無間地獄とは?どういう意味?読み方は?題材にした漫画や映画も

仏教の世界の地獄には8つあって、それを八大地獄とも十六地獄とも言われています。そして、その中でも最下位の階層であり最も恐ろしい地獄だとされているのが、無間地獄です。無間地獄は、無限に続く地獄という意味で、一瞬でも休むことのできない恐ろしい世界です。

無間地獄とはどういう意味?読み方は?

無間地獄とは、(むげんじごく)と読みます。意味は、仏教においての地獄の世界として提示されている八大地獄のうちで、最も恐ろしいとされる地獄のことです。

無間地獄は阿鼻地獄ともいい、無間という言葉は間断なくその状態が続くという意味であり、無間地獄は他の7つの地獄が生ぬるく感じるほどの責め苦を受け続けるといわれる地獄だということです。

  無間地獄とは仏教における「八大地獄」のうち最も大きく最下層の地獄

8大地獄とは、仏教での8つの地獄の階層のことです。その8つとは、等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄、無間地獄です。後者になるほど、恐ろしい地獄となります。

特に無間地獄は、地獄の中でも最下層に位置し、どんな人間が入るのかといえば父母や聖職者を殺害した極悪人だとされています。無間地獄は地下の最も深い部分にあるため、2,000年もかけて落ち続ける場所です。

十六地獄は正式には十六小地獄(じゅうろくしょうじごく)と呼ばれ、仏教に伝わる八大地獄の周囲に存在するという小規模の地獄で、生前の悪事に合致するような苦しみを受けるとされています。

 他の7つの地獄は天国とも思えるほど苦しい地獄?

無間地獄に堕ちる行いをした罪人は、死ぬと2,000年という長い間、たったひとりで泣きながら真っ逆さまに地獄へと落ちて行きます。このことを、頭下足上(ずげそくじょう)といいます。

無間地獄に堕ちるものは、孤独で真っ暗な中を、熱い熱いと叫びながら火の中へ堕ちていくといいます。無間地獄では、猛り狂った燃え上がる炎が罪人の皮に穴をあけ、肉に入り、骨の髄まで焼き尽くします。

無間地獄の苦しみの大きさは、他の地獄の全ての苦しみを足したものより、1000倍以上の苦しみだということです。つまり計り知れない苦しみを味わうのが、この無間地獄だといえます。

 無間地獄に落ちるのは五逆罪、四重罪、法謗罪を造った人?

無間地獄に堕ちる人達は、どんな罪を行ったのかというと、五逆罪や法謗罪を作った人といわれています。では五逆罪や法謗罪とはどんな罪なのかといえば、まず五逆罪とは親を殺したなどの5つの逆恩の罪です。

逆恩とは恩に逆らうといった意味になります親を殺すことは当然ですが、親を恨んだり逆らったりすることは五逆罪となり、無間地獄に堕ちるとされています。

法謗罪というのは、仏教を謗る(そしる)罪で、仏教の教えそのものを非難することによる罪だといえます。また四重罪とは、仏教における4つの罪で、殺生、偸盗(ちゅうとう)、邪淫(じゃいん)、妄語をさします。 

創価学会など宗教の引き止めの口実に使われた人も

創価学会などの宗教団体は無間地獄という言葉を使って、脱退させないようにするという噂もあります。創価学会では脱退したら、無間地獄に落ちますよと脅された人が実在します。

宗教を信じるのは個人の自由のはずですから、たとえ気持ちが変わったとはいえ、無間地獄の言葉で脅して脱退させないのはどうなのでしょう。

死後の世界など存在せず、無間地獄も存在しない

世の中には、無神論者や死後の世界を否定している人達も多くいます。そんな人にとっては死後の世界がないのですから、無間地獄も当然存在しないのと同じになります。信じるか信じないかは個人の自由なのでしょう。

無間地獄を題材にした漫画や小説、映画などの作品は?

無間地獄を題材にした漫画や小説、映画などはあるのでしょうか?調べてみましたが結構そのような漫画や映画が存在していました。

 漫画「無間地獄」新堂冬樹

新堂冬樹の原作である「無間地獄」とはどんな内容なのかを調べました。その内容は、闇金融による高利貸しが題材となっています。闇金融に手を出してしまったSはアパートの部屋から飛び降りて自殺してしまいます。

そんな闇金融の怖さを描いた漫画だといえそうですが、この「無間地獄」の作画は早川ナオヤで全5巻です。

漫画の原作・小説:「無間地獄」新堂冬樹

新堂冬樹の「無間地獄」には原作の小説があります。闇金に手を出してしまった人間は、一瞬たりとも救われることがない地獄が続いてしまうという話ですが、お金を借りる事の怖さが分かる小説だといえるでしょう。

映画①:「インファナル・アフェア」

映画「インファナル・アフェア」の原題は「無間道」で、仏教での「無間地獄」と同じ意味です。「インファナル・アフェア」は大ヒットした香港映画で、警察側とマフィアとの攻防が楽しめます。

警察側がスパイとなってマフィアに侵入し、マフィア側もスパイになって警察に入り込んで、互いのスパイを探し出すというドロドロな人間関係が面白い映画です。

「インファナル・アフェア3」の記事がありましたので紹介します。

10年も経つと記憶も曖昧で、3はその後のラウの話だけかと思ってたら、1を結構補ってて、補い過ぎて辻褄が合ってるのか疑問にもなった。
三部作同時に撮ってたと言うから話の破綻はないと思うのだけど、1に出て来なかった重要キャラがIIIではメインなので、え?となってしまう。
だけど、話の流れは男臭くてミステリ要素もあって好きだった。
マフィアの潜入と思わせといて、ヤンとの友情を見せるラストにはサブイボが出た。

