アッシェンテはどういう意味?謎の流行語の元ネタについて 芸能人

アッシェンテはどういう意味?謎の流行語の元ネタについて

2014年に突如ネットで独特な顔文字と共に流行した用語「アッシェンテ」を覚えている人はいるでしょうか。何も知らない人がいきなり言われたら驚いてしまう言葉ですが、この言葉はどういう意味で何が元ネタなのでしょうか。「アッシェンテ」の意味と元ネタについて解説します。

謎の流行語アッシェンテとは?

以前よりネットの一部で流行していた言葉の一つに「アッシェンテ」という単語があります。会話で突然そのようなことを返されたら、知らない人は「えっ何!?」と思うでしょう。この謎の言葉は一体何なのでしょうか。

アッシェンテは「ノーゲームノーライフ」に登場するセリフ

「アッシェンテ」という言葉は、アニメ(原作はライトノベル)「ノーゲームノーライフ」という作品で登場するセリフです。

知名度が高い作品であることから、内容は知らなくともタイトルくらいは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?

ネットで使われる際は「( ͡° ʖ ͡° )」という顔文字と共に使われることが多いです。本格的に流行ったのは2014年の事なので、現在はそこまで使われている頻度は多くありません。

アッシェンテの意味や語源は?

「ノーゲームノーライフ」内の「アッシェンテ」の意味は「盟約に誓って」です。「盟約」というのはこの作品の世界を形作る秩序のような役割を持つ決まり事です。

詳しいことは後述しますが、ノーゲームノーライフは「ゲーム」と呼ばれる勝負をするお話です。作中ではその勝負をする前に「盟約に同意して勝負をしよう」という意味で使われます。

語源はラテン語の「同意する」という意味の「AS-+sent‐」ではないかとされています。この「盟約」は戦争を禁じるものである代わりに、その世界の住人を苦しめるキーワードとなっているのです。

アッシェンテは何語?

「アッシェンテ」そのものは作品の言葉ですが、元は英語の「assent」です。これも「同意」や「賛成」を意味する言葉になります。

上記で説明しているように、アッシェンテは「盟約に同意する」という意訳の意味を持つ言葉です。

アッシェンテはなぜ流行語となったのか?

「アッシェンテ」がどこからきた言葉なのか、どんな意味なのかはよく分かりました。

しかし、一体何がこの言葉を流行らせたのでしょうか。そこには日本にとどまらず多くの人を魅了する「ノーゲームノーライフ」の魅力がありました。

そもそも元ネタとなるノーゲームノーライフとは?

「ノーゲームノーライフ」は、イラストレーターの榎宮祐さんが書かれたライトノベルを原作とした作品です。

ゲーマーとして最強の腕を持ちながらも、極度のコミュ障を抱える義理の兄妹が「なんでもゲームで決まる異世界」に召喚されるという、異世界ものの物語となっています。

表紙や挿絵イラストも榎宮さんが手掛けています。原作は勿論、アニメや映画も非常に高い評価を得ています。

俺TUEEE作品として人気だった

ノーゲームノーライフの主人公は2人ともかなりの凄腕ゲーマーということもあってか、まさに「俺TUEEE」作品とも言えます。

ゲームのルールが少し複雑なのもあり、理解できないとご都合主義に見えてしまうところもありますが、全体的によく練られた作品として人気作となっています。

声優陣が豪華だった

ノーゲームノーライフは声優さんもかなり豪華でした。主人公の兄妹の一人、兄の空は「ソードアートオンライン」等で主人級の役を多数演じている松岡禎丞さんです。

妹の白は「あの花」のめんま等、アニメ好きなら一度はお名前を聞いたことがあるであろう茅野愛衣さん。

その他のキャラクターも、田村ゆかりさんや沢城みゆきさん、釘宮理恵さんと超人気声優陣が揃っています。このことも人気を押し上げているのでしょう。

2017年には映画化した

2014年から1クール(12話)だけ放送したノーゲームノーライフですが、2017年には映画「ノーゲームノーライフ ゼロ」が公開されました。

「ゼロ」というタイトルの通り、アニメの舞台から6000年前の時代を描いたストーリーとなっています。興行収入は7億円をこえる大ヒット映画となりました。

ノーゲームノーライフ作品自体の知名度が高いことに比例する

さて、そろそろ話を「アッシェンテ」に戻しましょう。この言葉が流行したのは、やはり「ノーゲームノーライフ」が人気作として知名度が高いことが流行の一因になっているようです。

さらに主人公の空と白がゲームを始める時に「アッシェンテ」と言うわけですから、登場頻度もかなり高いと言えます。

頻繁に登場する言葉ほど話題になるものです。作品の人気と作中の登場回数の多さが「アッシェンテ」を流行らせているのでしょう。

アッシェンテの顔文字も流行した

上記でも少し紹介しましたが、ネットで「アッシェンテ」を使う時は「( ͡° ʖ ͡° )」という顔文字も一緒によく使われます。流行語につくのですから、当然顔文字自体もはやるのは自然の流れでしょう。

