「ハイランダー症候群」歳を取らない病気は実在する?真相は? 社会

「ハイランダー症候群」歳を取らない病気は実在する?真相は?

永遠の美、それは究極のテーマではないでしょうか。人は皆年をとり老いていきます。ところが、そんな自然の摂理に反するような病気があると言われています。それは「ハイランダー症候群」です。今回はこのハイランダー症候群についてまとめていきたいと思います。

目次

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ハイランダー症候群とは?いつまで立っても可愛い少女?

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ハイランダー症候群とは「年を取らない病気」です。老若男女誰もが年月とともに年を取り老いていくのが自然の摂理ですが、そんな常識をぶち破る病気が存在するというのです。

ネット上ではハイランダー症候群にかかった女性が紹介されていますが、どれも10歳前後のかわいい少女にしか見えません。しかし、彼女らは立派な成人女性であるというのです。

歳をとらない病気「ハイランダー症候群」

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ハイランダー症候群にかかった患者は一定の年齢になると主に見た目の成長がストップしまう病気として認識されています。日本ではハイランダー症候群患者は報告されていません。

ハイランダー症候群の原因は細胞の異常更新と言われており、遺伝子の異常ではないかとされています。しかし、実際に医師にかかっている症例は報告されておらず、医学的には認められていません。

医学的に認められていないこと、情報源が韓国のサイトであることなどから、ハイランダー症候群は嘘であり都市伝説であるともいわれています。

ハイランダー症候群には二種類あると言われている

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ハイランダー症候群には二種類あると言われています。一つ目は幼少期に成長が止まり、死ぬまで子供のままの姿で生き続けるというものです。

2つ目は大人までは普通に成長しますが、そこで成長が止まり、やはり死ぬまでそのままの姿で生き続けるというものです。

日本人にもいる?ハイランダー症候群と言われている人・キャラ

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実際にハイランダー症候群であると言われている人についてご紹介します。正式には日本人で発症例はないと言われていますが、実はハイランダー症候群ではないかと噂されている日本人も存在します。

フランスを代表する女優イザベル・アジャーニ

フランスの女優でイザベル・アジャーニさんという方がいらっしゃいます。彼女は14歳からモデル活動を行い、10台後半から女優として活動しています。

彼女の驚くべきところは、デビューから30年ほど容姿がほぼ変わっていないという点です。現在は還暦を過ぎたこともあり若干老いは感じるものの、未だ年相応とはかけ離れた若さを保っています。

フランス版京本政樹といったところでしょうか。しかし、彼女はハイランダー症候群ではないとされており、この噂は嘘であるとされています。ただかわいいを維持できているだけのようです。

日本人であり漫画家の荒木飛呂彦

ジョジョの奇妙な冒険の作者でおなじみ漫画家の荒木飛呂彦もハイランダー症候群ではないかと言われています。彼も30年以上にわたり全く容姿が変わっていません。

ジョジョの奇妙な冒険では医師の仮面により年を取らない吸血鬼となったDIOというキャラクターが登場するため、「荒木飛呂彦は医師の仮面を使っている」「波紋法をマスターしたのでは?」などと言われています。

また、彼の容姿がモナ・リザや土方歳三に似ていることから「モナ・リザのモデルは荒木飛呂彦だ」「土方歳三実は荒木飛呂彦説」などが噂されていますが、それらは当然嘘だと思われます。

85歳の少年

こちらもハイランダー症候群であると言われている方です。おじいさんとおばあさんの間で座っているかわいい孫のように見えますが、実はこの男の子85歳だというのです。

両脇にいる2人は彼の弟と妹なんだとか。こちらもネット上で画像で紹介されているだけであり、嘘である可能性が高いとされています。

かわいいと話題になっていた少女Sammyちゃん

ハイランダー症候群の患者として有名なのがこのSammyちゃんです。かわいい女の子ですが、その手には煙草が。「さすがに子供で煙草はいかがなものか」と思ってしまったのではないでしょうか?

