怖い話「コトリバコ」とは?
ネットを中心に囁かれる有名な都市伝説「コトリバコ」という怖い話はご存知でしょうか?2000年代のはじめ頃、2chのオカルト板に書き込まれた不気味な話で、あっという間にネット上で拡散されました。
コトリバコとは、20cm四方ほどの立方体の形をした木箱で女性や子供に強く作用する恐ろしい力を秘めた呪物です。話はある地方に住む20代の女性が実家の蔵から奇妙な箱を見つけたと持ってくる所から始まります。
その女性の友人の中に神社の家系の男性がおり、その箱を見てすぐに非常に危険なものである事に気づきます。その男はすぐにその箱を祓うための儀式の様な事をし、その場をなんとか乗り切ります。
掲示板に話を書き込んだのは、その時一緒にいた男性で、事の顛末を書き込み、その後日談として、神社の家系の男からその箱が「コトリバコ」という恐ろしい呪いを秘めた呪物であると聞かされた話が続きます。
コトリバコの恐ろしい呪い方の真相、そのあまりにもおぞましい作り方、そして、どの様な歴史的な経緯でその地方でこの呪いの箱が作られる様になった真相などが詳細に語られていきます。
この怖い話の真偽の真相は不明ですが、終始ゾッとさせられる内容でまとまっており、ディティールも良く出来ていてネット上で現在でも人気のある都市伝説です。
コトリバコとは「子獲り箱」のこと
「コトリバコ」という名称は、最初に聞いてもいまいちピンとこないかも知れません。「小鳥箱」という文字が浮かぶ人も多いかも知れません。実はコトリバコとは「子獲り箱」と書きます。
この言葉の通り、コトリバコは子供を産める女性と小さな子供の命を奪う呪いを秘めています。しかもそれで死に至る様子は尋常ではなく、身体中の内蔵が徐々に千切れていき苦しみ抜いて血反吐を吐いて死に至るのです。
コトリバコの原話はどこで見れる?
コトリバコの原話は、2005年に2ちゃんねるのオカルト板に書き込まれた話です。オリジナルの書き込みはすでにdat落ちしていますが、当時の原文のままの文章があちこちにコピペされています。
そのため「コトリバコ」で検索すれば、あちこちのサイトで原話を読むことが可能です。ただし、その呪い方や作り方のパートはかなりおぞましく、読んで気分が悪くなったという話も聞くので、閲覧には注意が必要です。
コトリバコは真相は?実在するのか
簡単に紹介した様に「コトリバコ」はおぞましい内容が具体的に語られるかなり怖い話です。そして、あまりにも有名な都市伝説ですが、この箱は本当に実在するのでしょうか?コトリバコの真相に迫ります。
コトリバコは実在する?発祥の地は島根県
コトリバコとは人気のある都市伝説で、現在までに様々に興味深い考察がなされています。そんな中に、コトリバコは実在し、発祥の地は島根県の山間にある集落ではないか?との説が存在します。
その根拠となっているのは、話の中に登場するコトリバコの作り方を集落に伝えた男というのが、島根県の隠岐の島で江戸期に起きた反乱の失敗で逃れてきた男であったという事だけの様です。
これだけでは、少し島根県という根拠としては弱いかと思います。島根県であれば犬神などの憑き物筋のイメージも強い地域ですが、この点は、呪いを使役して人を殺めるというイメージを連想しなくもありません。