チョンガーの意味・語源は?現在は死語の差別用語になっている?

昔の韓国では、独身男性はお下げ髪にリボンを付けた髪型をしていました。語源は中国での「総角」という髪型で、韓国語でチョンガーと呼びました。独身の男性をその髪型の名前のチョンガーと呼ばれるようになり、戦後日本でも戦後から使われるようになりました。

チョンガ―とは?

昔の韓国では、未成年や独身男のことをチョンガーと呼んで、未婚者の事を軽蔑した言い方をしていました。

韓国語読みの「チョンガッ」や「チョンガク」とも表記されていて、昔の朝鮮の未婚の男性が結っていた髪型の名前だとする説があります。李氏朝鮮時代の男は結婚すると髪型を変えます。

韓国の大根の種類で、名前の由来はその形状が、独身男性の結っている髪型に似ていたからという説があります。当時の韓国の男性は、独身のままだとずっと子供の髪型のままでしたからチョンガーと言われました。

 チョンガ―は方言?独身男を意味する

チョンガーとは、韓国語で独身の男子や独り者と言う意味で、中国の「総角」という字を韓国読みにしたのがチョンガーです。総角とは髪をおさげにして、その端を丸く反らしたヘアスタイルの事を言います。

日本では太平洋戦争の引揚者が、もたらして一般的に広まっていった言葉だと言われています。

チョンガ―の語源や由来について

中国ではおさげ髪のことを「総角」といい、「総角」は韓国名でチョンガーと呼んでいました。結婚していない男性のことを韓国ではこの髪型にちなんで「チョンガー」と呼ぶようになったというのが有力な説です。

 チョンガ―の語源は朝鮮?

チョンガーの語源は、韓国や中国独特の独身男性の髪形からと言われています。韓国の男性は昔、成人して結婚するまではリボンをつけたお下げ髪でした。少し変わった風習ですが、男性でもお下げにしていました。

そして、成人しても結婚できず生活能力のない男性は、その髪型のままでしたから、いつの間にか独身男性の事を、この髪型の名前である「チョンガー」と呼ばれるようになりました。

チョンガーとはどういう髪型だったのか?

昔の韓国の独身男性は、おさげにしていました。日本人の女性のような2本ではなく1本に束ねた形のおさげだったようですが、端をまるめてリボンをつけていたそうです。

韓国の大根の名前の由来にもなっている

韓国にはチョンガッキムチと呼んだりチョンガクキムチと呼んだりするキムチがあります。その語源がチョンガーの髪型からきています。

その元になる小さめの大根の形が、昔の韓国の独身男性の髪形に似ているため、チョンガーがなまってチョンカッやチョンガクと呼ばれるようになりました。

チョンガ―は言ってはいけない差別用語?

以前から「バカチョン」が差別言葉として問題になっていました。ではチョンガーが差別言葉なのかと言えば、それは差別言葉ではありません。もともと韓国で独身男性をそのように表現していたからです。

その言葉を戦後に日本で広まり、すこし蔑むような意味で独身男性の事を「チョンガー」と呼ぶようになりました。日本の中での使用が差別言葉なのかどうかは微妙なところですが、現在はほぼ使われていません。

 韓国を差別する用語ではない

「チョンガー」は韓国でも日本でも使われていましたが、どちらも同じ国の独身男性をすこし蔑んだ言葉として使用していました。しかし、「チョンガー」という言葉そのものが韓国を差別するような言葉ではありません。

あくまでも自国の独身男性を差別したり、揶揄する言葉として使用されてきました。

 独身男性を蔑む言葉として品の良い言葉ではない

「チョンガー」が韓国を差別したことばでは決してありませんが、独身男性に対して使う「チョンガー」には独身男性を蔑むような差別言葉として、受け取られやすいようです。

ですから、現在の日本ではあまり使われていないようです。地域では使っているところもあるようですが、頻繁に使っていると、差別とみなされてパワハラやモラハラで訴えられる可能性があります。

 問題は「チョン」という言葉にある?

「チョンガー」は韓国への差別言葉ではないのですが、「チョン」という言葉を調べてみると、「頭が悪い人」「愚かな人」という意味があります。ですから、チョンという言葉自体が差別用語である可能性もあります。

「チョン」という言葉そのものが差別用語だとしたら、やはり「チョンガー」も差別用語に該当する可能性もあります。いずれにしても、あまり積極的に使わない方がいい言葉だといえそうです。

チョンガ―という言葉は死語?現在も使っている?

そもそも「チョンガー」が独身男性の事だと知っているのは、大半が50代以上の人達ではないでしょうか?ですから一般的には死語になっているといえるでしょう。

ほとんど死語と言われている

テレビやネットの世界でも、現在ではほとんど使われていない「チョンガー」という言葉ですが、50代の人が使っているか、知っていてもほとんど使っていないのが現状ではないでしょうか?

 50代くらいの人は現在も使っている人もいるよう

「チョンガー」と言う言葉自体、現在は死語となっていますが50代の人は、未だに使っている人もいるようです。「チョンガー」は独身男性を表す日本海軍の隠語であり、海上自衛隊でも使っているようです。

 地域によって使っているところもある?

