被差別地域出身の有名人・芸能人まとめ!同和・部落出身が多い? エンタメ

被差別地域出身の有名人・芸能人まとめ!同和・部落出身が多い?

被差別地域をご存知でしょうか。被差別地域は部落や同和地区と呼ばれ、最も低い身分とされていたエタ(穢多)やヒニン(非人)が暮らしていた集落を指します。今回は被差別地域出身という噂のある有名人や、芸能人についてまとめました。

目次

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有名人・芸能人には被差別地域出身が多い?

有名人や芸能人には被差別地域出身者が多いという噂があります。一般人でも出身者であることを隠して生活する者が多い中、有名人自ら被差別地域出身であると公表した者もいました。

被差別地域は、同和地区や部落とも呼ばれています。そこに暮らしていた人々は職業や居住地を強制されたり、婚姻も制限されました。身分が低いという理由だけで酷い扱いをされるなど、数々の差別を受けてきたのです。

そんな被差別地域は東北以下の日本中にあり、西日本を中心に散在しています。法律上は差別が撤廃されている現在、被差別地域はどんな様子なのでしょうか。

被差別地域、同和、部落とは?現在の写真

こちらは元被差別地域、岐阜県養老町の現在の写真です。被差別地域だと言われなければわからないでしょう。

被差別地域とは、その名の通り「差別を受けた地域」のことです。現在では同和地区や部落と呼ばれていますが、エタ(穢多)やヒニン(非人)と呼ばれる人々が暮らしていた地域を指しています。

エタやヒニンは一般人よりも低い身分に位置づけられ、職業や居住地を制限されていました。人がやりたがらない仕事をし、劣悪な土地で暮らすことを強制されていたのです。

彼らの仕事は牛馬の死体処理や皮革製品作り、犯罪者の逮捕や管理、処刑の手伝いなどでした。「死や血に関わると魂が穢れる」と考えられていた江戸時代においては、誰もが嫌がる仕事ばかりです。

当然一般市民達は彼らを「自分たちより格下の存在」と差別し、忌み嫌っていました。「被差別部落の解放令」が出され、全ての国民が平等とされる現代においても、彼らへの差別は消えていないのです。

そのため行政では被差別地域を「同和地区」と名づけ、その差別を「同和問題」として対策を取っています。民間では同じく「部落地域」「部落問題」と呼ぶ人もいます。

有名人、芸能人には被差別地域出身の人が多い?

現代では有名人、芸能人と言えば「成功者でお金持ちのイメージ」ですが、江戸時代から昭和初期においては「芸能は身分の低い、貧しい者がするもの」というのが定石でした。

昔は有名人、芸能人の社会的地位は低かったのです。その流れは近年まで続いてきました。

芸能事務所の経営者側に被差別地域出身が多いために、雇用される芸能人、有名人も被差別地域出身が採用されやすいという噂もあります。

被差別地域出身だと公表している芸能人・有名人は誰?

大物政治家や俳優、作家の中には、自らが被差別部落出身であることや、親族が部落と関わりがあることを公表している方もいます。

ここでは、自ら被差別部落出身であると明言している芸能人、有名人を紹介していきます。

被差別地域出身の有名人・芸能人①:野中広務

被差別地域出身の有名人、1人目は政治家の野中広務です。自由民主党所属の国会議員で、大臣や内閣官房長官、国家公安委員会委員長も務めるなど「影の総理」という異名をもつ超大物政治家でした。

野中広務は1925年に京都府南丹市で生まれました。自身で被差別部落出身であると認めており、被差別部落や在日朝鮮人に対する差別対策に尽力しました。

2001年、麻生太郎氏の「野中広務は部落出身者だから、総理大臣になんかできるわけない」という発言を耳にし、「ぜったいに許さん」と激高し麻生太郎氏に詰め寄ったというエピソードがあります。

被差別地域出身の有名人・芸能人②:三國連太郎

三國連太郎は、父方の曾祖父が被差別部落出身であったことを明かしています。と言っても、妊娠して路頭に迷っていた三國連太郎の母親を父親が妻に娶ったため、父親と三國連太郎に血に繋がりはありません。

