宅間守の生い立ち、獄中結婚の妻について【附属池田小事件】 社会

宅間守の生い立ち、獄中結婚の妻について【附属池田小事件】

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社会的なエリート階級への恨み

宅間守は幼少期から高学歴・エリートに対する屈折した願望と強烈な劣等感を常に抱いて生きていました。

逮捕後、宅間守は「今までさんざん不愉快な思いをして生きてきたんや。自殺しても死にきれん。ならばいっそ、大量殺人をして死刑になりたいと思った」と語っています。

被告は2001年6月7日夜、大阪府池田市内の自宅で、これまでの経緯を振り返り、すべてを甲女の責任に転嫁して恨みを抱いた。同時に、甲女との裁判でまとまった金を手に入れようとした当ても外れ、将来の見通しが全く立たないとの絶望感にかられた。被告は『自分が死ぬくらいなら、自分が味わっている絶望的な苦しみをできるだけ多くの被害者とその家族に味わわせてやろう』という思いを抱いた。

(引用:宅間守資料)

被告はかねてから社会に適応できず、学歴コンプレックスや劣等感から社会や世間に対して根強い不信感と不平等感を抱いてきたため、他人や社会に対して責任を転嫁する性格や攻撃的な性格と相まって、その対象を社会や世間に向け、仕返しをしてやろうと考えるに至った。

(引用:宅間守資料)

大量殺人の別案

小学校を襲う事を事件前日に思いついたとされる宅間守ですが、この他にも大量殺人を行う様々な手段を考えていました。

ダンプカーで大阪・ミナミに突っ込む。拳銃で女子高を襲撃し殺人と強姦をしようと計画。さらには空港でスチュワーデスらを無差別に殺害する。など別案があったと語っています。

また、ダンプカーの計画については「(犯行)前夜に戻れるんなら、ダンプにしてるやろな。その方が、5、6人はねた段階でスリップするとは考えられんし、数もいけたと思う」と語っています。

逮捕後、宅間守の精神鑑定をした医師の見解

精神鑑定の結果、多動性障害と非社会性行為障害と診断されました。また、他人の気持ちを理解する共感能力が著しく低く、人格の面では情勢欠如に虚言・空想癖があると判断されました。

また、攻撃性・衝動性・自己中心性が非常に高く、脳の前頭葉に悪性度の低い腫瘍が発見されています。

統合失調症などの精神疾患はなく、特異な心理的発達障害を持っており、情性欠如者で、非社会性人格者。責任能力には一切の問題がないと診断され、この診断結果が裁判にて提出されました。

性格について「外の殻が非常に閉ざされている一方で、内面は非常に情緒不安定という二重構造。私の診断では初めてのケース。理性、感情、本能のそれぞれの交流がない状態」であると説明しました。さらに「精神状態が非常に未熟で、問題を解決する能力は小学3年生レベル」と話しています。

(引用:宅間守資料)

宅間守が獄中結婚した妻について

死刑判決の出た宅間守と文通を介して交流をし、獄中結婚した女性についてまとめていきます。

宅間守は当初、女性の支援や手紙に対して、頑なに心を閉ざしていましたが、文通を続ける内に少しずつ心を開いていきます。最終的には、感謝の気持ちを表すまでに至りました。

しかし事件によって犠牲になった児童や、被害者遺族に対する謝罪は最後までなかったそうです。

「自分が宅間さんをなんとかしたい」

「私は社会的にどこか問題がある男性を愛してしまうんです。私、小学生のときからいじめられていて、大人になっても疎外され続けてきました。だから、同じように社会から疎外された犯罪者に強く惹かれてしまうんです。支えてあげたいと思ってしまうんです」

(引用:ウェブリブログ)

クリスチャンで博愛主義者

女性はクリスチャンでいて、博愛主義者。さらに、死刑廃止運動を行う活動家でもあります。ちなみに、宅間守の葬儀はマスコミや費用の面も考慮し、本人は信者ではなかったが、キリスト教の施設で行われました。

宅間の遺体にすがり付いて号泣

宅間守の遺体にすがりついて号泣し、遺体の横に布団を敷いて一晩寄り添ったそうです。また、宅間守の骨を火葬場から持ち帰って海の見える自分の故郷に墓を立てると、語っていたそうです。

