グルーポンおせち事件の概要と真相は?スカスカおせちのその後は? 雑学・ライフスタイル

グルーポンおせち事件の概要と真相は?スカスカおせちのその後は?

お正月に食べるおせちを巡って事件が起きました。おせちの中身がサンプル画像とあまりにも違いスカスカの状態で届いたのです。そんなスカスカおせちのフィギュアまで出回りました。今回はグルーポンおせち事件の概要と現在のお店について調べてみました。

目次

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グルーポンおせち事件の概要

グルーポンおせち事件とは、バードカフェがグルーポン上で販売したおせち料理が問題となって起きた事件です。そのおせち料理がサンプルとあまりにも違い、炎上となりました。

中身のおせち料理がスカスカで届き、ネットでも画像が拡散されるなどしました。さらにはスカスカおせちのフィギュアまで販売されるなどと大きな騒ぎとなったのです。

2011年に発生したおせち半額購入

2011年に発生したこのグルーポンおせち事件とは、安価なことで予想よりも多くの購入者がでたことで、おせち料理の生産が間に合わないままサービスを提供したことで起こった事件です。

まず、おせち料理として2万千円で販売予定でしたが、半額の金額の1万5百円で販売したことで、多くの購入者がでたのです。

そして元々、100名限定で販売されていたのですが、500名の購入者となるほどの人気ぶりとなりました。

届いたおせちがあまりにもサンプルと違っていた

このおせち料理が届くと、広告写真に掲載されていたおせち料理とは似ても似つかないくらいの状態だったのです。

おせち料理の中身がスカスカの状態で入っており、少し揺らしただけで中のおせち料理がボロボロになるのではないかと不安になるくらいの量だったそうです。

さらには、おせち料理にはローストビーフや魚介類も入っています。そのため冷蔵輸送便で届かなくてはならないのですが、普通便で宅配されてきました。中の肉が腐敗していたものもあり炎上になりました。

グルーポンとは?

グルーポンとはクーポンサイトを運営しているアメリカの企業のことです。2010年6月4日にクーポッドという名前で日本へ上陸しており、10月1日にグルーポン・ジャパンと変更しております。

このグルーポン・ジャパンへと名前を変更してから3か月後の2011年1月1日に、今回のグルーポンおせち事件が起こってしまったのです。

グルーポンおせち事件だけではなく多くの問題を起こしていたことから、グルーポン・ジャパンの企業態度を疑う人も少なくはありませんでした。

クーポンサイトとは?

クーポンサイトとは、共同購入型のサービスのひとつであり、購入者がお得にできるサービスとなっています。クーポンチケットを複数の人が購入をして、人数に応じて割引率が変動するシステムです。

サイトを通してたくさんの人がお店に商品を発注すると、サイト経由で購入した商品の単価が安くなるといったサービスとなっています。団体だと入場料が安くなると同じ理屈になります。

バードカフェとは?

バードカフェとは、(株)外食文化研究所が運営している飲食店で、事件当時は湘南と横浜の2店舗で営業をしていました。

ここのバードカフェがグルーポンおせち事件のおせち料理を製造・販売している業者だったのです。そして、このバードカフェに多々の問題があったのです。

グルーポンおせち事件の時系列

グルーポンおせち事件の概要を時系列で詳しくみていきたいと思います。

2010年11月にグルーポン上でクーポン登場

2010年11月25日~27日の正午までの販売で、グルーポン上にバードカフェの「バードカフェ謹製おせち」が販売されました。

通常は2万千円の商品ですが、グルーポン上で規定の人数が共同購入することで、半額の1万5百円で購入できるということもあり、話題になっていました。

さらに、元々は100人の予定での販売でしたが、予約状況が予定よりも上回っていたため、人数を増やし500人の販売へと増やしました。

バードカフェがサンプルとして載せていたおせち

バードカフェはサンプルとして載せていたイメージ画像を見ると、中身は伝統的なおせち料理に加えて、キャビアやアワビ、フカヒレといった高級食材もありました。

さらには、ローストビーフや生ハム等といった洋風な料理も入っていました。しかし、実際の商品はあまりにも違いすぎたのです。

実際に届いたおせちがあまりにもお粗末だった

届いた商品を確認すると、中身が全然違い購入者は唖然としました。その画像がネット上で広がり騒ぎとなったのです。

購入者の声は「33品目とあったが実際には25品目ほどだった」「4人分の量には満たず、中身スカスカ」「仕切りが崩れていてぐちゃぐちゃに混ざっていた」「肉から腐敗臭がした」というものでした。

クール便ではなく普通便で腐敗臭

そして、肉からの腐敗臭がしたという原因の一つとして、本来ならば冷蔵輸送便を使用するべきところを普通便で配送されたという点があります。

肉や魚などの冷蔵保存の食材が入っていたにもかかわらず、普通便を使用したことで、中の食材が腐敗してしまったのではないかと言われています。

弁当感覚で始めたと謝罪

事件があった時に、バードカフェの責任者で運営元である(株)外食文化研究所の水口賢治社長から、直接お詫びの電話があった購入者もいたそうです。

その電話で、水口社長は「おせち料理を作るだけの力がなかった」ということを話し、謝罪されたそうです。その後、水口社長は責任を取り辞任しています。

返金とお詫びの品で誠実さは伝わった?

その後、おせち料理を購入者に対しては全額返金対策が行われました。そして、5千円相当のお詫びの品までもあったそうです。

この敏速な返金とお詫びの品があったことからも、誠実さは伝わり企業としてもブラックではなかったともいわれています。

悲惨なおせちの原因は何だったのか?