しかし血の繋がりはなくとも父親のことを尊敬していたといい、生前は部落問題について対談やインタビューで自身の見解を示していました。

ちなみに三國連太郎の父方の曾祖父の出身は伊豆の松崎の奥。伊豆にあったとされる11の被差別部落の1つだといいます。

2013年に亡くなる間際、息子に三國連太郎は「戒名はいらない、つけないでくれ」と言い残しました。

戒名には、被差別地域の人間専用に侮辱的な文字を混ぜた「差別戒名」があるそうです。それが許せず戒名を拒否したとも言われています。

ちなみに三國連太郎の息子というと俳優の佐藤浩市が知られていますが、三國連太郎自身が義理の父親の曽祖父が被差別部落出身であったため、当然、佐藤浩市は部落とは無関係の出生です。

被差別地域出身の有名人・芸能人③:上原善広

ノンフィクション作家である上原善広は、自身が大阪府松原市南新町の被差別部落の生まれであることを公表しています。

中学時代から部落解放研究部に所属し、23歳で作家としてデビューしてからは『被差別の食卓』や『路地の子』といった差別問題を扱った著作を多数出版しています。

しかしながら、部落問題について当事者の立場からリアルな意見を言うという体で「部落では近親相姦が多い、奇形児も生まれている」等の発言をしたことで、解放同盟から批判を受けたこともあります。

また『噂の真相』にて著名人の被差別部落出身者を一覧で紹介するという記事を書き、話題集めのためにイニシャルを使って誇張した記事を書いているとの批判を集めたこともありました。

被差別地域出身の有名人・芸能人④:中上健次

和歌山県出身の小説家、中上健次は自身が被差別部落出身であることを公表していました。

芥川賞を受賞した著作の『岬』は、和歌山県新宮市にある被差別部落を舞台としており、この場所は中上健次自身の郷里でもあります。

『岬』の中で中上健次は、自分ではどうすることもできない代々の血のしがらみや、外界から隔離された部落という狭い世界についてリアルに描き出しています。

被差別地域出身の有名人・芸能人⑤:山城新伍

『仁義なき戦い』などの名作に多数出演した山城新伍は、京都市上京区で父親が開業していた病院が被差別部落の中心地にあったため、差別問題や部落問題に詳しかったといいます。

著作の『現代・河原乞食考 』では部落問題に触れており、芸能と被差別部落について自身の見解を残しています。

被差別地域出身と噂される芸能人・有名人は誰?

本人は被差別部落出身とは明言していないものの、出身地や実家の稼業などの情報から「被差別部落出身なのではないか?」と噂されている有名人も少なくありません。

ここでは、被差別部落出身と囁かれている芸能人、有名人を紹介していきます。あくまでも噂ですので、デマの可能性も十分にあることを留意してください。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人①:加藤あい

正統派美人女優として活躍し、2000年ごろにはCM女王にもなった加藤あい。

1982年、愛知県あま市甚目寺地域で生まれました。こちらは東海地方の中で養老と並ぶほど、被差別地域として有名な場所です。本人は公表していませんが、地元では被差別地域出身であることは有名だという噂です。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人②:萬田久子

萬田久子はミスユニバース出身で抜群のスタイルを活かし、現在も女優として活躍しています。

萬田久子は1958年、大阪市大正区で生まれました。実家は「肉のマンタ」という精肉業を営んでいます。

大正区は被差別部落が多いことで知られ、精肉業はエタの生業であったことから被差別部落の出身ではないかと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人③:倖田來未

ずば抜けた歌唱力と日本人離れしたスタイルの良さで大ブレイクした歌手の倖田來未。代表曲は「キューティハニー」など。

倖田來未は1982年京都市伏見区で生まれました。京都市伏見区は、被差別地域の歌で知られる「竹田の子守歌」発祥の地として知られています。そのため被差別地域出身だと噂されているのです。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人④:島田紳助

島田紳助は1956年生まれ、京都府京都市南区出身です。

この地域には屠場(牛馬などの家畜を屠殺し、食肉に加工する場所)があります。屠場は通常エタの居住地付近に作られました。そのため被差別地域出身なのではと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑤:橋下徹

橋下徹は1969年に東京都大島町で生まれました。橋下徹が10歳になったころ、大阪市東淀川区に転居します。その時抽選で決定された府営住宅に入居するのですが、そこがたまたま同和地区でした。

