キッチンドランカーの意味は?キッチンドリンカーとの違いや原因 芸能人

キッチンドランカーの意味は?キッチンドリンカーとの違いや原因

キッチンドランカーとは、台所で(主にお酒を)飲む人という意味のキッチンドリンカーの別の言い回しのことです。この記事では男性よりも女性がなりやすいキッチンドランカーの原因と、アルコール依存症という病気の危険性・対処方法・改善方法についてまとめてあります。

目次

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キッチンドランカーとは?

よく聞かれるキッチンドランカーとはどういう意味なのかについてまとめてみました。

キッチンドランカーの意味と由来

キッチンドランカーとは、「台所で(主にお酒を)飲む人」という意味を表します。ドランカーは和製英語で酔った人という意味を持ち、ここからキッチン(台所で)ドランカー(酔った人)という言葉になったようです。

これもまた和製英語でパンチドランカーという言葉があります。パンチドランカーは、ウィキペディアによると

頭部への衝撃から生じる脳震盪を起因とする神経変性疾患及び認知症に似た症状を持つ進行性の脳障害疾患のこと。また、そのような状態にある人間を指す。

(引用:ウィキペディア)

と書かれており、ドランカーの酔った人という意味はここに由来しているようです。

また、パンチドランカーを元として、キッチンドリンカーからキッチンドランカーという言葉に変化したようです。

キッチンドランカーはキッチンドリンカーの別名

キッチンドランカーは、キッチンドリンカーの別の表現です。料理をしながらお酒を飲んでいて、アルコール依存症になる危険のあるような人の事をキッチンドリンカー(kitchen drinker)」と言います。

ドランカーもドリンカーも和製英語です。そのためどちらの方が正しいとは言えませんが、文法としては「キッチンドリンカー」の方が合っているようです。

どちらの言葉も英語圏の人たちには基本的に通じない、もしくは違う意味に取られかねない事を忘れてはいけません。また意味合いとしても決して良い意味では使われないため使用するときは注意する必要があります。

キッチンドランカーは病気?

そもそもキッチンドランカーとは病気なのでしょうか。

キッチンドランカーはアルコール依存症になった女性を指す

キッチンドランカーとは、ただ単にキッチンで飲むからキッチンドランカーというわけではないようです。

元々、キッチンで料理中に食用酒を味見しているうちに、そこでお酒を飲むことを覚えてしまい、その行為が辞められなくなってしまい、その結果アルコール依存症となってしまった女の方たちを指す言葉だそうです。

例として、お酒を飲まないではいられなくなったり、いけないと知りつつ隠れてお酒を飲んだり、料理を作ることよりも、お酒を飲むことがメインになっていたりと、お酒に依存している事が挙げられます。

アルコール依存症とは?

アルコール依存症とは、自分自身でお酒の飲み方をコントロールできなくなってしまった状態のことを指します。お酒を飲んではいけないと考えているのにも関わらず、自分の意に反して飲んでしまいます。

もともとは単なるお酒が好き程度だったけれど、気付いたら飲酒がまるで習慣と化している。そのような状態に陥ってしまっている事をアルコール依存症といいます。依存症は意思の弱さのみが原因ではなく病気なのです。

薬物やギャンブルなどといったものと同様にアルコールはとても依存性が高いものです。飲む分量や、飲む回数が増加すれば増加するほど、アルコール耐性がついてしまって、飲酒する量が増えてしまいます。

男性より女性の方がアルコール依存症になりやすい?

近年、急速に増えてきているのが女性のアルコール依存症です。飲酒を習慣的にするようになると、女性の場合は、男性よりも早くアルコール依存症になりやすいことが分かってきています。

同じ酒量であれば、平均すると、男性よりも10年から15年早く依存症になってしまうと言うお医者さんもいます。はっきりした原因は不明ですが一説には体の仕組みの違いが指摘されています。

女性の体は男性より体脂肪が多い分、アルコールが体内に浸透しにくく、その分血中のアルコールの濃度が上がりやすいのです。さらに、女性ホルモンがアルコールの分解を妨げることもあり依存症に陥りやすいのです。

男性と女性ではアルコールに対する体質が違う

アルコールが肝臓の状態を悪化させるというのは広く知られています。肝臓は、まず脂肪肝となり、次にアルコール性肝炎、さらに肝硬変という順番に序々に悪化していきます。女性は男性より早く肝硬変に至ります。

一つ目の原因は体格の差です。個人差はありますが、男性に比べて女性の方が体重が軽いので、体内の血液の量も少ないです。その為、同量のお酒を飲めば、女性の方が血中アルコール濃度は高くなってしまいます。

二つ目の原因は肝臓です。肝臓も女性の方が男性よりも小さいため、同じ量のお酒を飲んだ場合のアルコールの処理スピードは、男性に比べて劣ります。

キッチンドランカーの特徴は?どこからがキッチンドランカー?