チョンガーという言葉は、テレビでも使われることはほとんどありませんから、既に死語になっているのではないかと思われますが、関東の千葉や川崎ではまだ普通に使っているそうです。地域差があるのでしょう。

チョンガ―に因んだ言葉

チョンガーに似た言葉として「バカチョン」という言葉がありますが、これは差別用語として現在使われていません。以前は簡単に操作できるカメラを「バカチョンカメラ」などと言っていました。

 バカとチョンについての記事がありましたので、紹介します。

■「バカ」と「チョン」

まず「バカチョン」(ばかちょん)という言葉は「バカ」と「チョン」に分けられます。「バカ」=「馬鹿」は差別用語ではありません。
ここで「馬鹿」の語源について書いていると長くなるので省略しますが、要するに馬鹿というのは当て字で、語源はサンスクリットの moha で「愚か」を意味する言葉です。
問題は「チョン」の方です。

■「チョン」の意味

「チョン」は「朝鮮」または「朝鮮人」を意味する差別用語…という説を唱える人がいます。確かに、そのように使われる例を知っています。朝鮮高校のことを侮蔑的な意味を込めて「チョンコウ」などと言うのを聞いたことがあります。私の学生時代にはなかった言葉ですが、東京に出てきてから何度も聞きました。
実は「バカチョン」という形で「バカ」と組み合わせて使う「チョン」は、朝鮮とは無関係で、これまた「愚か」を意味する「チョン」です。
「チョン」が古くから「愚か」を意味する言葉として使われてきた証拠としては、明治3年(1870年)に発刊された「西洋道中膝栗毛」があります。「西洋道中膝栗毛」の中には「ばかだの、ちょんだの、野呂間だのと…」という表現があり、「ばか」「のろま」と並列して「ちょん」が書かれています(この話は有名で「バカチョン」に関する論考では必ず引用されます)。明治初期のこの時代に、既に「バカチョン」という言葉が確実に存在したのです。(引用:「バカチョンカメラ」は差別用語か)

 チョンガ―キムチ

チョンガーキムチという食べ物がありますが、独身男性のチョンガーと関係があるのでしょうか?そのチョンガーを語源とする大根の一種が、チョンガッ大根というものです。正式には「チョンガッキムチ」だそうです。

ですからチョンガーキムチとは、チョンガッ大根で作ったキムチという意味です。正式の名前はアルタリ大根と呼ぶそうです。アルタリ大根の形状がチョンガーの髪型に似ていることからそう呼ばれるようになりました。

チョンガーニート

チョンガーは独身男性という意味で、ニートは無職ですから、チョンガーニートとは独身男性の無職である人を現わします。チョンガーという差別的な言葉とニートと言う言葉が合わさって蔑んだ言葉に聞こえます。

チョンガ―にしている言葉?マレーシアのチョンカとは?

チョンカとはマレーシアで有名なテーブルゲームで、2人で対戦するのが基本です。相手と自分に穴が8つほどあって、相手から奪ったビー玉を穴に入れていき、最終的に多くのビー玉を得た方が勝ちです。

単純ですが頭を使いますから、やっていると楽しくなるテーブルゲームです。

 チョンカとはマレーシアの伝統的なゲーム

マレーシアの伝統的なゲームに「チョンカ」というものがあります。2人で遊ぶのが基本で、ビー玉をより多く集めた方が勝ちとなるゲームです。地域によって少しずつルールが違っています。

もともとは、ビー玉の代わりに貝殻を使って、海岸に穴を掘って遊んでいたそうです。頭を使うため頭の体操にもなって、やりだしたらハマってしまうゲームです。

 チョンカの由来はジャンクがなまった?

チョンカというボードゲームがなぜ「チョンカ」と呼ぶのでしょうか?それはボードがジャンク船を模しているため、ジャングがなまってチョンカと言われるようになったという説があります。

差別用語にはどんなものがあるのでしょうか?

人の人格や人権を損なう言葉や肉体的・精神的に侮辱を与える言葉を差別用語と言います。例えば「非人」、「賤民」、「ポリ公」、「木っ端役人」、「乞食」、「ルンペン」、「よつ」、「雲助」などがあります。

元は差別とは無関係の言葉ですが、差別的に使われていた言葉に、「部落」、「屠殺」、「鮮人」、「在日」、「支那」などがあります。また、否定的ではなくても、語感が差別的に感じるものもあります。

「未亡人」、「土人」、「板前」、「痴呆」、「初老」など、場合によっては、こんな言葉が差別用語になるのかと思う言葉もありますが、受けた当人しか分からない不快な言葉もありますから注意が必要でしょう。

日本には放送禁止用語が多数存在する

放送禁止用語は国によっても違いますが、各国の電波法やその関連法に基づいて定めるものです。例えばアメリカ人を「アメ公」と呼ぶのは当然差別ですが、日本海側を「裏日本」と呼ぶのも差別用語になるようです。

また、運転手を「運ちゃん」、警察官を「お巡り」、外国人を「外人」、と呼ぶのも差別用語になります。また看護師の事を、看護婦や看護士と表記するのは間違いやすいのですが、差別用語になることもあるようです。

日本では以前、黒人のことを、「黒んぼ」などと呼んでいましたが、「ちびくろサンボ」という絵本が差別用語だとして、1988年に岩波書店から絶版となったこともありました。

結局「チョンガー」は差別言葉ではないのか?

「チョンガー」とは朝鮮の独身男性の髪形からそう呼ばれるようになりました。ですからその言葉が韓国を差別する言葉ではありません。しかし、「チョン」は、江戸言葉で「半端物」などの意味で使われていました。

そして「チョンガー」という言葉の裏には、独身男性を軽蔑するような気持ちがあることも事実です。「チョン」はあまり良い響きの言葉ではありませんから、なるべく使わないようにしたい言葉です。

以前は日本でも使われていましたが、やはり頻繁に使われていた当時は独身男性が少なく、バカにしたような意味で使っていたようです。現在はほとんど使われていませんが、気を付けたい言葉ではないでしょうか。