本人は「同和地区で育ったが被差別地域出身ではない」と発言したそうです。橋下徹の亡くなった父親が元暴力団組員で被差別地域出身だったという噂もありますが、あくまで噂で真偽のほどはわかりません。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑥:川原亜矢子

川原亜矢子は1971年生まれ、大阪府東大阪市出身です。

彼女の父親は部落解放同盟大阪府連合会の幹部です。父親が被差別地域出身ということは川原亜矢子自身も同じ部落出身だと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑦:三島由紀夫

三島由紀夫は1925年、東京都新宿区四谷に生まれました。

祖父が被差別地域である兵庫県加古川市志方出身ということで、孫である彼も部落出身者だと噂になっているようです。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑧:川端康成

日本人初のノーベル文学賞受賞者として知られる川端康成は、大阪市北区天神橋の出身です。

川端康成が亡くなった後に、彼の生涯を扱った臼井吉見の小説『事故のてんまつ』で、小説内の語り手である女性「縫子」が部落出身という設定であったことから、川端康成の部落出身説が浮上。

同作品内には川端康成が被差別部落の生まれととれる記載もあったため、川端家の遺族が裁判を起こして『事故のてんまつ』は絶版となりました。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑨:美空ひばり

美空ひばりは1937年生まれ、神奈川県横浜市磯子区出身です。両親は魚屋を営んでいましたが、被差別地域出身者だったと噂されています。

また1989年、美空ひばりの葬儀では「部落解放同盟委員長」からの花が飾られていました。この2つの点から彼女も被差別部落出身ではないかと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑩:八代亜紀

八代亜紀は1950年に熊本県八代市で生まれました。彼女の両親が在日朝鮮人で被差別地域出身だといわれているため、部落出身だと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑪:杉良太郎

杉良太郎は1944年、兵庫県神戸市長田区番町で生まれました。この地域は、西日本最大の被差別地域として知られています。そのため部落出身ではと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑫:瀬川瑛子

大御所演歌歌手である瀬川瑛子。出身地は東京都渋谷区になっているのですが、本当は神奈川県川崎市中原区出身なのではと言われています。帰化した元在日朝鮮人で被差別地域出身者だと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑬:西川きよし

漫才師として一世を風靡し、政治家転身も成功した西川きよし。出身地は高知県高知市朝倉ですが、親戚に部落解放同盟会員がいるため被差別地域出身だと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑭:宮澤喜一

第78代内閣総理大臣を務めた大物政治家の宮澤喜一。自身は東京出身ですが先祖は被差別地域出身で、福山市の金江地区に住んでいたそうです。

そう証言したのが部落解放運動家で政治家の小森龍邦のでした。加えて「宮澤喜一は私と同じ(部落出身)」と発言しているため、被差別地域出身ではないかと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑮:松嶋尚美

お笑いタレントとして現在も活躍中の松島尚美。大阪府東大阪市出身です。彼女の従兄・松嶋晃は東大阪市議会議員と同時に部落解放同盟の幹部でもあるため、被差別地域出身ではないかと噂されています。

被差別地域出身と噂される有名人・芸能人⑯:やしきたかじん

歌手でありながら司会業でも人気を博したやしきたかじん。大阪市西成区出身です。身内の話題では口が重かったという彼の父親は在日韓国人で、被差別地域出身者だったと噂されています。

漫画『じゃりン子チエ』の父親テツと作者は被差別地域出身者?

漫画『じゃりン子チエ』の舞台となっているのは、大阪市西成区萩之茶屋。現在のあいりん地区の一角です。

主人公のチエの家はホルモン焼き店を営んでおり、父親のテツはヤクザを嫌いながら、自身もゴロツキのような暮らしをしているという現在では放送禁止になるような設定がされています。

ホルモン焼きは関西の被差別部落の人のソウルフードとも呼ばれる料理であること、そしてテツの行動から呉智英は『現代漫画の全体像』で、『じゃりン子チエ』の一家は部落出身だと指摘しました。

しかし、この説について作者のはるき悦巳が自らコメントをしたことはないため、憶測の域を出ないとファンの間では考えられています。

ちなみに作者のはるき悦巳自身も西成区出身であることから、作者も被差別部落出身との噂が流れたこともありますが、これについても真偽は不明です。

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