なんとこの女の子、実年齢は22歳だというのです。煙草を吸っていても問題はないですね。かわいい彼女はハイランダー症候群で成長が止まってしまったのだとネット上では紹介されています。

ブルック・グリーンバーグ

彼女は1993年1月8日に1,800gの未熟児として誕生しますが、2013年に侠年20歳で亡くなるまでほとんど成長することはありませんでした。髪や爪は伸びるのですが、見た目はほとんど変わりません。

こちらはハイランダー症候群と違い、実際に医師に症例として認められています。しかし、原因などについては全く分かっておらず、彼女の病名は「X症候群」と名付けられています。

韓国のピーターパンと言われるシン・ヒョミュン

ハイランダー症候群の元ネタとなったのは韓国のピーターパンと言われているシン・ヒョミュンさんです。見た目は10歳程度、声変わりもしていなければ陰毛も生えていません。

しかし、彼は26才であり、立派な成人です。韓国のテレビ局が彼を「ハイランダー症候群」として紹介したため、ハイランダー症候群が知られるようになりました。

悪魔のリドルの首藤涼

悪魔のリドルというアニメに登場する首藤涼はハイランダー症候群を患っている女性という設定です。ミョウジョウ学園に通う女の子で見た目はクラスメイトと何ら変わりありません。

しかし、趣味は風呂と詰将棋であり、ときおり語尾に「~じゃろ?」とつけることからも結構な年齢であることはそれとなく匂わせていました。その正体はハイランダー症候群を患った老女でした。

映画「エスター」のエスター

ホラー映画「エスター」の主人公エスターもハイランダー症候群(作中では下垂体機能不全)を患っており、実年齢が33歳にも関わらず外見は9歳から成長が止まっています。

都市伝説?ハイランダー症候群は嘘?真相は?

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韓国テレビで紹介されて以来、様々なところでハイランダー症候群という病気が紹介されていますが、これは実際に存在する病気なのでしょうか?

ここでは、ハイランダー症候群の真相について確かめていきたいと思います。

Sammyちゃんの画像はダークウェブから流出した児童ポルノ画像だった

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先に紹介したSammyちゃんがハイランダー症候群であるという情報は嘘であると言われています。この画像はダークウェブから流出したものであり、児童ポルノ画像であるというのが真相のようです。

日本人の荒木飛呂彦も目が老けにくいだけ?

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荒木飛呂彦についてもハイランダー症候群ではないと言われています。元々荒木飛呂彦は目が更けにくいタイプの顔であり、目が若々しいことから全体的に年を取ったように感じられないというのが真相のようです。

日本人初のハイランダー症候群患者であるという噂も広がりましたが、実際それは嘘であり、イザベル・アジャーニや京本政樹のように老いを感じさせないだけであると言えます。

ちなみに荒木飛呂彦は日中の限られた時間のみ漫画を描くようにしており、早寝早起きを習慣づけているそうです。この生活リズムも老化が見られない理由の1つかもしれませんね。

原因不明!寿命がくる数日で一気に老けるとも言われている

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ハイランダー症候群は一定の年齢に達すると成長が止まり、そのままの姿で一生暮らすこととなりますが、寿命が来る数日で一気に老けると言われています。帳尻合わせということでしょうか。

これは恐らく「後天性皮膚弛緩症」を元にした嘘であると思われます。後天性皮膚弛緩症とはその名の通り突然皮膚が大きく垂れ下がってしまい、数日で数十歳も老けたようになってしまう病気です。

信憑性が低く証拠もはっきりとしたものがないので嘘の可能性が高い

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これまでご紹介した通り、ハイランダー症候群の患者は韓国テレビの例を除き全てネット上の画像がソースとなっています。また、その画像についても後続の調査により嘘であることが分かっています。

これら確証のある症例が報告されていないこと、医学的にもハイランダー症候群の存在を認めていないこと(X症候群は認められています)からハイランダー症候群は嘘である可能性が高いと言えます。

ハイランダー症候群の由来について

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ここではハイランダー症候群の由来についてご紹介します。

映画「ハイランダー」の主人公が得た力からネーミングされた

1986年公開の映画「ハイランダー 悪魔の騎士」では、主人公のコナーが瀕死の重傷を負った際、奇跡が起こり傷が完治してしまいます。

それにより、年を取らず首を刎ねられない限り死なない不死者としての力を得ました。この映画から名前を取り、「年を取らない病気」ということでハイランダー症候群が誕生したとも考えられています。

ハイランダー症候群と類似する病気

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ハイランダー症候群は「年を取らない病気」ですが、世の中にはハイランダー症候群を類似する「実年齢とのギャップ」にまつわる病気が存在します。

