バッキー事件の主犯栗山龍の現在は?裁判の結果や犯行の手口まで 社会

バッキー事件の主犯栗山龍の現在は?裁判の結果や犯行の手口まで

バッキー事件はAV制作会社が起こした傷害事件です。この事件で栗山龍をはじめとする多くの人が逮捕され、中には現在でも刑務所で服役している人もいます。今回はそのバッキー事件の概要や、裁判の行方、栗山龍やその他逮捕者、また、AV業界の闇についても詳しくまとめました。

目次

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バッキー事件の概要

AV制作会社「バッキービジュアルプランニング」が起こした強姦致傷事件です。栗山龍が主犯格となり女優に暴力行為を行っていました。事件の概要を見ていきましょう。

事件発覚

この事件が発覚したのは2004年6月下旬に女性にドラッグを吸わせ池袋のマンションに無理やり連れ込み、卑猥な行為を撮影したことが始まりでした。

撮影中肛門に浣腸器具を挿入し破裂させ、女性は直腸穿孔や肛門裂傷による全治4か月の重傷を負いました。一命をとりとめましたが、治療が遅ければ死亡していた可能性もあり、被害者は後遺症を負いました。

この事件が警察に通報され、バッキービジュアルプランニングの悪行が明るみにでたのです。

余罪が発覚、しかし処分保留

WikimediaImages / Pixabay

このことがきっかけでバッキービジュアルプランニングの代表栗山龍ら8人が逮捕されました。調べによるとこのバッキービジュアルプランニングは鬼畜行為をテーマにしたAVを製作することで有名でした。

しかし、その手口は悪質で撮影の詳細は女優に知らされず、女優に薬物やお酒を飲ませ、正常な判断ができない状況で撮影をしていたそうです。

さらに、「監禁友の会」を発足し、DVD購入者を対象に撮影参加エキストラの公募も行っていたそうです。

そのような経緯で余罪が発覚しましたが、証拠不十分のため処分保留となり刑務所には行かず釈放となりました。

再逮捕へ

バッキー事件が明るみに出始めたころ、警察はバッキービジュアルプランニング壊滅に力を注ぎます。泣き寝入りしていたその他の被害者女性たちに助言し、被害届が提出されました。

そのことがきっかけで2005年3月、バッキー事件の関係者は再逮捕。栗山龍はスタッフに罪を擦り付け、容疑を否認してましたが、2007年12月19日に東京地裁から懲役18年の判決を言い渡されます。

バッキー事件に対して反省している様子は見られず、情状酌量の余地はないと判断されました。

バッキー事件で問題となったAVの具体的内容

数々の暴行や強姦行為で多くの逮捕者を出したバッキー事件。では問題となったバッキービジュアルプランニングの作品とはどのような物なのでしょう?行われた行為についてもご紹介していきます。

被害者女優は騙されていた

Anemone123 / Pixabay

先にもご紹介したとおり、バッキービジュアルプランニングのAV撮影では、被害者女優たちのうちほとんどは撮影内容を正確に知らされていませんでした。

軽い内容と説明して女優に出演契約を結ばせ、女優が辛いと言えば途中で撮影もやめるという説明もしていたんだそうです。

しかし、撮影をしてみると避妊具なしの強姦や凄まじい暴力を浴びせられ、やめてと言っても中断されることはありません。演技ではなく本当の恐怖を撮影されることとなっていました。

問題となった肛門への異物挿入

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行われた異常な行為の一つ目は、肛門・直腸への異物挿入です。バッキー事件が明るみに出たきっかけとなった女性は、肛門にバルーンを入れられて、それを膨らませられたのです。

バルーンは直腸内で破裂し、結果的に直腸穿孔や肛門裂傷という重症を負いました。これに関しては体の中で起こっていることなので、映像的効果すら薄いとんでもない暴挙と言えそうです。

水地獄での水責め

続いて、バッキー事件で問題視された作品の一つが水責めの作品・水地獄です。

プールに無理やり沈めたり、ホースで水を嘔吐するまで飲ませたりといった行為を行い女優がおぼれる様子をAVとして撮影していました。女優は窒息寸前まで追い込まれています。

