたが、やはり不許可となっています。

その理由は、チャップマンの精神や言動に反省や謝罪が見られないことと、レノンの遺族への再犯の可能性があるからだということです。

次の仮釈放申請が認められる2020年までは獄中に

チャップマンは、現在も服役中ですが、早くとも仮釈放が認められるのは2020年ということです。今後の彼の動向にも注目したいところです。

ジョンレンの妻オノヨーコは仮釈放を認めない働きをしている

チャップマンはこれまでに、10回の仮釈放を申請していますが、釈放後にジョンレノンの遺族である妻子に対して再犯の可能性があり、また妻のオノ・ヨーコも仮釈放に反対しています。

また、オノ・ヨーコは銃規制のためにジョンレノンの血まみれのメガネの写真をTwitterに掲載するなどしています。

都市伝説化?謎も多いジョンレン殺害事件について

世界中の芸能界では、マリリンモンローやエルビスプレスーなど多くの謎の死が、都市伝説化しているものも多くなっています。

ジョンレノンの事件でも、70年代にアメリカのFBIにマークされていため、殺害の裏にCIAが深く関与していているのではないかという都市伝説がありました。

マークチャップマンがジョンレノンを殺害した動機が曖昧だったため、アメリカ政府の指示ではないかと噂されました。しかし現在はこの噂は否定されています。

殺害事件の概要

当時ハワイに住んでいたチャップマンは、1980年12月8日の夜、ニューヨークのセントラルパーク西側72番通りにあるジョンレノンの自宅(ダコタ・ハウス)の前にいた彼を射殺しその場で逮捕されました。

チャックマンはアパート前の草場の中で数時間待ち、レノンが帰宅すると背後から呼びかけた直後に、拳銃を5発撃ち、頭部と胸と肩に命中しました。

ジョンレノンは、ルーズベルト病院に搬送されたが、出血多量による死亡が確認されました。

犯行後逃走せず「ライ麦畑でつかまえて」を読んでいた

ジョンレノンさんを射殺したマークチャックマンは、現場から逃走することも暴れ出すこともせず、警察官が来るまでベンチに腰掛けて、サリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」を静かに読んでいたそうです。

こうした犯行現場で冷静に対応する精神異常者のことを、「サイコパス(反社会的人格者)」と呼んでいますが、マークチャップマンは典型的なサイコパスといわれています。

事件の2カ月前の殺害の試みについてチャップマンの妻が証言

チャップマンは、事件の2ヶ月前の殺害計画の時、ハワイからニューヨークに飛び、怯えた様子でハワイに戻ってきたといいます。

チャックマンは名前を広めるために、ジョンレノンを殺害する計画があるとグロリアさんに伝えたそうです。

再びニューヨークに行くというマークを止めなかったのは、彼を信じていたからといいます。最初の殺害計画で使用する予定だった銃は「海に捨てた」と妻に嘘をついてニューヨークに渡っています。

妻グロリアの信頼に反し殺害を実行したマークチャップマン

妻のグロリアさんは、1980年12月8日、自宅で「大草原の小さな家」を見ながら夕食を食べていました。

テレビに「ジョンレノンが白人男性に銃撃を受けた」とのニュースを見た時に、犯人は自分の夫だと察したそうです。

ジョンレノンの死で後追いしたファンも現れた

ジョンレノンの悲報を聞いたファンが、少なくとも3人が後を追うようにして自殺したといわれています。

裁判でも「ライ麦畑でつかまえて」の有名な部分を発言している

マークチャップマンは「ライム気畑でつかまえて」の主人公であるホールデンの性格にかなり共感していました。ホールデンは正義の味方になりたいという願望を持つ、気難しい少年という設定でした。

そんなホールデンにチャップマンは共感したということですが、「ライム気畑でつかまえて」の中の一節を紹介します。

何かゲームをしているところを思い浮かべるんだ。
何千という子供たちがいてね、辺りには誰もいないんだ。大人は誰一人いないんだよ。その僕以外はね。そして僕はすごく急な崖の端に立っているんだ。僕がしなきゃならないことは、子供たちが崖から落ちそうになると捕まえてやることなんだ。子供ってのは走っている時には前を見たりしないから、僕がどこからか出て行って捕まえてやらなきゃならないんだ。一日中僕はそれだけをしてる。僕はライ麦畑の捕らえ人になりたいんだ。
(J・D・サリンジャー著『ライ麦畑でつかまえて』より)

(引用:NAVERまとめ)

FBIにマークされていたなど謎の残る事件となっている

ジョンレノンは、殺害される以前から銃規制など平和運動をしていましたから、FBIに目をつけられていたとも言われています。

その事がアメリカ政府の催眠によって、レノンをチャックマンに殺害させたというような噂がありましたが、現在ではチャックマンによる単独犯行と結論付けされています。

マークチャップマンは他にも狙っていた人物がいた?

チャップマンがジョンレノン以外にも、狙っていた人物がいたのかは分かっていませんが、スティーブン・キングもその一人だったかもしれません。

難を逃れたスティーブン・キング

1980年にジョンレノンを射殺した前年の1979年に、チャップマンはテレビ出演を終えて局から出てきたスティーブン・キングに、一緒に写真を摂らせてほしいとしつこくせまられたといいます。

そして出来上がったポラロイド写真にサインをしてほしいと言われ、キングは「マーク・チャップマンへ、スティーヴンキングより」と書いたそうです。

この時は翌年にこんな事件を起こす男とは思っていなかったでしょう。

ポールマッカートニーはマークチャップマンを「大バカ中最大の大バカ」

ジョンレノンが殺害された時、ポールマッカートニーは、マークチャップマンのことを「大バカ中最大の大バカ」と語っています。そして彼が政治的な動機から殺したわけではないことも非難しています。

マークチャップマンを映画化した「チャプター27」

マークチャップマンを映画化した「チャプター27」は、2007年に公開され、ジョンレノン暗殺に至るマークチャップマンの3日間を追っています。

この映画は、Debut Feature Prize賞を獲得しています。

サイコパスの診断方法とは

サイコパスの特徴には7つあると言われ・良心が欠落している・他者への共感力がない・嘘をつくことに抵抗がない・責任感がない・罪悪感を感じない・プライドが高い・雄弁で社交家である。といった事柄です。

7つ全て当てはまる人は少ないでしょうが、それらにあてはまる人が全て犯罪者だということではなく、犯罪者の中にそうしたサイコパスの割合が高いというデータがあります。

サイコパスの原因は、脳の障害などの先天的なものと、幼児期の虐待などの後天的なものなどがあります。現状としてははっきり分かっていませんが、男性に3%女性に1%の割合で該当すると言われています。

チャップマンのジョンレノン暗殺は謎のまま

この事件は、サイコパスであるチャップマンの妄想から起きたとされていますが、ジョンレノンが憎かったわけではないし、政治的な理由でもありません。

サイコパスだから仕方ないという一部の考えでは、遺族からしたら納得いかない事件ではないでしょうか。仮釈放をさせない運動をしているオノ・ヨーコの気持ちはある意味当然かもしれません。