ここではハイランダー症候群と似たような、あるいは真逆の病気についてご紹介します。

後天性皮膚弛緩症

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これはハイランダー症候群とは逆の病気であり、皮膚が垂れ下がることにより急激に見た目が老けてしまう病気です。短期間で数十年の時を経たかのような変貌を遂げます。

しかし、あくまで皮膚が垂れ下がっているだけであり、身体的な老化が起こっているわけではありません。近年では美容手術などによる治療がなされています。なお、日本人の症例報告はありません。

しかし、かわいい女性が急激に老人のような見た目に変貌してしまったらショックで立ち直れなくなってしまいそうです。事実、かわいい女性ではショックで自殺することが度々報告されています。

成長障害(Growth Disorders)

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成長障害は子供の成長に関して汎用的に使われる言葉です。身体に限らず、心、知能が他の子どもたちとは明らかに違っている状態を指すことが多いようです。

有名な例では先ほどもご紹介したブルック・グリーンバーグのような症例が成長障害に含まれます。「成長障害」という病気が存在するわけではなく、そういった症例全般を指すものとお考え下さい。

この成長障害については日本でも多数症例が報告されています。

ネテオニー

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ネオテニーとは病気ではありません。性的に成熟した固体でありながら、生殖器が未成熟な固体のことを指す言葉です。両生類などにみられる症状であり、病気ではないので寿命などへの影響はありません。

なお、チンパンジーの幼生と人類には類似点が多いことから、「人類皆チンパンジーのネオテニーである」という説もあります。この真相を知る術はどこにもなさそうではありますが。

先天性甲状腺機能低下症

この病気は甲状腺の働きが弱いために分泌される甲状腺ホルモンが不足することにより、体の成長や知能の発達に問題が生じる疾患です。

日本では3,000人~5,000人に一人程度の割合で発症すると言われていますが、「新生児マススクリーニング」という先天性の代謝異常を発見する検査によりこの疾患を早期に発見し、治療することが可能です。

しかし、日本のような医療が整っていない国では今も先天性甲状腺機能低下症による成長障害を患っている患者がいることも事実です。

ターナー症候群

ターナー症候群とは女性にのみ発症する染色体異常で、X染色体の遺伝子が1本しかないことで成長が阻害され、思春期になっても第二次性徴が見られない等の症状が見られます。

エストロゲンの分泌量が少ないことから骨量が少なく、ターナー症候群の女性は低身長になることが多いとされます。

身長と同じ比率で同年代の女性よりも頭部も小さくなるため、全体的に小さく、幼い印象の外見をしている人も多いそうです。治療として成長ホルモンの投与が行われることもあります。

ファブリー病

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ファブリー病は遺伝的に特定の酵素が少ないと発症する病気で、グロボトリアオシルセラミドが全身の臓器や細胞に蓄積し続けることで心機能障害、脳血管障害などを引き起こします。

実際に7歳でこの病気を発症したというポーランド人の25歳の男性は、嘔吐を続けることでどんどん痩せ細っていき、現在も12歳程度の身長しかないといいます。

日本でも約7,000人に1人の割合でファブリー病の患者がいるというデータもありますが、上記の男性のような顕著な症状がないために見過ごされることも多いそうです。

小人症の女性が年齢を偽って養子縁組した事件もある

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成長ホルモン分泌不全性低身長症の22歳の女性が9歳だと年齢を偽って養子縁組を行い、養親の夫婦を殺害しようとしたという映画「エスター」のような事件も、アメリカでは起きていました。

夫婦は2010年にウクライナ出身の少女を養子縁組で迎え入れますが、身長90cmしかない彼女の行動には奇妙な点が見られたことから専門家に相談したところ、20歳を超えているとの回答を得たそうです。

年齢を大幅に偽ってやってきた得体のしれない養女。財産を狙った彼女から何度も殺されかけた夫婦は2013年に養女を置き去りにしたままカナダに移住し、育児放棄の罪に問われていました。

母親はさらに、娘から寝ている最中に刺されそうになったり、コーヒーに漂白剤を入れられたりしたとして「本当の被害者は自分たちだ」と訴えている。

(引用:ハフィントンポスト)

しかし起訴された夫婦は上のように訴えており、テレグラフ紙やDaily mailで本事件が報じられた際には「リアルエスターだ」と話題になりました。

ハイランダー症候群と真逆の病気も存在する

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ハイランダー症候群とは逆に、通常の何倍ものスピードで老化してしまう病気も存在します。これらの病気についてご紹介したいと思います。

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