アイルトン・セナの死亡事故の真相は?原因や死因は?名言も紹介 エンタメ

アイルトン・セナの死亡事故の真相は?原因や死因は?名言も紹介

80年代後半から90年代前半にかけて数々の記録を打ち立て、容姿にも優れていたアイルトン・セナは音速の貴公子とよばれました。しかし1994年5月1日、突如として貴公子・セナは命を落とします。死亡事故の原因や死因、真相を調べてみました。

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アイルトン・セナの事故

1994年5月1日、イタリア・モナラーの決勝、セナは開幕から3戦連続のポールポジションから決勝をスタートし、1コーナーでも首位をキープしますが、後方での事故によりセーフティーカーが導入され、現地時間午後2時17分に再スタートが切られた後の7周目、悲劇は起こります。

直後にミハエル・シューマッハを従えて超高速・左コーナー「タンブレロ」において時速312kmで首位を走行中に、そのまま直進してコースアウトし、コース右脇のコンクリートウォールに激突し、セナが駆るマシン・FW16は大破しました。そして音速の貴公子とよばれたアイルトン・セナは帰らぬ人となりました。

アイルトン・セナのプロフィール

フルネームはアイルトン・セナ・ダ・シルバ。1960年3月21日生。1994年5月1日没。肩書は、ブラジルの元レーシング・ドライバー。F1世界選手権において、1988年・1990年・1991年と、計3度ワールドチャンピオンを獲得し、貴公子のほかにも天才と呼ばれました。

また、自身の意向により常に完全匿名で行われていたため存命当時に公にされることはありませんでしたが、チャリティに非常に熱心で、数百万ドルの私財を恵まれない子供たちに寄付していたそう。また、敬虔なカトリックの家庭で育ち、自身も聖書を携帯。神の名を口にすることも多かったんだとか。

日本人にもなじみの深かったセナ。1988年日本GPで自身初のチャンピオンを獲得した際には、レース後の会見で「スプーンカーブを走っている時、宙に浮いたような神を見た。光に包まれて、天高く上がっていってるんだ。」と発言したそうです。よほど熱心なクリスチャンだったようですね。

アイルトン・セナの事故の真相とは?

現在に到るまで事故の真相・原因は確定されておらず、短すぎるアイルトン・セナの生涯とも相まって、諸説が語られています。死後15年の後に出版された『アイルトン・セナ15年目の真実ー複合事故ー』には『セナのマシンに搭載されているはずのブラックBOXが事故後、取り外されていた。』 や

『ブラックBOXに大きな破損が無いのにメモリーチップ2個が欠落されていた。』といった記述があるそうです。つまるところ、事故原因については、いくつかの説があるが、決定的な原因は謎のままとなっています。現在、有力な事故原因は「ステアリングコラムの破損」で、これは後述します。

アイルトン・セナの事故の原因とは?1

「セーフティカーの導入に拠って再スタート後のタイヤの内圧が低くなっており、車体底面と路面との距離が接近し過ぎ、路面の大きな段差を通過する際に、路面と車体底面が接触し、車体底面での空力ダウンフォースを失い、タイヤの接地力も失い、車体は路面を滑走して直進した。」と云う説もあります。

アイルトン・セナの事故の原因とは?2

路面に落ちていたJ.J・レート車の青い破片(その破片は写真で確認できた)の上をセナ車が通過し、 セナ車の空力パーツか、または操舵系に必要な何らかのパーツへ影響を与えたと云う説。これも説としてあります。全部これら全部、という可能性もあるのでしょうか…?

事故の原因の有力説「ステアリングコラム」

移籍先の(1994年)ウイリアムズのマシンは空力性能を重視し、ステアリング・ホイールは小径の物しか装着できなかった。セナはウイリアムズ・チームの技術陣へ、ステアリング・ホイールの直径が小さい事について不満を述べ続けて居たそうです。

そしてチームは、1994年 第3戦 サンマリノGPに、ステアリング・コラムの位置を数cm下げ、応急処置として、直径の異なる小径パイプでステアリング・シャフトを繋げ、溶接した物を投入。グ・シャフトを繋げ、溶接した物を投入しました。

本来、強度上、直径22mm(以上必要であったであろう筈の)シャフトを、直径18mmの細いパイプで接合。そして決勝レース中にクラッシュしたセナのマシンから、駆け付けた医師団がステアリング・ホイールを抜き取ろうとした際に、既に折れていたシャフトごとステアリング・ホイールが抜け取れた。

果たして、タンブレロ走行中にシャフトが断裂してコースアウトしたのか、または、クラッシュ時の衝撃が原因でシャフトが断裂したのかというのがも議論の対象になっています。しかし真相がどうであれ、哀しいことにセナがもう戻ってこないことだけは確固たる事実。

詳しい死因は?

直接の死因はクラッシュの瞬間、マシンの何かのパーツが頭部を直撃し、ヘッドレストとの間でサンドイッチ状態になり頭蓋骨が強く圧迫された事した様子。つまり頭をプレス機にかけられたような状態でセナはこの時、新しい軽く柔軟なモデルのヘルメットを被っていました。

事故調査で判事が指を強く押し付けただけでヘルメットは変形したそうで、サスペンションアームがヘルメットを貫通したというのは間違いないようです。このようにヘルメットを、サスペンションアームが貫通したことが死因となったようです。

瞬間に貫通したサスペンションアームはヘルメット内で頭部をえぐるように動いたを記されています現場で処置をしたシドニー・ワトキンス博士は後日、「彼の頭部はのこぎりで切られたようであり、手の施しようがない状態だった。」と語っています。想像したくない光景ですね…。

アイルトン・セナの死因について、裁判所は認めず?

裁判所の発言です。「割れていたのは事実だ。だが、全てのデータ、全てのサーキットカメラ、後ろを走っていたミハエル・シューマッハのオンボードカメラのどれを見ても、ステアリングコラムの破損に合致するような兆候は見られない」「まずマシンがオーバーステアになった。

直進したのはセナがそれに気付いたあとだ。だが最初に起きたのはオーバーステア」「アメリカのスーパースピードウェイで見られるような現象。マシンがリアを失い、ドライバーが修正するとマシンが直進し、外側のにヒットしてしまった。そのようなことはステアリングコラムが壊れていたら起きないはずだ」

アイルトン・セナが遺した名言

『パフォーマンス、コミットメント、努力、渾身さに関しては中間なんて存在しない。やり遂げるか、やらないかのどちらかだけだ。』『もし、何かで大成功したかったら、完全に専念し、自分の限界を追求し、ベストを尽くさないといけない。』『重要なのは、勝つこと。それ以外は、全て結果でしかない。』

『あなたが誰であろうとも、どんなに地位が低かろうとも、常に全力で、渾身的に取り組み、全てに愛を込め、神への感謝の心を持てば、いつかはきっと、たどり着けるから。』『もし、死が自分をこの世から連れ去ろうとするなら、カーブの途中で力の限りに連れ去って欲しい。』

まとめ 確信できるのは死因のみ、真実は闇の中?

今回はアイルトン・セナについて紹介しました。天才ほど早くに亡くなってしまうのが悲しいものですが世の常です。現在も当時からのファンや専門家などの間では考察や議論が交わされ、真実は分からないままです。残された人間にできるのは、同じ事故の再発防止に努めるのみです。