それではただお酒が好きなだけの人とキッチンドランカーとの境界線はどこにあるのでしょうか。キッチンドランカーの特徴についてまとめました。

どこからがキッチンドランカーなのかは自己判断

アルコール依存症は、尿検査や血液検査といった検査で診断するものではありません。アルコールが排出されるのは、呼気・尿・汗です。

もしこれらからアルコールが検出されたとしてもアルコール依存の状態であるかどうかまでは判断できません。よってアルコール依存かどうかは本人の自己申告によるところが大きいのです。

そのため、もし本人が、周囲の人にお酒に溺れるような弱い人間と思われたくない、アルコール依存症だと認めたくない、といった考えの場合、実際よりも控えめに申告してしまう訳です。

特徴①毎日自然とお酒に手が伸びる

まず、毎日夕飯作りなど、何かのついでで自然とお酒に手が伸びるのは危険です。アルコールを摂取する習慣ができてしまっているからです。この習慣的にお酒を飲む状態はアルコールに対する耐性を付けます。

お酒がないと耐えられなくなってきている場合や、どんどんお酒の量が増えて来てしまっている場合アルコール依存症の可能性があります。

休肝日として、お酒を飲まない日を作り、徐々にお酒を飲まない期間を増やしていった方がよさそうです。

特徴②おかずを肴にし主食をあまり食べない

キッチンで飲んでいないからといって油断はできません。夕飯時に、おかずを肴にして、毎晩飲んでいて、主食を食べないというのは、立派にアルコール依存の飲み方に該当するというお医者さんもいます。

特徴③飲まないとイライラや不安を覚える

イライラすることがあって、それから逃れる為にお酒を飲んでいるのも危険です。特に飲まないとイライラや不安を覚えるようであればアルコール依存症になってしまう危険性があります。

お酒以外にストレスを発散する方法を見つけたり、周囲の人に相談した方がよさそうです。どうしてもお酒に頼ってしまう場合は医療機関に相談することも考慮して下さい。

キッチンドランカーの危険性について

キッチンドランカーだと、どういった危険性があるのでしょうか。アルコールによる危険性を挙げてみました。

アルコールにより妊婦は胎児に影響を与える

若い女性で特に注意が必要なことが妊娠中の飲酒です。飲酒を行うと胎児にも胎盤を通じて母体と同じ濃度のアルコールが吸収されます。それにより障害児の産まれる確率や早産の確率が高くなります。

胎児にはアルコールを処理する機能がありません。そのため、最悪の場合は、産まれてくる赤ちゃんが、精神や発育の遅れが見られる胎児性アルコール症候群と言われる症状を持っている場合もあります。

特に妊娠初期3ヶ月の時期の飲酒は奇形に、妊娠後期3ヶ月の時期の飲酒は出産後の成長に大きな影響を与えると言われています。妊娠に気付くのは妊娠後数週間~数ヶ月後です。妊娠したらお酒をやめるでは遅いのです。

酔ったことで問題行動を起こす危険がある

酔ったことで問題行動を起こす危険があります。家庭内では、子供に暴言をはいてしまったり、暴力を振るってしまったり、育児放棄を行ってしまったりと子供の健全な心身の発達が損なわれる可能性があります。

また仕事上ではトラブルや欠勤などで職場の上司や同僚に迷惑をかけたり、日常生活では飲酒運転による重大な事故の発生などに繋がる恐れもあります。

ところが本人はこのように飲酒関連での問題が起きても、周りの人や家族の注意や説得を聞き入れようとしません。これは問題があったとしても、自分に都合の良いように考えて反省しなくなるためです。

アルコールにより死に至る可能性もある

お酒は飲み方によって死に至る可能性もある事を知っておきましょう。一気飲みなどを行い短時間に血中アルコール濃度が急上昇すると急性アルコール中毒になる危険性があります。