人気作となっていましたが女優が大けがを負ったことにより、一作で打ち切られました。

虫責め

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水責めのほか、虫責めの作品もありました。生きている虫を使って、女性の体に這わせたり、女性の性器の中に虫を入れたりしていました。女優は虫の恐怖と虫に咬まれる痛みにさらされます。

女性の性器にゴキブリを入れ、そのまま男性器を挿入される作品もあったそうです。

強制○○漬けでのアルコールの強制

ロートなどで女優の胃に焼酎などのアルコールを流し込み酩酊する様子を収めたAVです。

作品中で女優が意識を失いスタッフが慌てふためく様子が映っていましたが、誰一人として女優を助けようとはしていません。

視聴者や警察の追及に対してバッキービジュアルプランニングは「女優は撮影後帰宅している」と回答しますが疑わしいものです。

薬物の使用

qimono / Pixabay

アルコールの他、バッキーでは「脱法ドラッグ」と呼ばれる薬物も使用していました。法律上は取り締まり対象とはなっていないものの、危険性は違法ドラッグと同様かそれ以上の薬物のことです。

脱法ドラッグを使用された女優は意識が混濁して、正常ではなくなります。脱法ドラッグをプレイの一環としてだけでなく、撮影を強制させるための道具としても使用していたのです。

住所本名個人情報完全公開

とある女性にストーカーが付きまとうようになりました。しかも一人ではなく複数人。

原因は以前出演したAVでした。そのAVの中でその女性の本名や住所が分かるものが移りこんでおり作品内で晒されていたのです。

しかもそのAVのパッケージには「見れば会える。住所本名個人情報完全公開」と書かれていたそうです。

バッキー事件の主犯 栗山龍について

バッキー事件の主犯はバッキービジュアルプランニング代表の栗山龍です。現在も刑務所の中にいます。かなりのセレブで子猫を殺すなどの趣味を持っていたことでも知られています。

ここからは、栗山龍の人物像に迫ります。

バッキービジュアルプランニング 代表取締役 栗山龍

栗山龍はAVメーカー「バッキービジュアルプランニング」の代表取締役です。逮捕当時は40歳でした。

バッキー事件で懲役18年の刑を受け、現在も刑務所に服役しています。

薬物に手を出していたなどいろいろと黒い噂が付きまとっている人物です。

自称年収50億円のAV

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栗山龍はアダルトコンテンツを扱う「ダイヤルQ2」で大成功し巨万の富を得ます。その後は、経営コンサルタントで活躍し資産を増やします。

さらに乱交サークル「バッキークラブ」、SMクラブ「クラリス」を立ち上げ、そこから発展しバッキービジュアルプランニングが設立されました。

栗山龍は自身の年収を50億と語っており、フェラーリなどの高級車を17台、アメリカンエキスプレスカードを二枚所持するなどそのセレブさは有名でした。

薬物を乱用

バッキー事件の主犯格である栗山龍は薬物にも手を染めていました。

バッキービジュアルプランニングの関連会社のホワイトデイズの携帯サイト内で「栗山セット」という商品名でAVと脱法ドラッグを販売していました。

栗山龍にとって脱法ドラッグの収益は大変大きく、経営コンサルタントの稼ぎよりも多かったそうです。

子猫を殺すことが趣味

栗山龍は子猫を殺すことを趣味にしているという噂があります。

この趣味は幼いころから続いていたようで、子猫を買ってきては溺死させたり、車で何度も轢いたりとその行為は残虐極まりないものです。

セレブな生活を送る一方で栗山龍には病んでいた一面があるようです。

自分の性欲を満たすためにバッキーを設立

猫を殺すことが趣味だったという栗山龍は、自身がSM好きで、ハードなものでも物足りなくなっていったようです。

そのため、バッキーを設立した目的は栗山龍自身の性欲を満足させることだったとも言われています。

マネーの虎に出演している社長にお金を貸すことも

栗山龍はマネーの虎に出演していた過去もあるようです。

マネーの虎とは2001年から2004年にかけて放送されていた番組で、起業家がプレゼンをして投資家たちがそれを審査、目に留まれば出資してもらえるという内容です。

これの投資家側で栗山龍が出演し、社長たちに出資もしていました。

マネーの虎のパロディ番組にも出演していた

マネーの虎のパロディ番組AVの虎にも栗山龍は出演していました。

こちらの内容は一般人が考えたAVの企画をプレゼンし、面白ければ栗山龍が出資して実際にAVを撮らせるというもの。

本家の内容をパクった作品ですがここでも羽振りのいい姿を見せました。

バッキー事件のその他の加害者・犯人

バッキー事件には株式会社バッキービジュアルプランニングのメンバーが多く関わっていました。中にはまだ刑務所にいる者もいます。そんな加害者たちについてまとめました。

濵田太平洋 (監督「ハリケーン三郎」)