宅間守には子供はいなかった

生涯で5度の結婚をした宅間守ですが、子供はいないとされています。

附属池田小事件後の世間の反応

附属池田小事件後、様々な方面で大きな反響、批判がありました。そんな事件後の世間の反応、対応を紹介します。ちなみに遺族の中には宅間守の境遇や生い立ちに一定の理解を示す人もいたそうです。

現場にいた人々には未だにPTSDの人も

児童や教員、保護者の中には事件後、心的外傷後ストレストレス障害・PTSDに悩んでいる人もいます。また、「助けられた命を自分が見殺しにした」など自念の念に駆られる通称サバイバーズギルトに悩む人もいます。

事件後の学校の対応

この事件で死亡した小学2年生の生徒7名には2006年同級生と共に卒業証書が授与され小学校卒業となりました。また、この翌年にも死亡した小学1年生の生徒1名に同じく卒業証書が授与されました。

また、小学校を管理する文部科学省は被害者遺族に対して総額4億円の慰謝料や賠償金を支給しました。

社会的な学校の安全対策強化

附属池田小事件はこれまでの安全対策を大きく見直すきっかけになりました。

小学校に警察官立寄所の看板が立てられるようになり、防犯カメラを設置するようにもなりました。また、学校への部外者の立ち入りを厳しく規制、防犯ブザーを携帯する児童が増加するなど、防犯意識が高まりました。

日本の学校がこれまでの、地域に開かられた学校から安全対策重視の閉ざされた学校に方向転換するきっかけになりました。また、集団登校、下校時に、保護者の見守りが行われるようになりました。

精神障害者における報道被害

附属池田小事件で犯人の宅間守には精神病院への通院・入院歴があった事が大々的に報道されました。この事で「精神病患者は皆、危険である」という偏見が助長されるのではないかと、安易な病歴報道が批判されました。

この事で、全国精神障害者家族会連合会は1、事件の背景や病状が明らかになっていない段階で、病名や通院、入院歴をむやみに報道すべきではない。2、法的責任能力の問題を精神障害に置き換えて報道すべきではない。

3、この事件と触法精神障害者の処遇問題を安易に結び付けるべきではない。と、この3点を報道機関に対して要望しました。

『宅間守 精神鑑定書』の出版

2013年に精神科医の岡江晃により「宅間守 精神鑑定書 精神医療と刑事司法のはざまで」が出版されました。この本では精神科医の立場から見た宅間守の生い立ちのや家庭環境の問題点など詳しく書かれています。

宅間守元死刑囚と松本人志は同級生?

宅間守とダウンタウン松本人志さんは同じ学校の生徒であったと、噂されています。噂は真実なのか調べてみました。

同じ工業高校で同い年の同級生

調べてみた所、宅間守が通っていた、兵庫県立尼崎工業高校は松本人志さんと同じ学校、しかも学年も同じの同級生で、噂は真実だったようです。

この事件である意味松本人志さんも被害を受けたと言えます。そんな松本人志さんは事件後どんな発言をしたのでしょうか?

事務所はコメントを控える

松本人志さん本人や、松本人志さんの所属事務所は事件後、コメントを出していません。

統合失調症について

宅間守は罪を逃れるために統合失調症と偽っていました。「統合失調症」よく聞く言葉ですが、いったいどんな病気なのでしょうか?分かりやすくまとめました。

統合失調症には主に3つの病状があります。1陽性症状、幻聴・幻覚・妄想。2陰性症状、意欲の欠如に感情表現が乏しくなります。3認知機能障害。思考力・判断力の低下。

宅間守は3番の認知機能障害を使って、罪を逃れようとしたわけです。統合失調症と言われている著名人には、堂本剛(ジャニーズ)、岡村隆史(ナインティナイン)などがいます。

殺人鬼に見られる共通の特徴

動物虐待。実に99%のシリアルキラーが人を殺害する前に小動物を虐待・殺害していると言われています。

おねしょがなかなか治らない。おねしょは放火や動物虐待に関係性があると言われています。シリアルキラーの半分以上がかなり大きくなってもおねしょをしていたと統計があります。

親がアルコールや薬物に依存している。これには実に7割が当てはまると言われています。また、殆どが幼少期に虐待を受けていたと言います。それほどまでに生い立ちは後の人格などに多大なる影響を与えます。

シリアルキラーの多くは生まれ持ったものではなく、生い立ちによって形成されるものかも知れません。殺人を正当化する意図はありませんが、シリアルキラーもまた、被害者であると言えるのかも知れません。

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