総理大臣・安倍晋三の華麗なる家系とは?父や祖父は何者?二人の祖父は対照的?

第97代総理大臣・安倍晋三さん。何かと話題の多い総理大臣としても知られ、現在は様々な疑惑が持ち上がっています。一体、彼はどんな家系で育ったのでしょうか?祖父は総理大臣、父は官房長官という生粋の政治家のようです。安倍総理の華麗なる家系を調べてみました。

安倍晋三の華麗なる家系①親族は有名人だらけ

まずは下の安倍総理の家系図を見てください。赤い印がついている人物は公人とそれに近い立場の人物です。政財界の大物の名前が並んでいます。特に有名なところでは岸信介元総理と麻生太郎元総理でしょうか。それ以外にも、総理大臣が何人もいることがわかります。

安倍晋三の華麗なる家系②父と祖父は衆院議員

安倍総理の父は安倍晋太郎と言って、総理大臣になる寸前で亡くなった大物政治家です。父方の祖父も衆院議員で、親子さん三代続けて衆院議員になったことになります。安倍総理は議員になるべくしてなったということですね。

安倍家はもともと山口県の名門でした。父方の祖父は元衆院議員の安倍寛で。『アベカン』と読みます。1937年に衆院議員になり、非戦・平和主義を貫いた議員だったそうです。元総理である三木武夫とは親友だったそうです。1946年、終戦直後に心臓まひで急死しています。

安倍晋三の華麗なる家系➂父は総理大臣候補の安倍晋太郎

安倍総理の父である安倍晋太郎さんは衆院議員で自民党幹事長や官房長官を歴任し、総理大臣になる寸前で亡くなった『政界のプリンス』と呼ばれた政治家です。晋太郎氏は総理直前で亡くなったことから『悲運のプリンス』ともいわれています。

1951年、岸信介の長女と結婚

安倍晋太郎さんは実力派の政治家である岸信介元衆院議員の長女である洋子さんと結婚し、1956年からは岸信介議員の秘書になりました。岸信介議員が総理大臣に就任すると、総理秘書官に任命され議員を志すことになったようです。岸総理の反対を押し切って、選挙に出馬。

『岸に迷惑がかかるなら、妻と離縁してでも』と決断した出馬でした。1958年に第28回衆院議員選挙に旧山口1区から出馬し、自民党の公認も受けたため当選。同期には竹下登、金丸信がいます。この関係が彼の政治家人生にとって大きな意味を持つことになりました。

1963年に落選、1967年に返り咲き

岸さんは1963年に第30回衆院議員選挙で落選してしまいました。この時は政界復帰も危ぶまれましたが、第31回衆院議員選挙にて岸信介の後押しもあり、見事当選しました。この後は当選を続けて、次男である安倍晋三氏へ地盤が受け継がれていくことになります。

安倍晋三の華麗なる家系④父・晋太郎は重要な役職を歴任、急死

安倍晋太郎議員はその後、着々とキャリアを重ね1977年までに農林大臣や自民党の国会対策委員長を務めた後に福田内閣で官房長官に指名されました。1987年には自民党の幹事長に就任して、総理大臣候補として注目されました。この際に、息子の晋三を幹事長秘書にしたようです。

1991年に急死し、『悲劇のプリンス』に

1989年5月に膵臓がんが判明し、緊急入院。その後も病気を隠しつつ議員活動を続けます。1991年に死去するまでに様々な功績をあげて、総理大臣最有力候補となっていました。しかし、将来を期待された矢先の1991年5月15日に順天堂大学にて死去。67歳でした。

安倍晋三の華麗なる家系➄母方の親戚は大物政治家ばかり

安倍総理は母方の親族も大物政治家ばかりのようです。母方の祖父は岸信介元総理で、岸さんの兄は佐藤栄作元総理。さらに遠縁の親戚には吉田茂元総理や麻生太郎元総理など大物政治家ばかりです。

安倍総理の政治信条は母方の祖父寄り

安倍総理の政治信条は母方の祖父である岸信介さんの思想や信条を受け継いでいます。母方の祖父ということで幼少期からかなり可愛がられたそうです。戦争に対しての考え方や憲法についての考え方は明らかに岸信介元総理の影響を色濃く受けています。

安倍晋三の華麗なる家系⑥祖父・岸信介元総理とは?

『昭和の妖怪』と呼ばれた岸信介元総理。60年安保闘争や改憲主義など多くの話題に事欠かない岸信介総理ですが、現在の安倍晋三の政治信条とよく似ています。いまの政治の動向を知る上でも岸総理の思想や信条、功績を知ることは重要です。

兄は昭和の名総理・佐藤栄作

岸信介元総理の実の兄は佐藤栄作元総理です。ノーベル平和賞を貰うほどの昭和を代表する名総理としてしられています。国民に人気の高かった佐藤栄作元総理に対して、岸元総理はかなりの豪腕で政策を押し進めたため、国民や専門家の評価は真っ二つになるほどのさまざまな評価を受けている総理大臣として知られています。

兄弟揃って総理大臣というのは日本でもかなり稀な例です。というか、この一例しかありません。それだけでかなりの政治手腕があることがわかりますね。山口県を代表する政治家として、安倍晋三総理大臣まで強い権力基盤を気付いています。

安倍晋三の華麗なる家系➆祖父・岸信介の政治信条とは?