濵田太平洋はハリケーン三郎という名前でAV撮影の現場責任者、監督を行っていたバッキービジュアルプランニングの社長です。事件当時26歳でした。

元プロボクサー、キックボクサーという経歴があり過去繁華街のど真ん中で露出撮影をして現行犯逮捕された経験があります。

バッキー事件がきっかけで逮捕されましたが容疑を否認。結局懲役15年が言い渡され現在も刑務所で服役中です。

中村件臣(監督「パンティー仮面」)

濵田太平洋の弟子にあたる人物でバッキー事件ではパンティー仮面という名前で男優を務めていました。

また男優活動以外にもバッキーでAV制作の監督などの活動をしていましたが、男優に暴力、監禁などを行い逮捕された前科があり、一度解雇されますが呼び戻されます。

バッキー事件では「水地獄」の撮影に参加していて、バッキー事件後に撮影されたAVで傷害・強姦致傷容疑により逮捕され懲役14年の判決を受けます。

矢野光太郎(監督「ジャニーズ光太郎」)(当時30歳)

矢野光太郎は中村件臣と同様AV男優として活動していました。その時の名前はジャニーズ光太郎。バッキービジュアルプランニングには中村の誘いを受け入社します。

矢野光太郎はバッキー事件の関係者で証拠不十分のためいったん釈放されましたが、傷害・強姦致傷罪により再逮捕され懲役14年となりました。

バッキー事件で逮捕された代表らは反省の色を見せることはありませんでしたが、矢野光太郎は検事などに対し、自身の責任だと事件の責任を認め反省する姿を見せました。

神谷聡一(男優「サモハンチンポー」)(当時36歳)

バッキー事件では撮影役やサモハンチンポーとして男優を務めていました。作品内では女優に対する罵声や恐喝が目立つ男でした。関西出身の元チンピラだと言われています。

バッキー事件で強姦致傷の疑いで逮捕。謝罪文を読み上げる一面もありましたがその態度はふてぶてしいもので見ている人から反感を買うほどでした。

懲役13年の判決を受け上告しますが棄却され、あえなく刑務所行きに。

岩崎悟(編集者「猫屋陽平」)(当時27歳)

バッキービジュアルプランニングで猫屋陽平という名前で映像編集を担当していました。早稲田大卒という高学歴な岩崎悟ですが、借金などの理由から映像編集の役職に就きます。

バッキー事件発覚後、岩崎悟が逮捕されることはありませんでしたが逮捕者たちを擁護するような発言をたびたびネット掲示板などでしていました。

現在では猫屋陽平という名は捨て、いくつかのペンネームでフリーライター・脚本家として活動しているそうです。「abcDAYs」という集団に所属しています。

板場三紀夫(カメラマン・当時38歳)

pixel2013 / Pixabay

板場三紀夫は椎葉、C-BAなどの名前でバッキービジュアルプランニングの専属カメラマンでした。

強面の顔が特徴的で、覚せい剤で逮捕歴がある人物です。バッキー事件で逮捕されますが本人は容疑を否認。しかし、被害者たちから起訴され懲役3年6か月を言い渡されました。

現在は「abcDAYs」という集団に所属し、ライターやコラムニストをやっているようです。得意分野は犯罪やドラッグ、アウトローということでした。

中原紀恵(おしおきシスターズ「きえねぇ」)

バッキービジュアルプランニングの広報担当兼女優として出演していた人物です。

出演女優のいじめ役おしおきシスターズのきえねぇとして作品に登場。バッキー事件で強姦致傷により逮捕。動機は貧しさからだと裁判中に訴えます。

「一生忘れず反省する」とかなり反省の色を見せており、懲役8年を求刑されていましたが、その様子から懲役5年が言い渡されました。

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