新潟少女監禁事件・佐藤宣行と佐野房子の現在は?結婚の噂も

何故逃げ出さなかったのか?

2つ目の謎は、佐野房子ちゃんが逃げ出さなかったのはなぜか?ということです。監禁は9年2ヶ月という長い期間で、その間に何度かは逃げる隙もあったでしょう。

しかし佐野房子ちゃんは逃げ出さなかった。その理由としてあげられるのは「ストックホルム症候群」です。

ストックホルム症候群とは誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象。(引用:コトバンク)

佐野房子ちゃんは監禁されていたため、犯人の佐藤宣行を頼らなければ生きのびることはできません。そんな環境に長く置かれているうちに、佐藤宣行に対して仲間や家族のような感情を抱いてもおかしくありません。

度重なる暴言や暴力で、逃げる気力や思考力を奪われているところで、このストックホルム症候群かかってしまったのでしょう。

母親への責任は?

3つの謎は、母親は本当に佐野房子ちゃんが監禁されていることに気づいてなかったのか、ということです。監禁事件の舞台となったのは2階建ての一軒家。

1階には高齢の母親が暮らし、2階の一室で佐藤宣行と佐野房子ちゃんが生活していたのです。その状況で、母親は「女児が監禁されていることに全く気付かなかった」と証言しています。

普通の家庭ならば考えられないのですが、佐藤宣行が異様な生活を送っていたために事件は発覚しなかったのです。佐藤宣行は2階の一室に引きこもり、入浴は月1度のみ、トイレは自室でビニール袋に排泄。

食事は母親が用意していましたが、階段に置いておくといつの間にか自室に運んで食べているというシステムでした。母親ともできるだけ顔を合わせずに生活していました。

2階へ行くと佐藤宣行が激怒するため、母親は10年以上階段すら使ったことがなかったのです。その証言を裏付けるように、警察が2階の指紋を採った際、母親の指紋はひとつもありませんでした。

佐野房子ちゃんも「家に他の人(母親)が住んでるとは知らなかった」証言しています。このことからも母親は本当に佐野房子ちゃんの存在に気づいてなかったとして、責任を問われることはありませんでした。

新潟少女監禁事件のその後、佐藤宣行の現在について

佐藤宣行は現在どうしているのでしょうか。2003年から千葉刑務所で服役していたが、2017年春に刑期を終えて出所しました。現在は社会復帰をしています。

その間に佐藤宣行の母親も亡くなり、父もすでに他界していた彼には頼る家族はいません。

警察の行動に問題ありと批判

新潟少女監禁事件の内容が明るみになるにつれ、警察の行動に問題があると批判が噴出しました。まずは佐野房子ちゃん発見時の対応が問題視されたのです。

事前に佐藤宣行の強制入院を通知し、協力をお願いしていたにも関わらず、出動を渋ったこと。協力を依頼したのは一般人ではなく、医者や役所などの公的機関だったのに約束を反故にしたことも批判の的となりました。

さらにどう見ても普通ではない状態の女性(佐野房子ちゃん)が発見された際の、2度目の出動要請も断っています。そして後に発覚するのですが、佐藤宣行の母親が警察に「家庭内暴力」について相談していたのです。

佐藤宣行の暴力に悩んでいた母親に対し「それは警察がする仕事じゃない。保健所に行ってくれ」と追い返したそうです。この時にきちんと対応していれば、佐野房子ちゃんを早く救出できた可能性もあります。

この事件で、柏崎警察署の横着な仕事ぶりが次々と明らかになりました。職務怠慢だとして、世間から大バッシングを受けることになってしまいました。

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