アミニズムとアニミズムの違いは?意味や由来・具体例について

日本の風習のほとんどがアニミズム

日本人として当たり前のように係わっている風習もほとんどがアニミズム的な発想が基になっています。先祖霊が年に1回子孫の家に帰ってくるというお盆はその典型例です。

他には、その年に大歳の神が鎮座する方向にお参りに行くと幸運の力が得られるという恵方参りというものもあります。

家を建てる、車を買うといったときにお祓いを受けますが、これにもちゃんと祓戸の神という担当の神がいるのです。

アニミズムの具体例

海外にもたくさんのアニミズムの具体例があります。

アイヌのイヨマンテ(クマ送りの儀礼)

アイヌのイヨマンテ(クマ送りの儀礼)とは、子熊を山の神から預かったとして、自分たちの家で大きく成長するまで家族の一員として育てるという風習です。成長したあかつきには、皆で祝宴をして山に送り出します。

現在は野蛮な風習と風潮されたため、行われなくなりました。

先住民族イヌイットによる狩りの前の儀式

カナダ北部やアラスカ、ロシアの極東地域で生活している先住民族イヌイット・エスキモーはアニミズム的な自然崇拝の生活様式を持っています。

狩りの前には、霊に狩りのサポートをお願いするため、伝統料理をつくって儀式をするという風習があります。

中世ヨーロッパのアニミズム

中世ヨーロッパにもアニミズム的な概念が存在し、穀物や動物には霊が宿ると考えられていました。特に動物には悪霊が宿りやすいと考えられ、実際に弁護人がついた正式な動物裁判も行われました。

東部インドの特定の地域で働く木こりが信仰している木の精霊

インドでは伝統的に、自然神崇拝を基にしたヴェーダ神話が生活風習の根底にあります。木を伐採する際も、木は精霊が宿っていると考えられているため、伐採する前に木に情をかけてから伐るという風習があります。

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