なぜ酒井高徳はブンデスリーガ初の日本人キャプテンになれたのか?ドイツ語が関係? エンタメ

なぜ酒井高徳はブンデスリーガ初の日本人キャプテンになれたのか?ドイツ語が関係?

いよいよワールドカップの開催も近づいてきました。日本代表選手にはドイツのプロサッカーリーグ、ブンデスリーガにおいて史上初の日本人キャプテンに就任した酒井高徳選手も入りました。彼はなぜキャプテンになれたのか、その理由を探ります。

酒井高徳のプロフィール

酒井高徳(さかい ごうとく)選手は1991年3月14日生まれ、新潟県三条市出身のプロサッカー選手です。10歳からサッカーを始め、2006年にアルビレックス新潟ユースに入団、2009年にリーグ戦初出場、2012年からはドイツのブンデスリーガでプレーし、現在はハンブルガーSVでキャプテンを務めています。

ポジションはディフェンダーです。また両利きであり、キックは左右どちらの足でも自信があると語っています。それゆえに左右どちらのサイドバックでもプレーをすることができるという強みもあります。

酒井高徳はハーフ!だからドイツ語ができる?

実は酒井選手は父親が日本人で母親がドイツ人のハーフです。確かにハーフっぽい顔立ちしてますね。さらに生まれはアメリカで、2歳の時に新潟県に引っ越したそうです。しかし子供の頃はそこまでドイツ語を学ぶことはなく、ブンデスリーガへ移籍するときに母親の猛特訓を受けてドイツ語を学んだそうです。

ブンデスリーガ史上初の日本人キャプテン酒井高徳!

2016年に酒井高徳選手は、当時の監督、マルクス・ギスドル氏よりキャプテンに任命されました。これによりブンデスリーガ史上初の日本人キャプテンの誕生となります。日本人選手が多数所属し、中には日本代表に選ばれる人もいる中で日本人初となった酒井選手のキャプテン就任は話題になりました。

キャプテン就任の経緯は?

経緯は突然のことだそうで、ある時酒井選手は監督室に呼ばれます。当時は監督が代わったばかりで、先発出場できるかどうかという状況だったそうですので酒井選手は「もういらない」って言われるのかなと不安でした。監督と少し話しをした後「お前にプレッシャーをかけたい」そして「キャプテンにしようと考えている」と言われました。

最初そのように言われたときは「はぁ!?」と思ったそうです。それでも考え込まずに「やりたいです」と返しました。監督によると、酒井選手の人柄や、練習に取り組む姿勢、先頭に立つわけではないけど自分なりにチームを鼓舞しようとする姿などから酒井選手にキャプテンを任せようと考えたそうです。

酒井高徳のキャプテン就任はドイツ語が関係?

監督がキャプテンに指名した理由としては先ほど挙げたようになりますが、だとしたら過去、あるいは現在も所属している日本人選手にも当てはまるところはあると思います。しかしなぜ酒井選手が初のキャプテンとなったのでしょうか。

酒井選手がドイツ人のハーフで、ドイツ語を扱えることも関係あるかもしれません。もちろん他の選手でもドイツ語を勉強したという人はいるでしょうが、やはり母親がドイツ出身であることは大きいと思います。上記の理由に加え、コミュニケーションが取りやすいという面でも酒井選手がキャプテンに選ばれたというのもあるかもしれないですね。

酒井高徳のドイツ語の上手さはどれくらい?

酒井選手はドイツ語をどのくらい扱えるのでしょうか。ブンデスリーガへの移籍が決まり、母親に報告したところ喜ばれたのはもちろんですが同時に「だから勉強しておけばよかったのに」と怒られたそうです。移籍当初は、話していることはわかるけど伝えることができないとも語っていました。

しかし先ほど書いたように母親の猛特訓を受けて、実際キャプテンとしてコミュニケーションを取っているうちにドイツ語も上達していったと思います。本人曰く、「マスターはしていないけど、サッカー用語に関しては問題なく扱える」とのことです。instagramでも時々ドイツ語で投稿をしています。

酒井高徳について現地の反応:ドイツ語

では実際ドイツのファンの方々には酒井選手のドイツ語はしっかり伝わっているのでしょうか。彼のinstagramでの投稿に対してドイツ語でコメントをしているものも結構あります。またチームメイトから「なんでお前はそんなにドイツ語ができるんだ?」と言われたこともあるそうです。

酒井高徳について現地の反応:キャプテン

さて、酒井選手はキャプテンとしては現地ではどのように見られているのでしょうか。昨年4月16日のことですが、ブレーメン戦に敗れ、翌17日にinstagramで「ファンたちへ」と始まるドイツ語で書かれた文章を投稿しました。

それがこちらになります。ここでは「勝ち点をあげられず申し訳ない、選手のパフォーマンスが悪くチームとして機能できなかった。それでも君たちの反応は素晴らしかった。まだ5試合残してる、最後まであきらめない!」といったような内容です。

これに対してファンは「負けてもミスを認めるのは素晴らしい」、「頼もしい主将からの頼もしい言葉」、「君は最高の主将だ!」などと称賛の声が多く上がりました。酒井選手の闘志あふれる姿にドイツのファンは感動しました。負けた試合でも酒井選手の姿勢に対しては高い評価を与えることもあります。

監督交代もキャプテン続投、酒井高徳はなぜ信頼を得てるの?