あとはラウ。ラウも人間であり、自分がやった事を自分で正しいと騙してたのも限界を越え、苦しむ様がとても良かった。
善人になりない。と言うラストも心の叫びのようで胸が苦しくなった。

2でサムはヤンを信頼出来るわけないと思ってたけど、やはり心から信頼はしてなかったのだなと分かって腑に落ちた。

1と3をまとめて編集し直したらめちゃくちゃ面白いんじゃないかな?と思った。

男の友情に痺れる三部作だった。(引用:映画・COM)

映画②:無間地獄 凶悪金融道

映画、「無間地獄 凶悪金融道」は、2002年作品の竹内力さんが主演の映画で、竹内力が扮する桐生保は、闇金をシノギとしていて、10日に3割、時には9割といった法外な金利で貸し付けていました。

借りた側は、女は体で男は臓器だと脅し、狙った獲物は必ず利息を含めて回収を果たすという凄腕の男の話ですが、やはり借りる側にとっては無間地獄といえるでしょう。

 アニメ:新世界より(無限地獄の刑)

アニメ「新世界」のラストでは無間地獄の刑に処された描写がありました。そのシーンでは刑に処された苦悩によって内臓のようなものが、頭の方にせりあがって来ます。そのシーンが話題になったアニメです。

ゲームにも取り入れられている無間地獄

無間地獄は妖怪ウォッチやFateGO(FGO)といったゲームの世界にも存在しました。

 ゲーム①:妖怪ウォッチのムゲン地獄

妖怪ウォッチ「ぷにぷに」には、ムゲン地獄(無間地獄)のステージがあります。ムゲン地獄は、全8階総で無限に広がるマップで、非常に難易度の高いステージとなっていますから、ムゲン地獄と名付けたのでしょう。

 ゲーム②:FateGO(FGO)「地獄変~無間地獄~」

ゲームFateGOにぐだぐだ茶器集めクエスト「地獄変~無間地獄~」というのがあります。無間地獄では、それまでの地獄変で登場したサーヴァントが全て登場するかなり難易度の高いステージとなっています。

 スマホゲーム「無間地獄」の例としてFGOが話題に?

スマホゲームのFGO(フェイト・グランドオーダー)は、人類滅亡の未来を阻止するために過去へ戻り、歴史上の英霊をサーヴァント(召使)として戦いながら旅に出るストーリーになっている人気のゲームです。

面白過ぎてハマってしまい、高額利用する人が多いことで産経新聞に「無間地獄」という記事が出ました。

SCPにも無間地獄?SCP-444-KO「むげんじごく」とは

SCPシリーズには、仕掛けの含まれるページがあります。無間地獄もそのひとつで、タイトル通りのホラー作品となっています。

 「ねこですよろしくおねがいします」でも知られるSCPとは

SCPとはSCP財団のことで、SCP財団は自然法則に反した物品・場所・存在を扱う架空の組織名であり、同名のコミュニティサイトです。その多くはホラー小説やSFの要素を持っています。

「ねこですよろしくおねがいします」はSCPというホラー作品群で、SCP財団というホームページ上で、不特定多数のネットユーザーによって作られています。

「ねこですよろしくおねがいします」は、都市伝説創作サイトのSCP財団の日本支部で誕生した怪奇現象が元になっています。この現象が発生するのは井戸小屋ですが、ネットで語られる場合はネコを指すようです。

 SCP-444-KO「むげんじごく」とは?

SCP-444-KOは、某国の山に佇む山荘に5人の遺体である人型実体の総称だとしています。SCP-444-KO-1から5までのナンバーをそれぞれに振られています。

最初に発見されたのがSCP-444-KO-5ですが、その人を殺害したのが誰なのかを分析しなければなりません。

「あの世」を信じている人はどれくらいいるのか?

「あの世」の世界というものを信じている人は多いのでしょうか?普段はあまり話題に上らない事柄ですから、どうなのか興味があります。

あの世の世界を信じる人が多くなっている

実は日本人の7割の人は宗教を信じていないといわれています。一方では、あの世の世界を信じている人や、幽霊や霊魂の存在を信じているひとは増えているそうです

2013年の調査では、「あの世の世界」を信じると回答した人が40%いて、信じていない(30%)を上回っています。20代では信じると答えた人が45%いましたが、70歳以上では31%でした。

1958年の調査では「信じる」が20%で、「信じていない」が33%でしたから、あの世の存在を信じる人が増えています。若い人に「あの世」の世界を信じている人が多いのは不思議ですね。

地獄を信じている人はいるのか

宗教を信じている人の割合は減ってきているそうですが、地獄の世界を信じている人も減っているのでしょうか?日本では仏教系の人がおよそ46%で神道系の人が48%います。

残りの6%がキリスト教などですが、キリスト教では地下に地獄の場所があり、神を信じない人は死んだら地獄に行くといわれています。ところが仏教では地獄は自らが生み出す苦しみの世界だといいます。

はっきりとした統計はありませんが、神道系や仏教系が多い日本人は、地獄の世界を信じている人は少ないのではないでしょうか?そもそも現在の仏教は、そうした地獄や天国の存在をあまり強調していません。

無間地獄は現在本来の意味から離れているケースもある

本来の「無間地獄」の意味は、仏教で説いている八大地獄の最下位に位置し、他の7つの地獄が天国に思えるほど恐ろしい地獄です。

また、限りなく永遠に続く地獄という意味もあって、漫画やゲームにもその名前を付けることで難易度の高さや、恐ろしさを表現しています。

ゲームでの無間地獄は、難易度が高いながらも達成した時は、地獄から脱出した気分になるのではないでしょうか。