強引な国会運営や軍事に対して積極的な政策を推し進める安倍総理のルーツは祖父である岸信介元総理にあるようです。岸信介元総理と言えば、日本中の反対運動にも関わらず『日米安保条約』を締結させ他ことでも知られています。この条約はいまだに賛否が分かれています。

この条約により日米は対等になったと評価する声がある一方で、現在の政治の悪しき風習を作ってしまったという専門家もいます。こうした日米間の関係をより緊密に、あるいはより戦力を強固にしていく政治姿勢は近年の安倍総理と重なる部分があります。

岸信介氏はA級戦犯だった

岸信介さんは第二次世界大戦中だった1941年に東條内閣の商工大臣として入閣しています。その後、終戦までの間に紆余曲折あり、1945年の時点では政権と距離を置いていました。終戦後は、連合軍側からA級戦犯被疑者として投獄。

自殺する政治家や軍人も多い中、一貫して自身の戦争責任を否定し、日本の立て直しのために尽力することこそが責務という主張を貫きました。また東京裁判では東条内閣の倒閣に貢献した点や会戦を決めた大本営政治連絡会議に参加してないことなどを考慮し、無罪放免となりました。

安倍晋三の華麗なる家系⑧改憲派の急先鋒として活躍

一時は公選権を停止されていましたが、1950年代には政治時活動を再開し、多くの政党を作りました。そして、1955年に改憲派政党である自由民主党を結成、初代幹事長を務めました。この時から、2009年まで続く『55年体制』が始まりました。

安倍晋三の華麗なる家系➈タカ派と反戦の二人の祖父

安倍首相は二人の国会議員の祖父を持っています。父方の祖父は反戦主義を一貫して主張した安倍寛元衆院議員。母方の祖父はタカ派として知られる岸信介元総理。この二人の祖父から影響を受けていますが、より岸信介元総理の影響が大きいようです。

岸信介氏の影響

安倍首相は事あるごとに祖父である岸信介氏の名前を出します。岸信介氏は改憲を目指し活動していましたが、結局は実現できませんでした。安倍首相はその志を果たすために、批判を受けながらも改憲を進めています。祖父、父と果たせなかったことを果たそうとしているようです。

安倍晋三の華麗なる家系➉兄は大企業の社長?

安倍首相は三人兄弟で兄と弟がいます。それぞれがそれなりの立場についているようです。まずは、兄である寛信さんについて調べてみました。調べてみると、二人ともどうやらかなりの成功者のようです。

三菱商事の執行役員、子会社の社長

安倍寛信さんは成蹊大学経済学部を卒業し、三菱商事に入社。2004年には三菱商事中国支社の社長を務めていました。2012年には子会社である三菱商事パッケージングの社長に就任しています。成功してはいますが、政治とは距離を置いているようです。

安倍晋三の華麗なる家系⑪弟は国会議員の岸信夫?なぜ祖父の姓?

安倍家の三男である岸信夫さんは安倍総理の実弟です。ここで一つ気になることがあると思います。なぜ姓が違うのか?それは生後間もないころに母方の家系である岸家に養子としてもらわれているからです。彼は大学生になるまで岸家の養子とは知らなかったようです。

衆院議員として兄を支える

慶応義塾大学卒業後、2004年の参院議員選挙に山口県から出馬し当選。その後、福田、麻生内閣で政務官を務めるなどしているようです。その後、2012年に衆院議員に鞍替えし、兄である安倍晋三さんが総理になると外務副大臣に就任しています。

現在は山口県連の会長や国会対策副委員長などを務めています。政治信条は兄と似ていて、特に憲法に関する考え方は安倍総理と同じ考えを持っているようです。現在でも岸の姓を名乗っているので実の兄弟ということを知らない人も多いようです。

麻生太郎元総理も遠縁の親戚

もう一度安倍家の家系図を見てください。これを見ると安倍総理と麻生元総理は遠縁の関係になり、親戚同士ということになります。確かに、安倍さんと麻生さんはかなり密接な関係であることは有名です。いまでも総理経験者ながら入閣しているのがいい例です。

また総裁選でも安倍総理の後ろ盾になっており、いまでも副総理兼財務大臣として安倍総理を支えています。政治信条や政治思想も似ているので、いまでも仲良く会話しているシーンが多く目撃されています。

安倍首相の父や祖父からの影響

安倍首相の父である安倍晋太郎さんは義理の父である岸信介さんの影響よりも実父である安倍寛さんを尊敬していたようです。反戦派だった実父に影響を強く受け、ロシアとの関係改善などに尽力したそうです。安倍さんもこれを引き継いでロシアとの交渉を続けているそう。

安倍さんは父と母方の祖父の両方の影響を色濃く受けています。父方の祖父である安倍寛元衆院議員の事はあまり語りません。あまりにも政治信条がかけ離れているからかもしれません。様々な批判を受けても突き進むところは岸信介さんと安倍寛さんのバイタリティー受け継いでいます。