このようなお正月の楽しみであるおせち料理の事件を引き起こしてしまった原因とは一体何だったのでしょうか?

楽しく過ごすはずのお正月が一転して悲惨なお正月になってしまった理由を調べてみましょう。

グルーポンがクーポン数を増やしたから

おせちの購入者によると、販売が開始された11月25日には「限定100個」とされていたにも関わらず、翌日の26日には「限定400個」となっていたようです。そして、最終的に500個となったのです。

予想以上に注文が殺到したため、グルーポン側が急きょ販売戸数を増やしたのです。それにより、準備していた食材が足りなくなり、この「スカスカおせち」の原因となった可能性があります。

グルーポン側の二重価格商法

二重価格商法というのは、「通常○○円の商品が今なら△△円」など、1つの商品に2つの価格が表示されていることを指します。

グルーポンおせちは「通常2万千円のおせちが半額の1万5百円」として販売されていました。しかし、事件後に消費者庁から「通常価格は架空のものだった」と指摘されているのです。

おせちは季節限定のもので、そもそも通常価格は存在しません。実際に販売する価格がお得感を得られるように「通常価格」を設定したのではと言われました。

バードカフェがおせち販売のノウハウがなかった

バードカフェの経営者だった水口憲治さんは2015年8月に「やっちまった映像GP」という番組に出演しました。そこで、おせち事件を振り返り語りました。

そこでは、「おせちを作る実力がないのに受注してしまった」「お弁当と同じような感覚でスタートした」と当時の心境を明かしました。

バードカフェ側の食品偽装

2011年1月にはテレビの特集でバードカフェのおせちの中身が偽装されていたという特集が放送されました。

それによると、グルーポンでは「鹿児島県産の黒豚」と表記されていたものが、実際は「アメリカ産」であったり、「フランス産鴨のロースト」が「国産の合鴨」であったのです。

さらには、「にしんの昆布巻き」が「わかさぎの昆布巻き」、「キャビア」が「ランプフィッシュ」と産地や食材を表記されていたのとは違うもので偽装されていたことがわかりました。

バードカフェの社長水口憲治について

バードカフェを経営していた社長が水口憲治さんといいます。この水口憲治さんとは一体どのような人物だったのでしょうか?生い立ちから現在まで詳しくみていきましょう。

水口憲治の生い立ち

水口憲治さんは1968年4月30日生まれで、19歳の時に飲食店のインテリアデザイナーの姿を見て、「こうなりたい」と決意したそうです。24歳の時に有名なデザイン事務所に就職します。

最初は焼き鳥チェーンのFC加盟だったが失敗

その後26歳で退職し、独立を果たします。焼鳥チェーンのFC加盟をしましたが、失敗で、全くお客さんが来なかったそうです。

それでも、社員教育などに力を注ぎ、2年間の契約が終わったあとに、初のオリジナル店「いち稟」をオープンしました。

外食文化研究所を設立し債務を完済

その2年後には(株)外食文化研究所を設立して、順調に売り上げを伸ばすこととなりました。その後あるFCに加盟して以来、その契約料で毎月450万円の赤字を生むこととなります。

しかし、すぐにFC契約を打ち切り、多額の責務も完済することとなります。

おせち事件も誠意ある対応を見せ更に反省

2011年のスカスカおせち事件の後にも、返金や返礼品を用意したりと、誠意のある対応を見せました。しかし、まだ禊は済んでいないと、当時はさらなる反省をしていたそうです。

SURF CAPP inc.に転身

バードカフェから現在はSURF CAPP inc.に転身し、軌道に乗りましたが、2014年7月に食中毒事件を起こします。

この食中毒問題で、またもやネット上でおせち事件に続き、炎上という騒ぎに発展してしまったのです。

2018年現在も多くの店舗を経営している

現在でも多くの店舗を経営している水口さんは、SURF CAPP inc.という名義で神奈川県内で飲食店を12店舗も経営しているのです。そして、現在年商7億円、年収1,500万円なのです。

うる虎やCOLTS、いち禀、Cinnamon’s Restaurant、ハイサイうる虎、プクプク、プクプクべっ亭等といった店舗を、横浜や藤沢で店舗展開中なのです。

バードカフェのその後と現在について

今回のおせち料理が提供されたバードカフェは、事件後どのようになっていたのでしょうか?現在の様子についても詳しく調べてみました。

事件後は休業状態に

バードカフェとは、横浜と湘南藤沢に2店舗あるカフェです。鶏料理をメインに扱うアジアンスタイルのカフェでしたが、おせち事件の後にまもなく閉鎖となり、休業状態となりました。

次々と店舗を変更

しばらく、身をひそめるのかと思いきや、事件の翌月の2011年2月には、横浜のバードカフェの跡地に「THE GRANCH」というお店と、藤沢にも「フジサワキッチン」という店が入りました。

しかし、横浜の店はネット上で、名前を変えただけだと広まり炎上し、オープンはされませんでした。さらに名前を変え「OKANO HOUSE」としましたが、すぐにバレテしまいます。

再び2012年1月に「チーズ工房カマンブルー」というお店になりますが、同月末にはまた「green+」というイタリア料理店に変わりましたが、同年4月に営業停止しています。

2014年に食中毒

2014年7月には「串焼BARプクプク」で焼鳥やからあげを食べた男女6人が、カンピロバクターが原因の食中毒になってしまったのです。

そして、ネット上ではまた「おせち事件」が思い起こされることになり、またあの時の社長か!と話題になりました。

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