ところでこの顔は何なのかというと、これは「レニースマイル」というものでネットの掲示板で生まれた顔文字です。

普段は煽り目的等で書くものなので、ノーゲームノーライフとは直接関係ありません。雰囲気が合うというだけで使われているので、混同しないように注意しましょう。

ノーゲームノーライフは海外でも大ヒットした

ノーゲームノーライフは海外でも話題になりました。英語版の他中国語版等色々な言語で翻訳されています。

英語版で発売された時にはアメリカの新聞社「ニューヨーク・タイムズ」でも、ベストセラー第一位を獲得した程です。ブラジルでは著者である榎宮さんのサイン会まで開かれました。

アッシェンテと類似したセリフ

ノーゲームノーライフからの流行語といえば「アッシェンテ」が圧倒的に有名ですが、実は似たような言葉があります。

「遺志に誓って」という意味の「アシエイト」と、「同意に誓って」という意味の「アッシエイト」です。

遺志に誓って(アシエイト)

登場人物が作中に言う口上で、「アッシェンテ」とは別に「アシエイト」という言葉を使う場面があります。

これは「遺志に誓って」という意味です。ノーゲームノーライフの世界は人間を含めて16種の種族が存在し、かつて争い合っていました。

そこで出た死者の思いを継ぐことを「アシエイト」と言います。

同意に誓って(アッシエイト)

「アッシェンテ」と「アシエイト」とさらに別の言葉として「アッシエイト」という言葉もあります。これは「同意に誓って」という意味を持ちます。

何の同意かというと、それは「種族間」の同意です。

種族間が争わず、ともに生きていくためには「同意」が必要であり、その「同意に沿う」ことが「アッシエイト」ということになります。

再び「アッシェンテ」を聞けるのか?アニメの今後について

ノーゲームノーライフと共に「アッシェンテ」が流行したのは2014年です。つまり、その当時にアニメが放送されていたわけですが、話数はたったの1クール(12話)のみでした。

ここまで人気かつ有名作品になったのですから2期を制作してもおかしくありませんし、当然ファンも2期の制作決定を待ち望んでいます。

しかし、2019年1月現在でも未だに2期制作の話題は出ていません。実は、著者である榎宮さんに重大な事情があったのです。

ストック的には問題はない様子

いつまでもアニメ化しないのは原作のストックがないからではないか…というわけではないようです。

2014年に放送されたアニメは原作の1巻~3巻、映画は6巻を元にしています。そして、2018年には10巻が発売されました。これなら2期のアニメも作れそうです。

原作のストックがないとアニメはどうなる?

アニメが原作に追いついてしまい、原作にないアニメオリジナルの話を作って原作をためていく…というのは10年以上前ではよくありました。

ですが、現在のアニメは1クール単位に短く区切られることも多いためそういった手法は使われません。ノーゲームノーライフにその可能性はほぼないとみて間違いないでしょう。

作者の体調不良により2期が難航している

実はいつまでもノーゲームノーライが2期を制作されないのは、著者である榎宮さんが体調を崩されているからです。

この作品が流行っていた2014年6月には過労によるドクターストップがかかる程で、現在もペースはかなり遅い状況です。

原作者の体調が悪ければ当然アニメ化どころの話ではなくなるため、2期の制作は難しい状況なのでしょう。

日本でも海外でも注目されているノゲノラの2期を望む声はまだ残っている

ノーゲームノーライフが流行ったのは2014年とかなり前になりつつありますが、今でも2期を待つファンはまだまだたくさんいます。

待っているのは日本だけではなく、海外のファンも同様です。今後榎宮さんの体調次第で2期の制作も可能性はあるでしょう。

ノーゲームノーライフの作者・榎宮祐

ノーゲームノーライフの内容を交えて「アッシェンテ」という言葉について紹介してきました。それにしても、この言葉を生み出した榎宮さんはどのような方なのでしょうか。

榎宮さんは国籍から言えば日系ブラジル人ですが、日本で生まれ育った方です。

高校在学中に絵を描き商業デビューを果たすほどで、鏡貴也さんのライトノベル「いつか天魔の黒うさぎ」を始め挿絵などのイラストを手掛けるようになったそうです。

現在は漫画家として活動している

榎宮さんは元々イラストレーターとして活動されていましたが、後に漫画家に転向しています。「自分だけで完結できる仕事がしたい」として、現在はあまり挿絵やコミカライズの仕事はされていません。

同じく漫画家の柊ましろさんと結婚されており、ノーゲームノーライフが流行った翌年の2015年にはお子さんが誕生されたことを発表されています。

ノーゲームノーライフを彩る「榎宮塗り」

初めてノーゲームノーライフを見た時、虹色のような鮮やかな色彩に驚いた人は多いでしょう。これが榎宮さんの画風であり魅力の一つと言えます。

この多くの色を使う独特な塗り方は「榎宮塗り」と呼ばれています。ノーゲームノーライフのアニメにも、それがしっかり再現されています。

アニメ化の際に原作の作風をしっかりと合わせることも、作品の評価を押し上げる要因の一つでしょう。ノーゲームノーライフ人気には、こうした特徴的な画風も一役買っているようです。

また「アッシェンテ」が流行る時は来る!?

ノーゲームノーライフの用語「アッシェンテ」について紹介しました。

ファンタジーな世界が舞台なので、少し中二病のような印象があるでしょうが、ネットでは「了解」のような意味で使われていることが多いようです。

最近はネットでも「アッシェンテ」は聞かれなくなっていますが、ノーゲームノーライフ自体はまだ完結していません。またいつか、この言葉がアニメをにぎわす日が来るのではないでしょうか。