
ジョンヒョンは鬱だった・・・黒い犬のタトゥーの意味とは?
2017年12月18日に韓国のグループ「SHInee」のメンバーであるジョンヒョンさんがお亡くなりになりました。実はジョンヒョンさんは鬱病だったようで、苦しみを訴えるタトゥーまで入れていました。鬱病はいつからだったのか、黒い犬のタトゥーについて調べてみました。
目次
[表示]ジョンヒョンの脇腹に刻まれた黒い犬のタトゥー
ジョンヒョンさんの脇腹には黒い犬のタトゥーが入れられていました。ここ数年、タトゥーが増えてきたとファンの間で話題になっていたようです。2017年7月のライブの時くらいからこに黒い犬のタトゥーが見られています。わざと黒い犬のタトゥーが見えるようなタンクトップを着ているようにも見えます。
黒い犬のタトゥーの意味は鬱病だった
ジョンヒョンさんの黒い犬のタトゥーは実は、鬱病を示していたとジョンヒョンさんの亡くなったあと、知られるようになりました。黒い犬は元英国首相チャーチルが自分の鬱病を「黒い犬」と呼んだことから鬱病の象徴と言われ、絵本にもなっています。
このことからジョンヒョンさんの黒い犬のタトゥーは鬱病の暗示だったといわれています。ジョンヒョンさんはこの絵本を知ってタトゥーを入れたのでしょうか。ファンからは「何も気づけなくてごめんね」と悔しさのにじむ声が多数寄せられています。
ジョンヒョンは鬱病だったのか?
実際にジョンヒョンさんは鬱病だったのでしょうか?ジョンヒョンさんの遺書がSNSを通じて公開され、それを専門家が分析しました。その結果、「典型的な鬱病症状」との結果でした。ジョンヒョンさん自身も病院にも行き、鬱病との診断をされていたようです。
ジョンヒョンの鬱病はいつから?
ジョンヒョンさんを苦しめた鬱病の原因の1つは家庭環境にあるのではないかと言われています。ジョンヒョンさんは生前「幼い時の記録を見せてと言わないでください。何も残っているものはないから。写真がないです。全部捨てた。」と話しているようにとても複雑な家庭環境だったようです。
芸能界に入ったきっかけはスカウトでしたが、デビュー前は日々かなりの練習量をこなしていたそうです。そのため、青春時代というものはなく、孤独だったそうです。このようなことからジョンヒョンさんはデビュー前から長い年月鬱病に悩まされていたと考えられます。
タトゥーに見えたものはペイントだった?
黒い犬は本物のタトゥーですが、他にもライブでは背中などに文字が多く書かれていたそうです。ただ、それはほとんどがペイントだったようです。元々体にペイントをするのが好きだったみたいですよ。しかし、2017年からは本物のタトゥーが増えてきたと話題になっていました。
数々のタトゥー・ペイントの意味
ジョンヒョンの腕にはタトゥーかペイントかはわかりませんが、「INSPIRATION」(霊感)や「NEVER・THE・LESS」(それにも関わらず)等、様々な意味が込められているものがありました。また、生前最後に入れようとしていたタトゥーは「BYE.」だったそうです。
黒い犬だけじゃない!ジョンヒョンの数多くのSOS
家族に出したSOS
ジョンヒョンさんは悩むことが多く、時には「幸せ」について悩んでいることを家族に明かしていました。真夜中に母や姉に「幸せか?」と尋ね、2人が幸せと答えると「羨ましい」と言ったそうです。「僕も幸せになりたい」とわんわん泣いたというエピソードもあります。
落書きにも書いたSOS
黒い犬のタトゥーを脇腹に刻んでいたジョンヒョンさんですが、落書きにも同じ黒い犬を描いています。本当に苦しんでいたことが痛いほど伝わってきます。助けてあげられる人がいなかったことが悔やまれます。
てんかんも起こしていた
2010年に韓国の大人気女優、シン・セギョンさんとの熱愛報道があり、ジョンヒョンさん自身もお付き合いを正式に認めていました。しかし、2011年にお互い多忙だったことが原因で破局してしまいます。この時期には明らかに精神的にダメージを受けており、ジョンヒョンさんの歌う姿は「てんかん患者のようだった」とファンは言っています。
ジョンヒョンの自死について
2017年12月18日16時42分、ジョンヒョンさんの姉が「弟が自殺を図っているようだ」と警察に通報しました。18時10分に警察が発見し、病院に運ばれましたが、同日深夜にこの世を去ってしまいました。警察は部屋のフライパンに練炭が残っていたことから自殺とみられると述べています。
ジョンヒョンが姉に送った遺書とは?
姉が警察に通報したのは、ジョンヒョンさんからショートメッセージが送られてきたためでした。そのメッセージは「これまでつらかった」「僕を見送ってほしい。僕を見送ってほしい。お疲れさまと」「最後のあいさつ」というものでした。
東京ドーム公演も決まっていた
ジョンヒョンさんが自死する3日前にはSHIneeは東京ドーム公演を2018年2月に行うことを発表していました。4年連続の東京ドームとなり、人気絶頂だったことが伺えます。しかし、それに反してジョンヒョンさんの心の闇はますます深くなっていってしまったのかもしれません。
ジョンヒョンの死去の理由は事務所にもあり?
鬱病で苦しんでいたジョンヒョンさん。しかし、ジョンヒョンさんが自死してしまったのには事務所にも原因があるのではないかと言われています。韓国ではこの10年に30人近いアーティストが自死していると報告されていて韓国の事務所の体制を疑うほどです。
日本でも広がった悲しみの声
ジョンヒョンさんの死は韓国だけでなく、日本でも悲しみの声が多く寄せられました。「信じられない」「すでに全身からSOSの信号を送っていたのに、私たちがそれに気づくことができなかった」など救えなかったことを悔やむ声も多く寄せられています。
ブルゾンちえみも別れを惜しむ
SHIneeのライブでジョンヒョンさんと共演したことのあったブルゾンちえみさん。そのブルゾンちえみさんもTwitterで「素敵な気持ちを与えてくださってありがとう」と別れを惜しんでいます。
ジョンヒョンのプロフィール
- 名前:キム・ジョンヒョン
- 生年月日:1990年4月8日
- 出身地:ソウル特別市
- 身長:173㎝
- 血液型:AB型
- 所属グループ:SHInee
- ニックネーム:ブリンブリン、恐竜、ジャモン、ジョンD
SHIneeは韓国発の5人グループ
SHIneeは2008年にデビューしたグループで2009年より日本でも活動しています。激しいダンスを披露しながらも生歌にこだわり、口パクもありません。SHIneeというのは「輝く」との意味の英語shineにeeを付けた造語です。ジョンヒョン以外にキー、オンユ、ミンホ、テミンの5人で活動しています。
SHIneeの現在
ジョンヒョンさんの死から1か月の2018年2月に予定していた日本公演は4人で公演しています。メンバーもたくさん悩んだようですが「ジョンヒョン兄さんと一緒にいるという想いで」開催しました。今後もさらなる活躍を期待したいですね!
ジョンヒョンのタトゥーの意味まとめ
27歳という若さでこの世を去ってしまったジョンヒョンさん。生前はSHIneeとして大人気だった一方、鬱病に悩まされ、鬱病を意味する「黒い犬」のタトゥーを入れるほど精神的に追い詰められました。これからもジョンヒョンさんはファンをはじめ、多くの人の心の中で生き続けるでしょう。心よりご冥福をお祈りいたします。