酒井選手をキャプテンに指名したギスドル監督は今年1月に解任されました。その後監督に就任したのはべアント・ホラーバッハ氏でした。しかし今年3月にまた監督が解任され、新たにクリスティアン・ティッツ氏が就任しました。

2度の監督交代もキャプテン続投の酒井高徳

酒井選手がキャプテン就任後、実に2回も監督が変わりました。しかし酒井選手はキャプテンを続投したままです。なぜ酒井選手はここまで信頼を得てるのでしょうか。ホラーバッハ氏が監督に就任した当初は「全員がゼロからのスタート、キャプテンは試合前に決める」としていたため、一時は酒井選手解任の可能性も浮上しました。

しかしその後、無事キャプテン続投となりました。ホラーバッハ氏は当時、「キャプテンはお手本となる選手でなくてはならない、酒井はまさにお手本となる選手だ」と話しました。日頃の行いや練習に取り組む姿勢を評価しての決断であり、ギスドル氏が酒井選手をキャプテンに指名した時も同じような評価をしました。

酒井高徳の姿勢が信頼を勝ち取っている!

ここまで見るとわかるように、酒井選手が信頼を勝ち取っている要因は彼のサッカーに対する姿勢であると思います。「プロフェッショナルでいるためにはやる気がない、気を抜いた態度を取らずしっかりやること」と話した彼の姿勢こそが、キャプテンとしてあるべき形なのではと多くの人が思ったことでしょう。

酒井高徳は次期日本代表キャプテン候補?ドイツ語も影響?

現在サッカー日本代表のキャプテンは長谷部誠選手です。彼は2010年からなので実に8年もの間日本代表のキャプテンを務めており、年齢も今年で34歳でとなりました。ですので次の日本代表のキャプテンは誰?というのもファンの間で議論されているようです。

酒井高徳は日本代表キャプテンとなるか?

現在長谷部選手が不在の時は吉田麻也選手がキャプテンとなっており、可能性として一番高いのは吉田選手と言えそうです。ではハンブルガーでキャプテンを務めている酒井選手が日本代表キャプテンとなる可能性はあるのでしょうか。

残念ながら酒井選手は日本代表の絶対的レギュラーとまではいかないため、不適任だという意見もあります。ですがもしこの先ドイツ人の監督が就任した場合、コミュニケーションが取りやすい酒井選手ということもあるかもしれません。何よりもブンデスリーガでキャプテンを経験しているというのは大きな武器になるでしょう。

酒井高徳の理想のキャプテン像とは?

酒井選手はキャプテンに就任しながらも、チームへの接し方は今までと変わらないところが多かったそうです。なぜそうしたのかや心がけていること、理想とするキャプテン像はどのようなものなのかをここでは見ていきたいと思います。

キャプテンのお手本は長谷部誠

酒井選手はインタビューで理想のキャプテンとして思い浮かべる人を聞かれたとき、長谷部誠選手を挙げています。長谷部選手の行動や発言、チームスピリットの精神が酒井選手にとってお手本のようなキャプテンであるようです。

酒井高徳が目指すキャプテン

酒井選手はチームや選手の特徴を把握していました。どうすれば上手くチームメイトを鼓舞させられるかを知っており、キャプテン就任以前から実戦してきたのでキャプテンとなってもやることは変わりません。自分は大きいことを言うタイプではなく、みんなと一緒に向上していくことが理想のキャプテン像であるようです。

とはいえキャプテンになってから変わった部分も少しあり、試合で審判に対して食ってかかる時もあれば、わざときわどいプレーをしてチームを奮い立たせるよう意識していた面もあります。酒井選手のキャプテンのあり方はチームをどうしたら勝利に導けるか、これに尽きるのではないでしょうか。

酒井高徳はドイツ代表の選択肢もあった?

酒井高徳選手は母親がドイツ出身であると冒頭にも書きました。従ってドイツ代表選手となる資格も実はありました。年齢制限がないA代表として1試合も出場していなければ、帰化して他国の代表として出場することも可能です。現時点ではもうすでにドイツ代表となることはできませんが、過去にそのような話もありました。

2012年9月に日本代表としてA代表デビューしましたが、それ以前にA代表メンバー入りした際には試合出場させてもらえませんでした。当時酒井選手は「ドイツ代表も一つのオプション」と発言しドイツ代表入りもほのめかしましたが、その後は日本代表として戦うことを宣言しました。もしドイツ代表となっていたら…も気になりますね。

酒井高徳の兄弟もスポーツ選手?やはりドイツ語も上手い?

酒井高徳選手は4人兄弟の次男で、しかも兄弟全員スポーツ選手です。長男の酒井高喜(ごうひ)さんは柔道家で、三男の酒井宣福(のりよし)さんは大宮アルディージャでサッカー選手としてプレー、四男の酒井高聖(ごうそん)さんはドイツ4部リューネブルクSKハンザで同じくサッカー選手としてプレーしています。

兄弟もドイツ語ができるのかどうかは残念ながら有力な情報はありませんでした。しかし全員同じ母親を持つのである程度扱えるのかもしれません。また今年から四男の高聖選手が兄と同じドイツでプレーしているのでもしかしたら高徳選手と同じく母親に猛特訓を受けたのかもしれませんね。

そしてワールドカップへ!

ここまで酒井高徳選手についてまとめてきました。まもなくワールドカップが始まり、酒井選手も代表として臨みます。もしこの記事を読んでいただき、サッカー、あるいは酒井高徳選手について興味を持ったという方がいらっしゃいましたらぜひ一緒に応援しましょう!

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