血中のアルコールが脳に運ばれて作用することで酔います。この時の症状や、脳への影響は血中アルコール濃度によって段階的に変わります。

血中アルコール濃度が0.41~0.50%になると昏睡期と呼ばれ、麻痺が脳全体に広がっており、呼吸中枢である延髄までも危険な状態となり、死に至ります。

アルコール依存症は様々な病気を起こす原因になる

アルコール依存症となり長期に大量の飲酒を続けていると、様々な病気を起こす原因となります。特にアルコールを代謝する重要な臓器である肝臓では以下の病気が起こります。

  • アルコール性脂肪肝
  • アルコール性肝炎
  • 肝硬変
  • 肝臓がん

血液中には脂肪が貯まり、酷い場合は血液が真っ白に混濁してきます。肝臓や血液の他にも以下に記すような病気があります。

  • アルコール性高血圧
  • 痛風の原因である尿酸の上昇
  • 慢性膵炎
  • 糖尿病
  • 性機能の低下

さらにアルコールの障害を受けることで脳も萎縮します。その結果、痴呆やひどい物忘れが起こります。アルコール依存症となった場合これらが複数発症する可能性もあるのです。

なぜキッチンドランカーなどのアルコール依存症になるのか?

人は何故キッチンドランカーを始めとするアルコール依存症になるのでしょうか。アルコール依存症の定義と、アルコール依存症になっていないかの確認法を紹介します。

アルコール依存症の定義1:連続飲酒

連続飲酒とは、体に一日中アルコールが入っている状態が2日を越えて続く状態です。例えば起きてすぐ飲み始め、酔うと眠り、再び目が覚めると飲み始めるという状態を繰り返したりすることです。

アルコール依存症かどうかの判断は国によって異なりますが、アルコールに対する寛容度によって決まります。日本は判断基準が緩めです。土日の2日間はお酒を飲み続けていてもぎりぎり許容されます。

しかし、これが月曜日まで持ち越してしまうと許容範囲の逸脱となってしまうのです。このように社会的・家庭的に受け入れられないようなレベルまでお酒を飲み続けてしまうことが依存症と言われます。

アルコール依存症の定義2:アルコール離脱症状

離脱症状とは身体的な依存で、アルコールが切れる時に現れます。有名な症状としては幻覚が見える、アルコールが切れると手が震えるといったものが挙げられます。

しかし初期症状はそれほどではありません。

  • イライラしておこりっぽい
  • 睡眠中しょっちゅう目が覚める
  • 飲まないと眠れない
  • 飲んで寝ると悪夢をみる
  • 飲んだ翌朝、文字がうまく書けない
  • 暑くもないのにやたらに寝汗をかく

このような症状は依存症の初期症状と考えられます。大した問題ではないと見過ごさず、この段階で対処を行わないといけません。

アルコール依存症になっていない?チェックシートで確認できる

アルコール依存症を早期発見するためのチェックシートとして、何種類かのスクリーニングテストが使用されています。

このようなテストはアルコール依存症かどうか疑って心配している本人が回答してその結果を評価できるように作られています。ただし、あくまでもスクリーニングであり、正確な診断には専門医の診察が必要です。

現在、日本を始めとする世界では、世界保健機関(WHO)が作成しているチェックシートがよく使用されています。ご家族やご本人がアルコール依存症かどうか確かめるのに使用してみて下さい。

キッチンドランカーの原因と対応について

身近にキッチンドランカーになってしまった人が居たら、どう対応したらいいのでしょう。なってしまった原因と対応方法についてまとめました。

キッチンドランカーの原因は心?

キッチンドランカーの原因はこれまで紹介してきたように、心にあります。なにかイライラすることや不安に思うことなど悩みがあり、それらから逃げたくてお酒に頼っていることがあります。

キッチンドランカーの背景には家庭でのこと、仕事でのこと、様々な原因から生じる不満や葛藤が心にあって、助けてほしいと心がSOSを出しているサインであることを理解しましょう。

怒るのではなく話を聞いてあげる

もし家族や周囲の人がキッチンドランカーかもしれない。そう思ったら、まずは怒るのではなく話を聞いてあげるようにしましょう。しょっちゅうお酒ばかり飲んでいる、という事実を責めたり叱ったりは逆効果です。

お酒を飲んでいる本人も、お酒に頼ってばかりいてはいけないと罪悪感を覚えているからです。ここで周囲の人が怒ってしまうと余計にお酒に依存してしまう可能性があります。

まずは少しずつ断酒をしていく

まずは無理のない範囲で少しずつお酒の量を減らしたり飲む間隔を開けるようにしていきましょう。それからキッチンドランカーの方のストレスを減らしてあげることです。

これには家族の支えがとても大切になってきます。家庭内でコミュニケーションを増やしていき、お酒に逃げないように気遣いましょう。例として以下のような対応が有効です。

  • 相手の不満に耳を傾ける
  • 家族みんなで一緒に過ごす時間をなるべく多く作るようにする
  • 睡眠、食欲などといった点での相手の変調を見逃さない
  • 家族内での会話を増やす
  • アルコールへ依存することの危険性について知識を高める
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